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結婚・結婚式の実態調査2023【結婚式版】【婚姻版】

《 TOPICS 》
  • 結婚式を行った割合は45.3%で前年とほぼ横ばい。20代で「結婚式を挙げない」「写真のみ実施」を選ぶ人が増加【図1】
  • 結婚式を挙げない理由は20代では「呼びたい人がいなかった(19.9%)」が前年比+11.2ptで大幅増加。全体では、「コロナウイルスの影響(11.7%)」が前年比-22ptで大幅減少【図2】
  • 招待人数平均は51.7人で前年比2.2人減少し、少人数開催の傾向は続く【図3】
  • 結婚式では「自分らしさを表現したい」傾向に。挙式スタイルは「人前式」が増加傾向に【図4、5】
《 調査概要 》
調査方法 インターネット調査
調査期間 2023年7月27日~8月4日
調査対象 【結婚式版】2022年7月ー2023年6月に 挙式・披露宴のいずれか、もしくはどちらも行った 20-49歳男女
【婚姻版】2022年7月ー2023年6月に結婚した 20-49歳男女
サンプル数 【結婚式版】1,010名
【婚姻版】1,083名
調査項目 【結婚式版】※一部抜粋
・あなたが結婚式をすると決めた理由、最も重視したことは何か
・結婚式を実施した会場を選んだ決め手は何か
・結婚式場探しをする際に利用した情報源
・あなたが実施した挙式形式は何か、その理由
・あなたは何月に結婚式に挙げたか
・披露宴またはウエディングパーティの招待客人数、1人あたりの料理費用
・挙式・披露宴、ウエディングパーティの最終的な総額費用
・結婚式を実施するにあたり、親からの金銭面の援助を受けたか
・前撮り・後撮りの実施状況

【婚姻版】※一部抜粋
・プロポーズはあったか。またその際にもらった、贈ったものはあるか
・あなたは、どのような結婚式をしたいと思うか
・あなたの結婚式で重視したいことは何か
・フォトウエディングを実施・検討している場所
・フォトウエディングの費用について
・あなたが考えているフォトウエディングについて最も当てはまるもの
・フォトウエディングで、撮影以外に食事をしたか
・あなたは婚姻(入籍)当初、結婚式をする予定はあったか
・結婚式を実施しなかった・しない理由

2022年7月から2023年6月までに結婚した20~49歳男女のうち「結婚式を行った」割合は45.3%で前年比0.7pt減とほぼ横ばいだった。

年代別でみると、20代で前年に比べ増加幅が大きかったのは「結婚式を挙げていない・挙げる予定はない」で16.4%(22年比+4.5pt)、次いで「写真のみ(フォトウエディング)実施済み」が13.6%(22年比+3.8pt)となった。【図1】

結婚式を挙げない理由を聞いたところ、「他のことにお金をかけたかった(40.6%)」が前年に続き最も多かった。前年2番目に多かった「新型コロナウイルスの影響(11.7%)」については、前年比-22.3ptと大幅に減少し、結婚式の開催有無にコロナ禍が与える影響は少なくなったことがわかる。

また、年代別では、20代で「呼びたい人がいなかった(19.9%、22年比+11.2pt)」が前年に比べ増加幅が最も大きく、次いで、「他のことにお金をかけたかった(50.4%、22年比+8.1pt)」となった。物価高騰の影響やコロナ禍を経て交友関係にも変化があったことが推察される。【図2】

結婚式を行った(「挙式・披露宴どちらも行った」「披露宴・ウエディングパーティのみ行った」)人の招待人数は平均51.7人(前年比-2.2人)だった。招待人数別に前年との増減をみると、招待人数が少なく規模が小さい式は増加し、規模の大きい「90名以上:14.3%(21年比:-6.3pt、22年比:-2.6pt)」の式のみ3年連続減少となった。交友関係の変化も影響し、規模の大きい式の需要は低迷が続く見込みだ。【図3】

結婚式で最も重視したことについて聞くと「自分らしさを表現できること」6.7%(21年比:+4.9pt、22年比:1.9pt)が2年連続で増加した。コロナ発生前から発生直後に結婚した男女を対象にした2021年調査は、「アットホーム、料理がおいしい、列席者を退屈にさせない」など、"おもてなし"を重視する傾向があったが、2023年は「自分らしさ」も表現する傾向に変化してきているようだ。【図4】

また、挙式スタイルについて聞いてみると、「教会式」が60.7%で最も多く、次いで「人前式」が23.0%となった。「人前式」は、この2年間で3.9pt増加しており、特に20代では3割を超え、全体比+10.5ptとなった。【図5】

人前式を選んだ理由で最も多かったのは、「自分たちらしくしたいから(43.1%、前年比+4.5pt)」で、"自分らしさ"を重視する傾向から今後も「人前式」の需要拡大が予想される。【図6】