パートナーとの新生活に関する調査2022

《 TOPICS 》
  • パートナーとの同棲・同居後は、「ファッション」「交際費」への出費が減り、「ふだんの食事」や「貯金・投資」へお金をかける人が増加【図1】
  • パートナーとの同棲・同居後は、ひとりの時間や友人とすごす時間が減り、家族や家事の時間が大幅に増加【図2】
  • 共同貯金をしている人は約6割、そのうち既婚者は毎月の貯金額が「20万円以上」が最も多く15.8%【図3、4】
《 調査概要 》
調査方法 インターネット調査
調査期間 2022年2月21日~24日
調査対象 2021年1月~12月に新たにパートナーと同棲・同居を始めて現在も同棲・同居している(未婚・既婚問わず)20ー39歳男女
サンプル数 463名
調査項目 ・交際スタートから同棲・同居までの期間
・同棲・同居は始めた理由
・同棲・同居前後で【お金】をかけているもの
・同棲・同居前後で【時間】をかけているもの
・共同貯金について
・共同貯金の毎月の貯金額
・共同貯金の目的について

パートナーとの同棲・同居前後でお金をかけたものを問うと、同棲・同居前は「ファッション(35.9%)」が最も多く、次いで「外食(34.6%)」、「趣味(29.8%)」となった。同棲・同居後で金額が大幅に増加したものは、「ふだんの食事(38.9%)」で10.8pt増、「貯金・投資(株など)(28.5%)」が7.1pt増えた。
一方、大幅に減ったものは「ファッション(12.3%)」で23.6pt減、「友人との交際費(飲食を含む)(5.2%)」が18.1pt減と、自分への出費が大きく減少した。

また、同棲・同居前後で時間をかけたものについて、同棲・同居後に増加した時間は「家族とすごすこと」が41.9%(25.7pt増)、「家事」が32.8%(25.5pt増)。減少した時間は、「親しい友人とすごすこと」が5.6%(20.5pt減)、「ひとりですごすこと」が8.4%(18.8pt減)となり、家族や家庭で過ごす時間が大幅に増えていることがわかる。

現在、共同貯金をしているかについては「共同貯金をしている」が56.8%と半数以上になった。
共同貯金をしている人のうち、毎月の貯金額が「20万円以上」が最も多く13.7%、次いで「1万円~2万円未満」と「3万円~4万円未満」が12.2%、「2万円~3万円未満」が11.8%だった。

既婚者だけで見ると、毎月の貯金額が「20万円以上」は15.8%、次いで「10万~15万円未満」と「1万~2万円未満」が11.6%で、結婚すると貯金額は大幅に増える傾向が見えた。

また、共同貯金についての目的について自由回答で聞いたところ、「生活防衛資金」「結婚資金」「妊娠出産のため」「子供のため」「老後の資金」など、将来の備えとして貯金をしていることがわかる。また、パートナーとの支出をアプリで管理したり、銀行預金管理、投資信託や保険なども活用し、計画的にお金を貯めている様子がうかがえる。

▼共同貯金の目的【自由記述】 ※一部抜粋
・将来的に妊娠出産や老後にお金が必要だと思うので、生活に必要な金額を計算しており、それ以上のお金を引き出さない。(4万~5万円未満/未婚)
・結婚を前提としているのでそのために使わない分はそのまま貯めている。(2万~3万円未満/未婚)
・子供の教育資金、老後の資金。共同口座を作って残高を見える化。支出はアプリで管理。ジュニアニーサと投資信託をして資産を増やす。(20万円以上/既婚)