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伝統が息づく場所で結んだ家族の絆とゲストへの感謝を込めた結婚式

2022年10月16日に明治記念館で挙式・披露宴を行ったtyn_wdさん。今までお世話になった人たちに感謝の気持ちを伝え、結婚式をきっかけに繋がりを深められたらと思い準備されてきました。その細部までこだわり抜かれたアイテムや家族との絆、おふたりの感謝の気持ちが表れた一日を紹介します。

目次
  1. 挙式は明治記念館一択! 29年の歳月を経て繋がった運命の一日
  2. 披露宴はアットホームに。距離感重視でゲストとの時間を満喫
  3. 2度目のファーストミートで気持ちを新たに! サプライズのバージンロード演出も大成功
  4. ふたりのこだわりと思いを共有し「こうしたい!」を形に
  5. PHOTO GALLERY
  6. COUPLE’s Data

挙式は明治記念館一択! 29年の歳月を経て繋がった運命の一日

ふたりが結婚式を決めた明治記念館は、新郎の家族(親・祖父母)が披露宴を開催した場所。もともと思い入れのある会場だったこともあり、ふたりのなかでは明治記念館以外の会場で結婚式をする選択肢はなかったそう。

また、儀式殿を見学した際は、その開放感と非日常的で洗練された空間が広がる様子に心を奪われたのだとか。新郎の「和装が着たい」という要望と、新婦の「ここで結婚式を挙げたい」というふたりの意見が合わさり即決に。もちろん、会場スタッフのレスポンスの早さやていねいさが安心感につながったのも決め手。

後日発覚したのが、ふたりの結婚式の日取りと、29年前に行われた新郎家族(親)の結婚式が同日(10月16日)だったこと。この予期せぬ偶然には、運命を感じずにはいられなかった。

挙式の前に白無垢であこがれだったファーストミート。もともと着物や和柄が好きだった新婦は、白無垢の「結婚をきっかけに新しく生まれ変わる、これから婚家の色に染まっていく」という意味合いに惹かれ、悩みに悩んで運命の一着を選んだ。

「最初はすべて同じに見えたけれど、試着していくうちに好きな素材や柄が明確になりました」。新婦好みの花柄や秋婚らしい紅葉がたくさん描かれた白無垢姿は、誰もが目を奪われるほどの美しさ。

新郎の準備も整い、ドキドキのご対面。振り向いた瞬間、「かわいい」とつぶやく新郎。笑顔で抱き合い「楽しもうね」と言葉を交わすふたりが印象的。

ファーストミートを済ませたら、花嫁の最後の支度「紅差し」。お母さまからの「綺麗だね」の言葉には、新婦も涙。

「お母さんには何回かドレス選びに付き添ってもらうなど、準備期間中さまざまなシーンでサポートしてもらいました」「家族の協力があったからこそ、素晴らしい日を迎えることができたと思っています」。感謝の気持ちが溢れるなか、お母さまに手を引かれて儀式殿へ。

誓盃の儀・指輪交換・誓詞奏上と、儀式殿での神前挙式も滞りなく。結婚指輪はお互い当日まではめずに過ごしてきたため、「結婚したんだなぁ」と実感。


挙式後は、結婚式テーマの「結び」に掛けたリボンシャワー演出で華やかに。両家家族と一緒に手作りしたリボンが舞い、緊張から解放されたふたりも笑顔に。

披露宴はアットホームに。距離感重視でゲストとの時間を満喫

「披露宴はアットホームに過ごしたい、ゲストを身近に感じたい」という思いから、高砂はテーブルスタイルではなく、カジュアルな雰囲気を出せるソファ席へ。その結果、ゲストとの距離を縮めることができ、和装やドレス姿も全身で見てもらえて大満足!

ソファの周りをゲストが囲んでくれた写真は、新婦のお気に入りショットに。こだわりの空間で、とびきり幸せな時間を過ごすおふたり。

「せっかくなら和婚らしい演出も取り入れたい」と考えたおふたり。披露宴でよく見かけるウエディングケーキの入刀は無しにして、鏡開きに。日本が大好きで国際結婚された新郎の友人夫婦に協力してもらったことで、より特別感のある鏡開きを披露した。枡を用いた乾杯も和やかに進み、いっそう和婚らしい空間に。

今回ふたりが用意されたおもてなしアイテムのなかには、プロフィールブック、席札、テーブルナンバー、ドリンクメニュー表、受付サイン、リボンシャワーなど、手作りアイテムも満載。とくにプロフィールブックの「日本地図」を用いたページは、ふたりの思い出が溢れるこだわりのDIY作品だそう。

プロフィールムービーもふたりで協力して撮影し、新郎が夜な夜な編集したアイテムのひとつ。こだわりの自作アイテムには、ふたりの結婚式にかける想いを込めて作成。


2度目のファーストミートで気持ちを新たに! サプライズのバージンロード演出も大成功

披露宴も中盤に差し掛かり、ふたりが向かったのは会場内でも一際目立つシャンデリアスポット。挙式の白無垢と同様、お色直しのドレス姿でもファーストミート。

ウェディングドレスは、あこがれのマーメイドスタイル。何度試着してもピンとくるものがなく、ドレス選びを諦めかけたことも。そんななかで巡りあえた一着は、二重のトレーンとデコルテを上品に見せられるポイントがお気に入り。

ファーストミートは2回目だけれど、お互い背中合わせから振り返るスタイルは1回目と違ったドキドキ感があり、とてもステキな演出に。

お色直し入場はお父さまのエスコートで。新婦が披露宴でやりたかった演出のひとつ。

「神前挙式だとバージンロードを歩けないので、入場演出はあこがれでした」。入場直前にお父さまへ伝え、サプライズも大成功! お父さまからも「楽しかった」と言ってもらえて、心に残る思い出に。父から新郎へ「これからよろしくね」と娘を託す様子は、誰もが感動する瞬間になった。

ふたりのこだわりと思いを共有し「こうしたい!」を形に

披露宴では、あらゆるシーンでふたりのこだわりが感じられた。その中のひとつが「新郎のピアノ演奏」。ピアノ歴約3年の新郎がゲストの前で「愛の夢/フランツ・リスト」を演奏するという、意外な一面を披露。

新郎自身も「一番の見せ場」だと張り切って練習を重ね、結果大盛り上がりの大成功! ゲストへの感謝とおもてなしの気持ちを、ステキな音色で表現した。

結婚式を決めた約一年前から、当日のテーマや雰囲気、色、使いたいお花など、自分たちの「こうしたい!」を話し合ってきたふたり。「暇さえあればSNSで検索し、オシャレな先輩花嫁さんを参考にしていました」と新婦。早い段階から情報収集と共有を重ねたのが、成功の秘訣だった。

当日出席してくれたゲストからは「今までの結婚式会場で一番よかった」というお褒めの言葉も多かったのだとか。結婚式のステキな思い出を振り返るとともに、今の気持ちをひと言。
「ここで挙げてよかった」。



写真:明治記念館

COUPLE’s Data