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出会えた幸せを実感! 一層絆が深まった、祝福と笑顔あふれるウエディング

東京⇔愛媛の遠距離を経て、交際7年同棲5年を迎えたヒデさんとトモさんは、ヒデさんのバースデーにキンプトン新宿東京で結婚式を挙げられました。会場選びでは、ゲイカップルの結婚を受け入れてくれること、そして大切なゲストをおもてなしするにふさわしいホスピタリティと、海外で同性婚カップルの結婚式を手掛けてきたという担当プランナーさんとの意気投合により、キンプトン新宿東京を選んだのだそう。親や大切な仲間、友人たちの祝福と笑顔あふれる結婚式をかなえられました。

目次
  1. 友人ゲストが立会人となった人前式でのセレモニー
  2. LGBTQ+のシンボルを結婚式のテーマカラーに
  3. 大好きな沖縄をイメージしたお気に入りの会場装花
  4. おそろいでオーダーメイドしたブラックタキシード
  5. トモさんからヒデさんにサプライズのバースデー
  6. 何よりも嬉しかったお母さまからの祝福
  7. PHOTO GALLERY
  8. COUPLE’s Data

友人ゲストが立会人となった人前式でのセレモニー

挙式セレモニーでは、おそろいのタキシードに身を包み手を繋いで入場したおふたり。「扉が開いてみんなの顔を見た瞬間、ふたりとも涙があふれ出てしまいました。ゲスト一人ひとりとの顔を見ては涙、一歩進むごとに涙で。嬉しさが一気にこみ上げてきました」と話すヒデさんとトモさん。指輪の交換では友人ゲストの愛犬が元気よく入場し、おふたりのもとにリングを届けてくれるリングドックとして登場。和やかな雰囲気の中、指輪の交換が行われた。そして、それぞれの友人ゲストが立ち合い人となり、ヒデさんの立会人がトモさんに、トモさんの立ち合い人がヒデさんに対して「〇〇を誓いますか?」と尋ねるスタイルで、誓いの言葉が交わされた。

LGBTQ+のシンボルを結婚式のテーマカラーに

結婚式を作り上げていくうえで、テーマカラーは LGBTQ+の尊厳と社会運動を象徴するレインボー・フラッグからレインボーに決定。「結婚式に参列してくれるゲストの中にも LGBTQ+の方やさまざまな社会活動をされる方がいること、そして LGBTQ+でなくても僕たちのことをもっと深く知ってもらいたいという願いを込めました」とヒデさん。受付ではレインボーカラーのバッチを配りゲストの胸元に飾ってもらったり、披露宴パーティではレインボーカラーのシャンパンで乾杯するなど、オシャレなおもてなし演出として取り入れた。

大好きな沖縄をイメージしたお気に入りの会場装花

おふたりのこだわりのひとつが会場装花。沖縄が大好きということもあり、南国×レインボーなイメージでアレンジした色とりどりのお花でゲストをお出迎えした。特におふたりが座る高砂ソファーはアーチ型のデザインで、ゲストとの記念撮影も映えるフォトスポットに。「ゲストとの距離もテーブルより近くなったのもソファー席に決めた理由のひとつです。色んなお花を使っていただいて、僕たちが想像していた以上にステキな仕上がりに大感激しました。パーティの雰囲気を大いに盛り上げてくれました」とトモさん。

おそろいでオーダーメイドしたブラックタキシード

衣裳店に勤務経験があり、タキシードにこだわりがあったトモさん。おふたりが挙式セレモニーから披露宴パーティの前半に着用したブラックタキシードは、トモさんがヒデさんを採寸しておそろいでオーダーメイドした記念の衣裳。自然光溢れる挙式会場とレインボーカラーでアレンジされた披露宴会場のどちらにもピッタリ。お色直しでは、それぞれ白のジャケットにチェンジし装い新たに再入場。陽が沈み、すっかりナイトパーティとなった会場の雰囲気にマッチした衣裳選びはお見事です。

トモさんからヒデさんにサプライズのバースデー

結婚式当日は、ヒデさん54回目のバースデー。そんなヒデさんにトモさんはゲストと一緒にお祝いするサプライズのバースデーケーキを準備したのだそう。「ケーキカットは演出に入れてなかったので、ここでケーキを登場させようと思って。親友ゲストが僕たちに贈ってくれた生歌からハッピーバースデーソングに切り替わり、ゲストからおめでとう!とともにケーキが登場して、みんなでお祝いできてよかったです」とトモさん。ヒデさんは照れ笑いしながらもお母さまからのラストバイトを受け、そしておふたりのファーストバイトで会場は祝福ムードいっぱいに。

何よりも嬉しかったお母さまからの祝福

既にゲイであることは親にカミングアウトをし、おふたりの仲も認めてもらっていたというヒデさんとトモさん。しかし、法律的にはまだ同性婚は認められておらず、だからこそ結婚式を挙げたかったと話すおふたり。「親が高齢になってきたこともあり、自分がステキな人生のパートナーと出会え、たくさんの仲間にも囲まれてとても幸せであることを親に知ってもらえたのが結婚式を挙げて一番よかったことだと思います。結婚式準備から結婚式を迎えてトモ君との絆もより強くなりましたし、大切な人たちに祝福してもらえて結婚式を挙げて本当によかったと思います」とヒデさん。結婚式のスピーチでも「もし日本の同性婚が認められたときには、もう一度結婚式を挙げたいので、またみなさんここに集まってください」と締めくくった。


文:白石 亜矢子(az-sync.) 写真:キンプトン新宿東京

wedding data

  • 人数 人数:43名
  • 挙式スタイル 挙式スタイル:人前式
  • 挙式時期 挙式時期:2023年8月

COUPLE’s Data

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