「生涯忘れられない景色」"ありのまま"のふたりで迎えた、新しい門出
2025年1月13日にアニヴェルセルみなとみらい横浜で結婚式を挙げた溝邊さん(写真右)と杉山さん(写真左)。当日は親族や友人をはじめ、160名のゲストからたくさんの祝福を受けました。「ありのまま自分たちを祝ってほしい」というおふたりの想いが実現した結婚式の様子をご紹介します。
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愛犬3匹ともに“新しい家族の形”を提示

挙式ではリングドッグとして、おふたりの愛犬3匹が大型のラジコンカーに乗って登場。「結婚式に愛犬と暮らす日常を取り入れることで、“夫・夫・犬たち”という多様な家族の形を可視化しました」と溝邊さん。愛犬3匹が登場した瞬間、会場は一気に和やかなムードになったそう。
披露宴中もおふたりのそばにいたという愛犬たち。ゲストからも「これぞ新しい家族の形だね」と声が上がったのだとか。
妥協は一切なし! クリエイティブへの徹底的なこだわり
ウェルカムスペースには、フォトブースとしておふたりと愛犬3匹の等身大パネルを設置。ゲストが会場に到着した瞬間から、“家族総出演”のストーリーを体感してもらえる導線に。
また、「クリエイティブ職の血が騒ぎ、オープニング&プロフィールムービーは妥協ゼロで作りました」と溝邊さん。絵コンテの作成から、ロケハン、2日間の撮影、編集チェックまで、時間もエネルギーもかなり注ぎ込んだのだとか。納期の前日まで作成に費やしたという映像は、まるでおふたりが出演するミュージックビデオのよう。
LGBTQ+のシンボル“レインボーカラー”はさりげなく
当初、溝邊さんはレインボーカラーをふんだんに使った装飾を考えていたものの、「全体的にかわいらしくなりすぎるかもと止めました」と杉山さん。その代わり、胸元のブートニアやウエディングケーキの飾りにさりげなくレインボーカラーを取り入れたそう。


会場 はおふたりの“芯”を表すネイビーと“祝福の光”を表すゴールドを基調にして、ゲストを温かく包む空間に。フラワーアレンジは“エレガント×柔らかさ”を意識し、メインのお花としてホワイト&シャンパンカラーのバラをセレクト。アクセントに淡いブルニアとユーカリを散らすことで、ネイビーとのコントラストをより際立たせるといった工夫も。また、ところどころにゴールドリーフをあしらったドライアナベルを挿し込み、色味と質感で統一感を演出したそう。会場の装飾を徹底的にリンクさせることで、写真映えだけでなく、居心地の良さも両立させた空間に仕上がりました。
プロポーズと同じ赤いバラを渡してサプライズ
披露宴の最後には、溝邊さんから杉山さんへサプライズ演出! 溝邊さんがプロポーズの際に杉山さんへ贈ったという赤いバラの花束を誓いの言葉とともに改めてプレゼント。「自分の母親に手紙を読んでいる最中も本当は泣きそうだったんです。でも、披露宴の時間が押していたので『ここで泣いて手紙を読めなくなるのはまずい』と我慢していました」と実はそれまで泣くのを堪えていたという杉山さん。さすがにこのサプライズには感激して涙を流したそう。
また、ゲストもおふたりに内緒で余興をいくつか披露してくれたのだとか。中でも、カミングアウトの葛藤をずっとそばで見守ってきたという溝邊さんの弟によるラップは、会場中が涙に包まれました。
ふたりの想いが成就した1日

結婚式当日は、親族、友人、職場仲間、LGBTQ+コミュニティのゲストも、全員が満面の笑顔でおふたりの門出をお祝い。ゲスト同士がまるで同窓会のように打ち解け合い、初対面同士でも自然に交流が広がっていたそう。結婚式を挙げた感想として溝邊さんは、「カミングアウトの葛藤も、準備のハードルもすべて乗り越えて迎えた本番。壇上で啓一(杉山さん)と手を取り合った瞬間、『ありのままの自分で生きていいんだ』と心の底から実感しました。生涯忘れられない景色です」と語った。

