どうも、ライターのちょく(直)です。
突然ですが皆様、披露宴に出席するときの楽しみはなんですか?
幸せな新郎新婦や余興、お祝いのスピーチなど、見ているだけで幸せな気持ちになりますが、やっぱり料理も楽しみの一つ。普段あまり食べない豪華なフルコースはテンションが上がりますよね。
最近では、おじいちゃんやおばあちゃんに馴染み深い和食のコースを用意している結婚式場が増えてきているそうです。
でもそれを聞いてふと思います。
おじいちゃんおばあちゃんだって、フレンチ食べたいんじゃないの......?
ということで......
おじいちゃんおばあちゃんの街・巣鴨にて、披露宴で食べるなら洋食派? 和食派? を聞いてきました! これから結婚式を挙げるかたは、この結果を参考にしてみてください!
ちなみに質問内容は、和食と洋食の二択を提示せず、漠然と「結婚披露宴で何が食べたい?」に統一して聞きました。突拍子もなく「ネパール料理」とか出てこないかだけが心配です。
さっそく駅前からスタートして、おじいちゃんおばあちゃん世代の人にお話しを聞きたいと思います!
※掲載の許可をいただいている方のみ、ご紹介しています。
駅を降りたらおばあちゃんだらけだった
駅前からすでにおじいちゃんおばあちゃんがたくさんいたので、片っ端からお話を聞きました。
バス待ちのおばあちゃん
即答で和食派。
「なんで和食なんですか?」
「やっぱりこの年になると、こってりしたものは食べられないからねぇ~。和食だとありがたいですね」
だそうです。
このあとも13~4人のおじいちゃんおばあちゃんに突撃したのですが、全員断られました。
どんどん行きましょう。
地蔵通り商店街に入る前に「千成もなか」のおかみさん
続いて巣鴨名物の塩大福や最中が売ってる和菓子屋さんに来ました。和菓子屋だからやっぱり和食派なんでしょうか。
恥ずかしがり屋でお茶目なおかみさんに聞いてみると......
「う~ん、やっぱり滅多に行かないですからねぇ......せっかくなので普段あまり食べない豪華なフレンチがいいですね~」
「ということは......」
じゃーん
「まさかの洋食派だった! 和菓子屋なのに......」
ちなみにおかみさんがかわいすぎたので最中をお土産に買いました。
おいしかったです。
おじいちゃんおばあちゃんが多くて有名な商店街に来た
続いて巣鴨と言えばココ。巣鴨地蔵通商店街に来ました。ここからは地元の人以外の観光に来ている人にもお話が伺えそうです。
埼玉から来た観光客
和食派
理由は先程の人と同様、「洋食より和食のほうがあっさりして食べれそうだから」だそうです。
とげぬき地蔵尊の前にいたご家族
左から娘さん、娘さんの友人、お母さんだそうです。
あえて世代の違う人にも聞いてみましょう。
「やっぱりフレンチかな~」
「そうだよね。フレンチのフルコースなんて滅多に食べれないし」
「やっぱ若い人は洋食派か~。ちなみにお子さんもご一緒ですけど、娘さんはもう結婚式はやったんですかね?」
「いえ、まだです」
「あ、その子、私の子どもです~」
天使のようなお子さんでした。
「ちなみにお母さんは?」
「私はやっぱり和食ね~。この年になるとそんなに食べれなそうだし......」
「だそうですよ」
「はぁ......。でも披露宴って他の人も来るし、和食で統一は......ねぇ?」
「いや、最近ではゲスト1人1人に合わせて料理を別に持ってくるパターンもあるみたいですよ。地方によってはそれが当たり前っていう風習もあるみたいですし」
「あ、そういうのもあるんですか?」
「はい。僕の奥さんが言ってました」
ということで、若いお姉さん方は洋食派!
お母さんは和食派でした!
「娘さん、考慮してくれるといいですね」
「えぇ、ホントに」
何かほかにも言いたいことがありそうでしたが割愛させて頂きます。
近江の館にいたおばあちゃん
続いて「近江の館」にきました。近江(滋賀県)の特売品などを扱っているお店だそうです。
椅子に座って漬物を試食してる方に聞いてみましょう。
ついでに僕も試食。らっきょうのワイン漬けがおいしかったので買いました。
「ここの漬物おいしいでしょ~?」
「おいしいですね~。巣鴨にはよく来られるんですか?」
「月に一回は来るわよ」
「そうなんですね! さすが『おばあちゃんの原宿』と言われているだけある」
「月に一回、『とげぬき地蔵尊 高岩寺』に参拝に行くんですよ」
「なるほどー。楽しいですか? 巣鴨は」
「楽しいよね~」と盛り上がっていたら余裕で1時間くらい経ってました。巣鴨怖い。
ちなみにお二人とも和食です。理由はやはり洋食は胃にくるから。
赤パンツで有名な「マルジ」さんの前にいたマダム
「とげぬき地蔵尊 高岩寺」を少し過ぎたところに、赤いパンツやふんどしを売っている「マルジ」さんがありました。
珍しく福山雅治さんが「ついで」扱いで笑う。
お店の前にいたマダムたちに話しを聞いてみると......
洋食派!(写真はマダムたちのなかで「一番派手な服を着ている人」だけが僕と撮ることになりました。なんだか僕との撮影が罰ゲームみたいな扱いをされている)
洋食の理由は、「披露宴だったら普段食べられないものをたくさん食べたい」だそうです。わかる。
横浜からの観光客
こちらも洋食派。
理由はみなさんと同じでしたが、「牛フィレ肉のステーキとかキャビアを食べたい」と、具体的に食べたいものを提示されました。
ついでに巣鴨名物の塩大福を食べました。思った以上に塩が効いてておいしかったです。
高岩寺の境内にいたおばあちゃん
和食派でした。理由は「もうこの年齢になるとさっぱりしたものが食べたい」とのこと。今まで高級なものばっかり食べてきたようなニュアンスでお話されるので、きっと金持ちだと思いました。あと関係ないけど友達のお母さんに似てたのでビビりました。
ひろまさあられ本舗のおかみさん
こちらも和食派! 理由はやはりさっぱりしたものが食べたいからとのこと。
いよいよ結果発表!
ということで、巣鴨で計50人(写真を掲載できなかった人含む)のおじいちゃんおばあちゃんに取材してみた結果......
おじいちゃんおばあちゃんが披露宴で食べたいものは......
31対19で、和食!
やはり一番多い理由は「重くなく、あっさりしたものが食べたい」でした。
逆に、洋食と答えた方は「せっかくだったら高級フレンチを堪能したい」とのこと。披露宴の料理=高級フレンチフルコースというイメージが強いからでしょうか。
最後に
これで企画自体は終了なのですが、高岩寺の境内で休憩していたおじいちゃん(顔出しNG)が、印象的なお話をしていたのでご紹介させていただきます。
「披露宴で食べたいものは何でしょう?」
ーー「やっぱりこの年齢になると和食だね~。でももう何でもいいかな。どうせ全部食べられないだろうし」
「料理は全部食べられず残しちゃうと?」
ーー「そうそう。呼ばれる式によるんだけどね。家族とか大切な人の式だと、胸がいっぱいで食事が喉を通らないでしょ」
「なるほど。確かに親族の結婚披露宴って変に緊張しますよね。席も親族席って分かりやすいし、皆に見られてるって感じで」
ーー「親族席に座って、バクバク料理食べてるのもね。みっともなくて恥ずかしい気持ちになるよね。それよりか感動的な式を見てるだけで、充分お腹いっぱいになるのよ」
どうですかこのハートフルなお話。
料理を楽しむのは勿論ですが、結婚披露宴の本来の目的は、新郎新婦の新しい門出を祝うもの。とくに親族からすると、幸せな二人を見ているだけでお腹いっぱいになるものなのでしょうね。僕も結婚式と披露宴をやりましたが、親や親戚も同じ気持ちだったのかもしれません。
ゲスト1人1人に合った食事を提供するのも良いですが、実は新郎新婦を見るだけでお腹いっぱいという人もいるようです。ゲストのためにもおもてなしの精神は忘れないようにしつつ、とにかく二人が終始笑顔でいられるような結婚式にしてくださいね!
以上、ちょく(直)でした。
■ゲストは「料理」を楽しみにしているのだ!
■招待するゲストの顔を思い浮かべながら、試食しよう