牧師にもこだわりを! 大人のための式場選び
感動挙式への扉は、牧師先生が鍵を握る!
挙式スタイルを選ぶ際に、「幼いころから夢見たチャペル式がいい!」というお姫様願望を叶えようとするのではなく、「夫婦になる実感をかみしめたい!」と挙式自体に意味を求めるふたりが増加しているのをご存知だろうか。キリスト教式において、そんな思いを叶える鍵を握るのは、挙式の司会進行役を務める「牧師先生」。どんな牧師先生にお願いするかで、挙式の感動度合いが大きく変わるとさえ言われる。
脱・お決まりの式次第!
差がつく式場選びのコツとは
挙式自体を重要視しようとするトレンドは、結婚式場のサービス内容にも影響し始めている。ザ・プリンス パークタワー東京(芝公園/ホテル)では、セレモニーコンシェルジュを通じてふたりの思いを牧師先生へ伝えることができる。カジュアルにはなりすぎない形で、ふたりらしい挙式が叶うのだ。他にも、ひらまつウエディングでは、牧師先生が結婚式の意味について分かりやすく教えてくれるブライダルフェアを開催。参加者からは好評を博している。このように、儀式の大切さを、当日だけではなく、準備の段階から伝えている式場も多いようだ。
式場選びの段階で、牧師先生の重要性に気付いているふたりは少ない。しかし、挙式にじっくりこだわりたいというのなら、「お決まりの式次第に沿って愛を誓う」という受身の姿勢から脱却し、ふたりの思いや感性と合う牧師先生を探して、ふたりらしい挙式を目指すのもいいかもしれない。そこでマイナビウエディングのプレミアムクラブ編集部が「素敵な牧師先生がいる会場」をピックアップ。百聞は一見にしかず。ぜひブライダルフェアなどへ足を運んで検討してほしい。
カウンセリングを通じてふたりをよく理解している牧師先生に司式をお願いできる安心感
チャペルセレモニーコンシェルジュによるプレウエディングレッスンで所作をマスター
「森のチャペル」は、祭壇の向こうにそのまま森が続くようなイノセントなチャペル
収容人数は98名。ベンチにも木漏れ日が降りそそぎ、特別に神聖な時間が流れる
自然と調和する白を基調にしたモダンな空間。パイプオルガンの音色の響きも素晴らしい
緑が見渡せる祭壇の向こうは一面ガラス張り。余計な装飾がなく洗練された美しさ
開業当初から本物のキリスト教結婚式を行うことに力を入れてきたホテル。宮本正澄牧師が挙式1~2週間前に行うカウンセリングは、結婚の誓約の意味や式中の言葉の意味などを学びながら、牧師先生の人柄に触れていただく大切な時間。結婚式当日は、ふたりが選んだテーマに基づいて、宮本牧師より温かいメッセージが贈られる。また、カウンセリング後は、セレモニーコンシェルジュのリードでプレウエディングレッスンを。美しい立ち居振る舞いをゆっくり練習できるので安心。
式中の祈りの言葉が夫婦の縁を深めてくれた
結婚準備もケンカばかりだったふたり。宮本牧師は「いつも冷静な心を持てるように」と式中、お祈りしたという。3年後、子どもと一緒にふたりが牧師先生を訪問。「結婚式で先生が仰ったあの言葉を思い出して乗り越えました。今、とても幸せです!」
入場前に、親への感謝の思いを込めて生い立ちの絆ムービーを上映する
バージンロードを進む前に、母親が様々な想いを込めて花嫁に行うベールダウン
チェロやバイオリン、ハーブの音色が響く中、証明書にサイン。男女8名の聖歌隊も圧巻
退場する前に、両家の親へ、今までの深い感謝を伝える新郎新婦
白亜のチャペルを出て、参列者たちからのフラワーシャワーで祝福される新郎新婦
「結婚式を大切な礼拝のひとつ」としている牧師先生。ふたりへのまなざしが温かい
ヴィラ・ディ・グラツィアでの挙式は、感謝の気持ちを込めた特別な時間。混声四部の聖歌隊とヴァイオリン、チェロ、ハープの生演奏がゴージャスに彩る挙式は、家族の絆を大切にした演出を盛り込みながら進められる。例えば18.44mもの長いバージンロードを歩く際には、親心を代弁するように牧師先生が幼い頃の想い出話を語ってくれたり、ふたりの間柄を見ながら聖書を引用した話をしてくださる。また、親もそろって参列者の方々ヘ挨拶するシーンなど、感動ポイントが目白押し。
聖書から学ぶ、互いへの感謝の気持ち
「『聖書にもある通り、会話の耐えないふたりでありなさい。感謝し合って日々の挨拶を忘れないように』」という言葉をもらった新郎新婦は、その後の暮らしの中でも実践しているそう。式後も牧師先生と長いお付き合いが続くことも
フォトギャラリーや金額、披露宴会場など
模擬挙式や試食会などで実際の雰囲気をチェック!
「遠くて来るのが難しいなら思い出すだけでもいいんですよ」と語る居垣牧師先生
ハープの音色に導かれ、木の温もりに満たされた堂内に心地よい緊張感が漂う
教会に隣接する牧師館には寄せられた結婚式の写真がたくさん飾られている
式後は屋外でライスシャワーの祝福を。森の小鳥たちがお掃除役を引き受けてくれる
日曜ゴスペル礼拝など広く門戸を開く。夏と冬に行うキャンドルナイトは人気のイベント
90年もの間、幸せの歴史を育み、温かなメッセージを贈り続ける教会
教会の街・軽井沢に大正10年からそこにある教会。「ふたりが夫婦として土台を築くための最初の一歩。思いを込めていただけるよう努めています」と言うのは居垣牧師先生。聖書からのメッセージをふたりのためにセレクトしてくれたり、ふたりを支え育ててきた家族へねぎらいの言葉を贈ってくれたり、温かみのある式を作ってくれると評判。また挙式後に緑の木立の中で行われるライスシャワーのお米は牧師先生が祈りを捧げ育てた、心のこもったもの。
心の故郷として記念日や嬉しいときに里帰り
「いつでも帰ってきてもらえる場所」と居垣牧師先生が言うとおり、ちょっとケンカをしたとき、また結婚記念日や赤ちゃん誕生など、うれしい報告をしに教会を再訪する夫妻があとをたたない。教会主催の季節のイベントも人気が高い。
専任牧師のジョセフ牧師。「Your church,Your family」が教会のコンセプト
挙式のはじまり。聖堂の扉が開いてジョセフ牧師を先頭に新郎、リングボーイが入場する
家族をつくる決意を、ふたりがキャンドルに火を灯すことで表すユニティキャンドル
3メートルもの巨大な扉を開け、温かな陽射しが差し込む緑あふれるガーデンへ
大階段を使用してのフラワーシャワー。ゲストからの祝福の拍手に自然と笑顔があふれる
礼拝堂の中にはクリスタルの十字架、アンティークのベンチが幻想的な印象を醸し出す
表参道駅3分の都内では数少ない独立型チャペル。専任のジョセフ牧師が執り行う挙式は、厳粛ながらも温かい、昔ながらの正統派結婚式。挙式の1カ月ほど前に行われるカウンセリングで、ふたりの生い立ちや結婚の意味について再度確認をする。挙式中にはこの内容をふまえて、牧師からオリジナルのお祝いのメッセージがふたりに贈られる。「いつでも帰ってきてください」というジョセフ牧師の想いのもと、毎年様々なイベントを開催。一生の付き合いになる会場としても評判が高い。
当日の牧師先生の言葉で未来への自信が湧いた
「結婚式当日、誓約のあと牧師先生に何かささやかれると、彼が涙を流しました。花嫁の私には聞こえませんでしたが、彼の未来を切りひらいていく決意ができた瞬間だったそうです。カウンセリングで家族関係の問題を話していたのと関係あったのかもしれません」
フォトギャラリーや金額、披露宴会場など
模擬挙式や試食会などで実際の雰囲気をチェック!
澤畑明豪牧師。“カウンセリング”と改まった形ではなく、何度でも話ができる
挙式直前の控え室でのひととき。牧師先生との会話に緊張が少しずつほぐれていくよう
花嫁は親の「お手引き」のエスコートで入場。手のぬくもりに万感の思いが込み上げる
祭壇の手前で、母も加わった親子で絆を確かめる瞬間。見ている参列者も感動する
挙式後の素直な気持ちを綴って残す「チャペルカード」。同チャペルへ大切に保管される
キリスト教式での結婚式の意味を重んじて、厳かにあたたかな式を行われるガーデンチャペル
広大な庭園内の緑に溶けこむように建つ「ガーデンチャペル」での挙式を担当するのは、澤畑明豪牧師。新郎新婦のことをしっかり知った上で司式をしたいとの想いから、挙式本番の1時間ほど前にゆっくりとふたりとの話の時間を持つ。希望があれば、結婚準備の段階からプランナーを通じて何度でも牧師先生と話をする時間を持つことも。先生とふたりがラウンジでお茶を飲みながら話をする風景がお馴染みなのも八芳園ならでは。
花嫁の父を思いやった牧師の言葉に号泣
式中の牧師先生の「おふたりは皆さんに祝福されて幸せです。その祝福は、それぞれの寂しさを超えた祝福であることを忘れないで」という言葉に、花嫁の父が思わず号泣。牧師先生は式直前の控え室で一対一で花嫁の父と話していた。父をねぎらった言葉でもあった。
フォトギャラリーや金額、披露宴会場など
模擬挙式や試食会などで実際の雰囲気をチェック!
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