2019年11月01日

優しさ保証! 玄人御用達のカラーストーンのショップで、お得にリングをカスタマイズしてみた!<PR>

コヤナギユウがいく はじめてのジュエリーショップさんぽ
オンリーワンなジュエリーを、少しでもお得に手に入れたい、おまけに誰かにやさしく教えて欲しい、というのが乙女心というもの。そんな庶民派な乙女心を満たしてくれる「玄人御用達」のお店があると聞いて、東京は御徒町駅へやって来ました。

お久しぶりです!
以前、宝石のキラキラに導かれるままに宝飾問屋街・御徒町を、お散歩レポートしたコヤナギユウです。

卸問屋が相手にしているのはもちろんプロ。だけど、卸問屋でも一般客への直接販売に乗り出し始めているってご存じでした?
でもいざ宝石の卸問屋さんへ行ってみたものの、お店の人が忙しそうで気後れしてしまった、なんて人もいるのでは。実際、「一般客歓迎」を謳っておきながら、相手が素人と分かると態度を変える問屋さんも少なからずいるという情報も……。

そんなとき、「絶対にやさしくしてくれる問屋がある」という情報が入ったので、確かめに行ってみました。

“日本唯一の宝飾問屋街・ジュエリータウンおかちまち”は広かった

場所が少し入り組んでいるので地図を書いてみました。
「絶対にやさしくしてくれる問屋」さんのお名前は「ジェムセンター」とのこと。



首都高1号線を超えたところまで「宝石問屋街」になっているなんて知らなかった。みたところ、閑静なオフィス街という感じだけど、本来プロ御用達とはいえ、こんなところにお店があるのかと不安になっていたところ、あった、ありました! あの赤い軒先が目印です。

女性スタッフが多いのも親しみやすい


店構えは「問屋さん」然としたシンプルな風貌。ライトが明るく白壁に映えて清潔感があり、石がとっても見やすい。シロウト丸出しなわたしが見ていても、アパレル店みたいに積極的に接客してこないところも、小心者のわたしにはありがたいです。

思い切って声を掛けてみましょう。
すみません、セミオーダーのジュエリーが作れると聞いて来たのですが……。


「はい! 作りたいものは、決まっていますか?」

ジェムセンター社長のバイバブ・ジェインさん

っぷはー! 笑顔がまぶしい。お話を聞いたのはバイバブ・ジェインさん、キラキラの20代ですが社長とのこと。直々にありがとうございます。


これぞ信頼の品揃え!

すごくたくさんの種類がありますね! ダイヤモンドもありますけど、片隅にほんのちょっぴり。


「トパーズ」はなんか聞いたことがある


「色がついているジュエリーのことを、プロは“色石”や“カラーストーン”というのですが、本当に奥深い世界なんですよ。価格もダイヤモンドを超えるものがたくさんあります。たとえばこちら、石の種類でいえばすべて“トルマリン”ですが、原石一つ一つの色がまったく違います」



わ~、確かに。おなじグリーン系でも色味が絶妙に違いますね。レイアウトもかわいい。



えっ、このピンク系もトルマリンなんですか?



これもトルマリン!?


ええ~、これもトルマリンだなんて……。トルマリンだけをつかって絵が描けそうなくらいカラフル~!


「そうなんです。カラーストーンはとれた原石の部位などによって二度と現れない色があり一期一会。ジュエリー加工をするときは、その石の個性を見て、新しいカットを考えたりします。入り口にある新商品の棚のほか、公式Instagramにも毎週新作が並びます」



なるほど。宝石は半永久的なのに、なにが“It`s New”なのかと思っていました。

「ジェムセンターがお客様に選ばれる理由は3つです。1つは豊富な品揃え。プロの方はデザインをつくったあと、販売用に数をつくりますよね。そのときに、同じ色の石が揃えられなければデザインが変わってしまうため商品化できません。御徒町のジェムセンターの店舗は決して大きくありませんが、甲府にも大きな倉庫があります。あらゆる種類、色、大きさ、カット、全てに対して十分な在庫を持っているという自信と信頼があります」


サステイナブルなジュエリー

「もう一つはクオリティです。実は僕の苗字のジェインは、宝石商に多い名前です。インドでは代々親の職業を引き継ぐ風習があり、ジャイプールではたくさんのジェインが働いています(笑)」

3代目社長であり父親のプニット・ジェインさんと

「ジェムセンターは僕で4代目。日本にお店を開いて28年ですが、宝石を扱って90年になります。宝石の仕入れだけでなく、古くから宝石の採取や加工に携わっているからこそ、出所がはっきりしていて安全な宝石を扱うことができます」


ブラッド・ダイヤモンドというを映画を見ました。ダイヤモンドを超えるくらい高価なカラーストーンもどんな取引や労働環境でつくられているか気になりますね。気分を上げてくれるジュエリーだからこそ、クリーンで持続可能な“サステイナブル”ジュエリーを身につけたいです。


1mm以下の宝石にひとつひとつカット加工

「そして3つめは技術力です。コヤナギさん、宝石がなんでキラキラしてるか分かりますか?」

え……、透明度が高いから?

「はい。石自体の透明度が高いことも大切です。でも、“キラキラ”させるためには石に光を入れる、つまり“カット加工”が重要です」

聞いたことがあります!

「ジェムセンターでは1mmを下回る小さな宝石にも、カット加工ができます」

え?

「こちらをご覧ください」

白い箱は一辺が3センチほど


うわ~、さらさらの砂粒みたいできれいです……ん? よく見ると……

おもわず顕微鏡モードで撮影

ダイヤモンドみたいな形にカットされてる! ちょ、ちょっと大きさが分かる定規ありますか?


「直径0.9mmのサファイアをひとつひとつ磨き上げています」

ザァーッと機械とかに入れて、まとめて研磨してるんじゃないですか?

「ひとつひとつ手作業です」

正気の沙汰じゃない!

「確かに、宝石商の世界広しといえどもこれが出来るのはジェムセンターくらいですね。でも、このクオリティを求められるお客様に応えていかねばなりません」


オンリーワンジュエリーは石と出会って、考える

わたしみたいな一般客のシロウトが、ジェムセンターさんでジュエリーをつくりたいと思ったらどうすればいいですか?

「少し時間に余裕を持って、じっくり“好きな石”と出会ってみるのがおすすめです」

はい。店内に入ったとき、あまりの数の多さに途方に暮れてしまいましたが、この小さなケース一つ一つを見ていると、それぞれに感じるものがあります。色味が好きだったり、石の形がすてきだったり。



「好きな石が決まったら、それに合わせたデザインを考えましょう。たとえばこんな感じです。デザインはここにあるものを指定してもいいですし、妄想で考えたものや、ネットで見かけた画像でもいいですよ」



「金具を追加してピアスにしたり、石のカットに合わせてパーツをつくったり、いろいろなアレンジができます」

加工賃と箱に書いてある石の値段を足せばいいんですね。明朗会計!
でも、せっかくならジェムセンターさんの技術力の結晶である細かい宝石を使ったジュエリーが欲しいのですが……。

「ありがとうございます。実はいま、こんな感じのカスタムセミオーダーのリングを用意中なんです。オーダーリングも12月から販売予定で準備しています」


このリング、よく見ると小さい宝石の集合体なんですね! これは使われている石が全て同じ色ですけど、選ぶカラーストーンによって印象が全然変わりそう。お花部分とリング部分を変えてもいいし、互い違いにいろいろな色をちりばめてもかわいいと思う、あのトルマリンみたいに! うん、やばい、絶対かわいい!


お花畑のような色味に夢が広がる

プロ御用達のお店で、こんなに親身になってお話を聞いてくださってありがとうございました!

「いえいえ、プロでもアマでも、ジュエリーを愛する気持ちは変わりませんから。卸問屋は入りにくいと思いますが、少しだけ勇気を出してご来店ください」

最後にジェインさんの親しみやすい笑顔をもう一度写真に撮っていいですか?

「写真は苦手なんですよ~」といって、ジェインさんは恥ずかしそうに笑いました。


(おわり)


■ジェムセンター 東京小売支店

東京都台東区東上野1-21-2 ジェムセンタービル1F
電話番号:03-5817-0822
営業時間:月曜日~金曜日 10:00~18:00 / 土曜日 10:00~17:00
定休日:日曜日
https://www.gcijapan.com
公式Instagramアカウントはこちら



プロフィール

コヤナギユウ
好奇心旺盛なイラストライター。「プロ御用達」「業務用」という言葉に目がないうえ、安いものが好き。勢いはいいけれど気は小さい。手先は不器用。

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