思いを形にする大切さを知るふたりが実現した"手紙でつながる結婚式"

出会った頃から手紙を通して信頼関係を深めてきたふたり。思いを形にすること、そして記念に残すことの大切さをよく知るだけに、夫婦をつなぐ指輪も「欠かせない」と考えていました。ここではそんなふたりがいかに気持ちを通わせあい、“『ありがとう』を伝える”“手紙でつながる”をテーマにした結婚式にたどり着いたのか、にフィーチャー。実際の披露宴でも好評だったオープニングムービーになぞらえて、出会いから結婚式までを振り返ってみましょう。
中学を卒業して8年後、運命の再会を果たしたふたり
同じ中学校に通い、半年ほど交際していたふたり。淡い思い出がよみがえったのは、社会人になって2年目の秋のこと。
「一人暮らしをしていた家の近くで偶然、彼とすれ違ったんです」(Yさん)
そのことに気付かず、足早に出勤してゆく彼の後ろ姿を見ながら、彼女は祈るような思いでSNSの糸を手繰り寄せたのでした。
こうして始まったふたりの第二章。公園のベンチでおしゃべり中、「デートみたいだね、緊張しちゃう」と彼女が照れくさそうに笑うと、彼はさらっと「これ、デートだよ」と。
「私から連絡したわけだから、私はもちろん彼のことを意識していたけれど、彼もそう思っていてくれたんだ、って。その言葉がとても印象に残っています」(Yさん)
「付き合っていくうちに、自分が自然でいられると感じられて、ゆくゆくはそうなる(結婚する)んだろうな~と決意を伝えるタイミングを探していました」(Sさん)
新郎が計画した一世一代のサプライズプロポーズ
再会から1年2カ月後に訪れた彼女の誕生日、ふたりは東京タワーデートを楽しむことに。ディナーは新橋にある東京タワーが見えるレストランで。キャンドルの明かりが揺れる中、デザートプレートが彼女の前に運ばれてきました。
プレートの上にはチョコペンで誕生日を祝う「Happy Birthday」の文字……
ではなく、「Will you marry me?」の文字が!!!
「Happy Birthdayじゃない?!」と目を丸くした彼女に、「意味分かる?」と真っすぐな瞳を向けた彼。「結婚してください」とはっきり口にしました。
この日、渡されたのは花束と腕時計。元々、「婚約指輪も結婚指輪も欲しい」と伝えていた彼女のために、彼はあえてプロポーズの場では誕生日プレゼントだけに留め、指輪は別日に改めてふたりで買いに行くことにしたのだそう。
いよいよ指輪選び。着け心地、デザイン、接客で3軒を比較検討
『銀座ダイヤモンドシライシ』は保証がしっかりしているよ、とか、日本人の指に合いやすい、という評判は耳にしていたんですが、その日に買うつもりではありませんでした。ところが、実際に着けてみると、本命のショップで着けた指輪より自分の指に馴染んだことにびっくり。接客もすごく良かったのが好印象で購入に向けて大きく気持ちが動いたんです」(Yさん)
こうして選んだ婚約指輪がEver Afterエバーアフター。
「ダイヤモンドを持ち上げる台座に高さがあって、結婚指輪と重ねた時に、どちらの指輪のダイヤモンドにもぶつからないように工夫されている点が気に入りました。童話を結ぶ「happily ever after(いつまでも幸せに暮らしました)」から名付けられたというストーリーも素敵ですよね」(Yさん)
同じ日に結婚指輪として選んだのはAmulet 3 アミュレット。
「ダイヤモンドが3つ連なっているデザインで、アームにウェーブがかかっているので、指がほっそりと見えました」(Yさん)
「普段から指輪を着ける習慣はありませんが、全体的になだらかなカーブを描いていて、そこがオシャレだと思いました」(Sさん)
入籍予定日に間に合うよう、『銀座ダイヤモンドシライシ』にお願いしてサイズ調節と刻印をオーダーしました。
入籍日にもイベントを。都内でホテルステイ&レストランディナーを堪能
「ディナーはプロポーズしてもらったレストランへ。店員さんが私たちのことを覚えていてくれて、花束のプレゼントまで! うれしすぎて毎年通うことを決意しました」(Yさん)
初めての前撮りはスタジオで和装撮影をオーダー
前撮りはスタジオ撮影で、白無垢とグレーの羽織袴を着用。
『銀座ダイヤモンドシライシ』で購入した指輪もきれいに撮影してもらって大満足。
二度目の前撮りは思い出の公園で3名による合同セッション
二度目は3名のフォトグラファーによる合同セッションに参加。衣装やヘアメイクは自前で。撮影場所だけ決めておいて、後はぶっつけ本番のライブ感溢れる現場だった。
「彼が指輪のケースを持って、しーってやってるポーズだけは事前に撮ってもらおうと決めていました。梅雨の時期で、実際、途中から雨が降ったけれど、雨粒が効果的な装飾になって、逆に良かったと思えたほどでした」(Yさん)
ふたりが腰掛けているベンチは再会後、交際前におしゃべりした場所。
「お付き合いする前、このベンチで夜中までおしゃべりして、終電で帰ってお仕事へ行くみたいなことをしていたんです。現場でそのことをフォトグラファーさんにお伝えしたら、じゃあ撮ろう、ってなって。とてもロマンチックに撮れてお気に入りの1枚です」(Yさん)
三度目の前撮りは浅草へ出向いて個性派和装を体験
和装撮影も二度目となると、定番の衣装は着用済ということもあり、遊び心を自由に発揮することができました。
「紫の着流しにグレーの羽織という色の組み合わせにびびっと来ました」(Sさん)
「じゃあ私も合わせるよ、って後から自分の衣装を決めたんです」(Yさん)
尊敬する上司から贈られたリングピローに指輪を入れて、挙式スタート
入籍日に合わせて、結婚式も「23日」に。挙式に備えて、Yさんの職場の上司が買ってくれたリングピローが大切な指輪を守ってくれました。
「私にとって大宮のお母さんみたいなかたなんです。コロナ禍の影響でゲスト数を絞ったこともあり、当日来ていただくのは難しかったのですが、少しでもお礼の気持ちを形にしたくて、special thanksとして上司のお名前もエンドロールのクレジットに加えました」(Yさん)
お互いに、そしてゲスト全員に手紙を準備。“手紙でつながりたい”という思いを込めて
挙式前に行ったふたりきりのセレモニー。お互いにあてて、今の気持ちを手紙にしたため、読み上げることで思いを届けることができました。
受付にはゲスト全員にあてたウォールレターが。「結婚式ではお世話になった皆さんに“ありがとう”を伝えたかった。その手段として選んだのが手紙です。私たちのお付き合いで手紙のやりとりが多かったこともあり、“手紙でつながる”をテーマにしました」(Yさん)
交際中、手紙のやりとりが多かったことについて、新郎もこう語る。「僕が元々、口下手で手紙のほうが気持ちを伝えやすかったんです。中学の時も、レターの交換から交際へ。それ以来、記念日やイベントの度にレターを贈り合ってきました。ちゃんと言葉で伝えるって大事だし、手紙なら形に残りますし、実際に、気持ちって手紙のほうがよく伝わるな、という手ごたえを感じています」(Sさん)
披露宴からは挙式で着けた結婚指輪の上に婚約指輪を重ね付け。入場の瞬間を待っている間に、いよいよオープニングムービーの上映です。
これまでの思い出を再現ドラマ仕立てでゲストにシェア
「自分で言うのもなんですが、これが結構良くて(笑)。僕たちの出会いから付き合うまで、再会、そして結婚へ。しゃべって演技して、気持ちを込めて作った6分の再現ドラマを皆さんから『あれ良かったよ』って言ってもらえたのはうれしかったです」(Sさん)
「劇中に登場する制服は実際に私たちが着ていたものを実家から取り寄せました。髪型も当時、私のトレードマークだったツインテ―ルにして。中学生に戻った私たちの告白シーンでは、『好きだよ』『私も』のセリフで会場がざわついたそうです(笑)」(Yさん)
同じ場所で、ふたりに関わってきた全員が、思いを一つにした瞬間。人と人が触れ合うことが難しくなった世の中で、ふたりのアットホームなおもてなしがゲストを温かく包み込んでいました。
ご登場いただいたYさんのInstagram
@yui__bridal
【ブランドデータ】
銀座ダイヤモンドシライシ
全国に60近い店舗を展開し、成約数も含めて国内最大級を誇るブライダルジュエリー専門店。ブライダルの知識と経験、共に豊かなコンシェルジュがふたりの想いに寄り添った提案を行っています。婚約指輪や結婚指輪について、どんな初歩的な質問であっても、懇切丁寧に教えてくれるため、指輪選びの初期の段階で必ず訪れておきたいショップと言えるでしょう。
【式場データ】
ニーズさいたま新都心 by T&G WEDDING
〒330-0843 埼玉県さいたま市大宮区吉敷町4丁目230-1
JR「さいたま新都心駅」より徒歩5分(コクーンシティ内)、白亜の大邸宅とブルーのプールが描くコントラストが人気のゲストハウス。「ハワイトハウス」と「ヴィクトリアハウス」、両邸共に貸し切りで、それぞれにぴったりのチャペルとガーデンを備えています。
取材・構成・文/水野康子
