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親御さまのご希望から結婚式を決められたというおふたり。それでいて、楽しみながら積極的に準備を進めてくださいました。アットホームな空間作りは大きなテーマでしたが、もうひとつ目標にされていたのが親御さまを泣かせること。おふたりとの会話の中で「泣くのを見たことがない」というお話になり、それならばぜひそれを目指そうと。
そこで計画したのが、ウエディングドレス&タキシードのファーストミートです。通常は新婦さまが新郎さまに向けて行うものですが、親御さまに向けてみてはとご提案しました。当日は挙式前に両家の親御さま、さらに新婦さまを我が子のようにかわいがってくださったという叔母さまの五名に一列に並んでいただき行われました。笑顔のおふたりとは対象的に親御さま側は涙してくださり、計画は大成功でした。また新婦さまが成人式でお召しになった振袖で、お色直し入場されたのも計画のひとつでした。お母さまの強いご希望だったのですが、当会場では本来お持込みが難しいため、新婦さまからお母さまには、「できなかった」とお伝えいただいていたのです。当日はうれしいサプライズを、涙で受け止めてくださいました。
ご家族と仲のよいおふたりらしい演出は、他にもありました。ケーキのファーストバイト後におふたりがサプライズ指名されたのは、ごきょうだい。新郎妹さまと新婦弟さまにご登場いただき、サンクスバイトを行われました。その後のご中座でエスコート役にご指名されたのは、新婦さまの叔母さま。感謝のお手紙を読んでご登場いただくという流れだったので、ここでもまた感動の涙がありました。一方の新郎さまは、とてもお世話になられたというお祖母さまをご指名。こちらもメッセージをひと言伝えての、心あたたまるご中座となりました。
ご家族が登場される演出がステキなアクセントになっていましたが、基本的にはご歓談中心のゆったりとした披露宴でした。披露宴中もご自身で写真が残せることをお伝えすると「じゃあ、撮りたいです」とおっしゃり、高砂からの景色を撮影されたり、お互いを撮り合いされたり。終始楽しそうなおふたりでした。
ご両家ゲストの中間地点ということで神戸・北野にある当会場をお選びいただいたのですが、遠方にお住まいだったおふたり。そのためお打ち合わせの一回が、濃密なものになりました。美容師同士のカップルさまでしたのでビジュアル面でのこだわりも強く、会場装飾にも細かく気配りしてくださいました。「力作になりました!」とご報告してくださったのは、手作りのウエディングボード。オリジナルの結婚証明書作成用の木箱や、プリザーブドフラワーなど、お好きなテイストでそろえてくださいました。装花もドライ調でまとめてくださり、ブーケは「将来子供ができたときに、見てほしいから」とプリザーブドを選ばれました。
ヘアスタイルも大変オシャレだったのですが、じつは「美容師だからこそこだわりはないです」とおっしゃって、こちらの美容スタッフにお任せいただいたもの。頭のフロントをお花で飾ったスタイルが、新婦さまの雰囲気にとてもよくお似合いでした。
お料理は、見学時にご試食いただいた中からほぼすべてをお選びいただきました。気に入ってくださったものがいくつかあったようで「絶対にこれにします!」と、あっという間に決めてくださいました。「とくに印象に残りました」とおっしゃっていたのが、「甘鯛のうろこ焼き」です。うろこまで焼くパリッとした食感が人気のメニューなのですが、当日はゲストのみなさまにも「おいしかった!」と喜んでいただきました。
演出にも使ったウエディングケーキは、シンプルなデザインに。フルーツが苦手とおっしゃっていたので、中身をチョコチップにしたものをご用意しました。
ご見学時におふたりがとくに気に入ってくださったのが料理、そしてチャペルのクロスバージンロードでした。十字形になったバージンロードなのですが、他会場と違い新郎さまが横から入場され、ふたつのバージンロードが交わる場所でおふたりが出会うというものです。誓いのキスの代わりにハグをされ、ゲストのみなさまの拍手で祝福されました。挙式後にはガーデンでのフラワーシャワーも。笑顔あふれる、あたたかな挙式となりました。
お開き後の控室では、新郎さまから新婦さまへのサプライズもありました。じつはご準備期間中に私のほうから新郎さまへご提案したことなのですが、「どんなサプライズがいいのかな?」と考えてくださって。おふたりがよく行かれるお花屋さんがあるとのことで、そのお店でフェイクフラワーの花束をご用意してくださいました。当会場までお持ち込み品などといっしょに配送できたので、新婦さまには当日までわからないままだったと思います。涙してくださるかなと予想していたのですが、実際には花束を目にされた瞬間からずっと笑っていらっしゃいましたね。そんなところもおふたりらしくてステキだな、と感じたシーンとなりました。