2021年4月13日

ピアジェのラグジュアリースポーツウォッチ「ピアジェポロ」に新作のスケルトンモデルが登場

ラグジュアリースポーツウォッチの新しい顔
ウォッチメイキングの技術において、スケルトン以上に美しさを表現できるものはないでしょう。それは、文字盤やムーブメントを
必要最小限にまで削ぎ落す複雑な過程を経て、精緻を凝らした、脈打つウォッチの心臓部分を見せる技術です。傑出
した美学と信頼性の高い機能性を両立させたスケルトンウォッチの制作には、多くのスペシャリストたちのヴィジョン、自信、
時間、そして相当の技術と経験が必要とされます。そして、この分野においてピアジェは、半世紀にわたり名を馳せてきたの
です。

スターに愛されて

ピアジェ初のスケルトンウォッチは、1970 年代に制作されました。メゾンの多くのクリエイションと同様に、スケルトンウォッチも
瞬く間に有名人のファンを獲得したのです。最も有名な初期の愛用者の1 人は、ジャズトランペットのレジェンド、マイルス・
デイヴィスです。彼は、ピアジェを含むウォッチのセレクションを常にブリーフケースに入れて持ち歩き、ステージに出る直前に
「今宵のウォッチ」を選んでいました。複雑かつ革新的な演奏で知られたプレイヤーにぴったりなピアジェのゴールドの
スケルトンウォッチは、大舞台でたびたびその手首を飾りました。

薄さを極めたスケルトン

ピアジェは⾧きにわたり、並外れて薄い機構を生み出すことで知られてきました。そしてさらに、とびきりの薄さと精緻を極めた
スケルトン化を両立するキャリバーの開発という、メゾンを象徴する2 つの分野の融合に取り組み始めたのです。その歩みに
おいて、トゥールビヨン、ムーンフェイズ表示、精巧なエナメル加工、ダイヤモンドセッティング、また自動巻など、様々な機能や
加工を採用し、中には世界で最も薄いスケルトンムーブメントとして発表されたものもあり、多くの記録を達成してきました。

「ピアジェポロ」で初のスケルトンウォッチ

そして今年、ピアジェは、最新のスケルトンウォッチを発表します。ピアジェが1979 年に生み出した画期的なラグジュアリー
スポーツウォッチ「ピアジェポロ」のフルスケルトナイズバージョンです。ピアジェポロスケルトンの開発に向けて、ピアジェの
デザイナーと技術者たちは、一目でそれとわかるこのウォッチの特徴的なシェイプ、ラウンド型のベゼルに囲まれた曲線的な
ケース、クッション型の文字盤、そしてスリムな輪郭を再考する必要がありました。さらに、このスケルトンモデルを完成させるに
は、ケースを既存のバージョンより30％も薄くし、ピアジェの紋章が刻印されたオフセンターのマイクロローターを搭載した
1200S1 ピアジェ自社製薄型自動巻ムーブメントも進化させなければなりませんでした。課題は「ピアジェポロ」の強い
個性でもある骨太な外見を保ちつつ、このモデル史上最も薄いケースを使って「エレガンス、使いやすさ、着け心地の良さ」と
いう組み合わせを実現することでした。その結果、まさに身に着ける芸術品と呼ぶにふさわしいウォッチが誕生しました。
42mm のステンレススチール製ケースに収められたスポーツウォッチは厚さわずか6.5mm、1200S1 ピアジェ自社製
自動巻ムーブメントを搭載しています。ムーブメントは、開発から製造まで一貫して自社で行われ、2.4mm という
ウエハースのような薄さです。微細な部品が複雑に組み合わされている外見にもかかわらずピアジェポロスケルトンは
他のモデルと同様に、堅牢かつ信頼性も高く実用的です。さらに「ピアジェポロ」の代名詞である、ポリッシュ仕上げとサテン
仕上げを施したH 型のブレスレットはインターチェンジャブルで、各ウォッチに付属する追加のレザーストラップと簡単に交換
することができます。シーンに合わせてストラップを交換する事で汎用性が高まり、ウォッチに異なる表情が生まれます。
パワーリザーブは44 時間、防水性は3 気圧です。