概要:
• デザインと時計づくりの専門技術が見事に融合:新開発のキャリバー256を搭載し、手巻きで12日間のパワーリザーブを実現。メモボックスのアラーム複雑機構を備え、著名なデザイナーであるマーク・ニューソンとのコラボレーションをさらに追求
• 特徴的なダイヤルデザイン:すっきりとした現代的なラインと、特許取得のメカニズムによる独創的なパワーリザーブ表示
• 限定の特別なトラベルキット:毎年わずか100点のみの限定生産。マーク・ニューソンがデザインし、イタリアのクオイエリアメゾン スケドーニが制作したカスタムメイドのレザー製トラベルアクセサリーが付属
• マーク・ニューソンとのコラボレーションから誕生:ジャガー・ルクルトと象徴的なデザイナーとの対話をさらに深める最新作は、独自のビジョンを通じて計時とデザインの融合を新たに解釈している

プロダクトデザイナーのマーク・ニューソンとの継続的なコラボレーションの最新作として、ジャガー・ルクルトはメモボックス・トラベルクロックを発表。グランドメゾンが誇る旅行用時計の豊かな伝統を継承しつつ、現代の旅行者にふさわしい理想のパートナーとして再解釈したデザインである。手のひらにすっぽりと収まるほどコンパクトでありながら強い存在感を放つこの作品は、チタン製ケースの軽さと、スケドーニによるレザーポーチがもたらす温もりのある手触りを兼ね備えている。このメモボックス・トラベルクロックは、2026年4月21日から26日まで、世界有数の国際デザインフェアである「ミラノ・デザイン・ウィーク」の期間中、ジャガー・ルクルトの「The Perpetual Timekeeper」展で発表された。
時と旅が織りなす遺産
ジャガー・ルクルトの豊かな時計づくりの伝統は、トラベルウォッチの分野にも及び、デュアルタイム機能やワールドタイム機能の腕時計、そして様々な形態のトラベルクロックの作品がその事実を示している。この専門技術とエレガントな美しさを融合させたジャガー・ルクルトは、ノマド的な時計の遺産を築くなかで、意外性のある丹念に作り込まれたデザインを特徴とし、一部にサーモメーターやバロメーターなどの機能を備えたモデルを制作してきた。この物語は、1950年に発表された象徴的なメモボックスのアラーム用キャリバーと深く結びついている。「メモボックスは、思い起こさせ、知らせ、目覚めさせます」という見出しの広告で発表されたメモボックス(ラテン語で「記憶の声」を意味する言葉に由来)は、当初、ビジネスマンが予定を忘れないようにするための腕時計として設計された。その実用性を考えれば、ジャガー・ルクルトが1950年代初頭以降、卓上時計や旅行用時計の数々にメモボックスの複雑機構を採用したのは当然のことだった。腕時計と置時計のいずれにおいても、メモボックス・キャリバーは特徴的なダイヤルで表現され、可動式のセンターディスクの縁で三角形のポインターがアラーム時刻を示し、伝統的な学校のベルを思わせるメモボックス独特の音が鳴り響く。

マーク・ニューソンとの新たなコラボレーション
ジャガー・ルクルトとオーストラリア出身のプロダクトデザイナー、マーク・ニューソンは2008年からコラボレーションを続け、両者の専門知識を結集して「複雑」かつ「魔法のような」とデザイナー自身が評するオブジェのアトモスを再解釈している。この創造的な対話から次々とキャリバーが生まれ、2008年には561、2010年には566、そして2016年には568の初代モデルが発表された。多分野にわたる活動で知られるマーク・ニューソンは、10代前半に初めてアトモスに出会って以来、長年にわたりその魅力に惹きつけられてきた。タイムレスな個性に導かれ、彼はオブジェの本質を尊重し、守り抜くような、的確なデザイン手法を取り入れている。
そのアプローチにより、素材の意外な活用法を探求し、技術的な慣習に挑戦している。アナログなオブジェへの深い愛着に根ざしたビジョンは、長年愛され続けるデザインへの取り組みに一致し、機能とフォルムの両面で時代を超えるスタイルに設計されている。

機能とフォルムの完璧な調和
機能とフォルムの融合を極めたマーク・ニューソンは、メモボックスの技術的および視覚的な伝統に
新たな視点をもたらし、実用性と使いやすさを兼ね備えつつ、美的な魅力にあふれた現代的なオブジェを生み出した。両者の技術が相乗効果を発揮するなか、ジャガー・ルクルトは、デザイナーのビジョンを具現化するために自社の時計づくりの専門技術を駆使し、その実現のために数々の技術革新を生み出した。
このクロックは、象徴的なメモボックスの複雑機能を備えた、まったく新しい手巻きムーブメントであるキャリバー256を搭載している。ジャガー・ルクルトのすべてのキャリバーと同様、構想から設計、製造に至るまで、すべて自社内で行われた。旅行者が時刻の巻き戻しを気にする必要がないよう、キャリバー256は計時機能専用の2つの大型香箱により、12日間という極めて長いパワーリザーブを実現している。3つ目の香箱はアラーム機構専用に使用される。
伝統的なメモボックスのダイヤルに着想を得たダイヤルのデザインは、円の中に円を重ねた構成を採用し、大きなアラビア数字の周囲を断続的な円を描くようにあしらわれた細い窓の中に、特徴的なパワーリザーブ表示が配されている。1日のパワーリザーブはダイヤル上の1時間に相当し、香箱が完全に巻き上げられると、12個すべてのインジケーターがオレンジになる。12時位置から反時計回りに、パワーリザーブが減るにつれ、対応するインジケーターがブルーに変わる。表示は一見シンプルですが、その背後には技術的偉業が隠されている。ジャガー・ルクルトが開発し、特許を取得した新しい機構は、オレンジの可動リングとブルーの固定リングによる2つのらせん状のリングが絡み合う構造である。メモボックスを象徴するアラーム用の三角形のポインターが配置されたダイヤル中央の可動式ディスクを囲むように、固定リング上に分目盛りが記されている。細いベゼルと、現代的な雰囲気を添えて視認性を高める鮮やかなオレンジとブルーのパレットに彩られ、針とアラームの三角形にはスーパールミノヴァ®が塗布されており、薄暗い場所でも視認性を最大限に発揮する。
チタンの優美な強さを宿したメモボックス・トラベルクロックは、軽さとしなやかな強さを兼ね備えた完璧な球体であり、直径69mm、厚さ18mmのスリムな輪郭に仕上げられている。円の中に円を描くというテーマと、視覚的な装飾を一掃したデザインを貫き、ケースバックには折りたたみ式のスタンドが一体化され、デスクやベッドサイドテーブルで使える。ベゼルの下に隠されたペリフェラル巻き上げリューズは、手巻き、時刻設定、アラーム設定といった操作に心地よい手触りで、希望する機能は一体型のセレクターボタンで選択することができる。
オレンジとブルーの配色はケースバックにも反映され、中央にはアラームのパワーリザーブ表示(残量が減るにつれてオレンジからブルーへと変化)が配されている。また、リューズの下側にはブルーのバンドが施され、そこにクロックの製造年やシリアルナンバーなどの刻印が施されてる。本モデルは年間100個の限定生産だ。

ケースに収められたディスプレイ:細部に至るまで徹底的に考え抜かれたデザイン
メモボックス・トラベルクロックの完成にあたり、マーク・ニューソンは、モデナの中心部に位置する由緒ある家族経営のレザー工房であり、20世紀半ばのクラシックなイタリアンスポーツカーに関する実績や、独自のレザー成形技術で知られるスケドーニとコラボレーションを行った。クロックは旅行に最適な専用のトラベルポーチに収められている。このポーチはまた、愛用の腕時計も3本収納できるよう考え抜かれてデザインされ、充実したトラベルパックに組み込まれている。このアンサンブルを完成させる厳選された重要なツール一式には、上質な拡大鏡、精密なストラップ取り外しツール、そしてスクリュードライバーが揃う。
この時計には専用のディスプレイスタンドも付属し、デスクやベッドサイドテーブルに長期間置いて
使用する場合に理想的である。ポーチ、トラベルパック、そしてエレガントなディスプレイスタンド。これら一つひとつのアイテムは、イタリアのラグジュアリーメゾン スケドーニによって丹念に作り上げられている。タンカラーのオープンポア仕上げが施された最高級の天然カウハイドレザーを使用。表面にはベージュのハンドステッチが芸術的な美しいコントラストを描き、永続的な品質とデザインを証明している。
技術仕様
メモボックス・トラベルクロック
ケース:チタン
サイズ:直径69mm、厚さ18mm
キャリバー:手巻ジャガー・ルクルト製キャリバー256
機能:時、分表示、アラーム - 時刻およびアラーム パワーリザーブ表示
パワーリザーブ:12日間(約288時間)
ダイヤル:オパーリン仕上げ 防水性:3気圧
アクセサリー:トラベルポーチ、トラベルパック、ディスプレイスタンド、すべてスケドーニ レザー製リファレンス:Q614T020
年間100点の限定生産
マーク・ニューソンについて
マーク・ニューソンは、同世代のデザイナーの中でも最も影響力のある人物である。精度が動きを生み出し、機能が形となる、テクノロジーと彫刻が交わる領域で作品を創り出している。その作品は、流れるようなライン、素材の洗練、そして細部に対する徹底した配慮によって特徴づけられている。マーク・ニューソンは、シンプルを極めたスタイルと高度なエンジニアリングを融合させた前衛的なデザインで評価を得てきた。この独自のビジョンにより、航空、自動車、テクノロジー、ラグジュアリーといった分野において、世界有数の名門ブランドとのコラボレーションを実現してきた。これは、革新とクラフツマンシップが切り離せない関係にあるジャガー・ルクルトにおいて、自然な共鳴を見出している。アトモスやメモボックスといった名作を再解釈するにあたり、ニューソンは既存の作品に上書きするのではなく、その本質を浮き彫りにした。機械式の魂を守りつつコンテンポラリーなデザイン要素を取り入れ、記憶と創造の狭間で、その存在感を未来へと広げた。
「ジャガー・ルクルトと仕事ができることは、今でも夢のようです」と、デザイナーは語る。「私が抱く敬意は、オーストラリアでの若い頃にさかのぼる、長年のものです。ジャガー・ルクルトが誇る卓越した、模範となるデザインの伝統の一貫性と、革新への絶え間ない取り組みは、間違いなく、私が時計に対して生涯にわたり抱く情熱の源になっています。数十年が経った今、これまで数多くのコラボレーションを重ねてきたことを振り返るのは、この上ない喜びです。2008年から続くアトモスでの取り組みは、美しく再解釈されたモデルをデザインする活動であり、私たちの継続的なパートナーシップにおいて、とりわけ特別で、象徴的な位置を占めています。」
ジャガー・ルクルト – ウォッチメーカーの中のウォッチメーカー™
1833年以来、ジャガー・ルクルトは、革新性と創造性への抑えきれない渇望に導かれ、故郷ジュウ渓谷の平穏な自然環境からインスピレーションを得て、複雑機構への熟練した技術とその精度で際立った存在となっている。ウォッチメーカーTMの中のウォッチメーカーとして知られるマニュファクチュールは、1,400を超えるキャリバーの制作と430以上の特許を通して、その絶え間ない革新の精神を表現してきた。ジャガー・ルクルトの時計職人たちは、190年以上にわたる蓄積された専門知識を駆使して、最先端の精密なメカニズムの設計、製造、仕上げ、装飾を行い、何世紀にもわたるノウハウと情熱を融合させ、過去と未来をつないでいる。時代を超え、常に時と共にあります。180種類もの専門技術がひとつ屋根の下に集結したマニュファクチュールは、その技巧に、デザインの美しさと独特で控え目な洗練とを組み合わせ、高級時計に息吹を吹き込んでいる。
jaeger-lecoultre.com







