こんにちは、ライターのカツセマサヒコです。
結婚式といえば、新郎新婦に向けてライスシャワーやフラワーシャワーをするのが定番なんですけど、どの結婚式に行っても、いつもお米や花びらばかりまいている気がしませんか?
個人的にはもっとこう、ド派手なやつをまいてみたいんですよ。
ゲスト80人がたわしを投げる「たわしシャワー」とかあったら、ぜったい盛り上がるじゃないですか。「いててて!」とか言いながら笑いあってる新郎新婦、最高でしょう。
ということで今回は、フラワーシャワーなどをアップデートして、
考えうる限りの○○シャワーを実際に試してみたいと思います。
今回の企画に付き合ってもらったのは、フリー素材モデルの大川竜弥さん(写真左)と、体当たり取材が得意なライターの井上こんさん(写真右)です。
ーーお二人ともよろしくお願いします!
大川さん「よろしくお願いします。新郎役は初めてなので緊張します」
井上さん「ウェディングドレス着たのが初めてなのでうれしいです、がんばります!」
シャワーを投げるゲスト役は、河川敷でピクニックをしていたそこらへんの大学生に協力してもらうことにしました。明治大学の広告研究部のみなさんです。
「仕事は何してるんですか?」と聞いてきたんですけど、これが仕事じゃボケと思いました。
役者がそろったので、さっそく○○シャワーをやっていきたいと思います。
ちなみに、なぜ河川敷で撮影しているかというと、「結婚式場でそんな企画できるか!」と怒られたからです。世の中はいつも少しだけ僕に冷たいですね。
1.ライスシャワー
まずは定番中の定番、ライスシャワーがどのように映るか試してみたいと思います。
「型を破るためには、まず型を知ることが大事」って言いますからね。
学生に両手いっぱいお米を持ってもらって、新郎新婦が歩き始めたところでライスをまきます。いざ、ライスシャワー!
はい。普通ですね、普通。これ以上ないってくらい普通。
普通が一番って考えるならこれで十分ですよ。
でももっとアップデートしていった方が、さらにハッピーになれると思うんですよね。
もっといろいろなものをまいてみましょう。
※お米はこの後、スタッフが本当においしくいただきました。
2.フラワーシャワー
続いてフラワーシャワーです。
お米に比べるとだいぶ華やかですね。
まいてみるとどうなるか見てみましょう。
多幸感ー!!!!!
多幸感がすごいー!!!!! 思いのほかハッピーな画が撮れてしまいました。
なんだろう、もうこれでよくないですか?
たわし投げたいって言ってたのが恥ずかしくなってきました。
3.フェザーシャワー
それでも続けましょう。次は羽毛が空を舞うフェザーシャワーです。
シンプルですけど、これもやわらかな雰囲気がよさそうですね。
まいてみましょう!
天使。
ぜったい天使が通ったでしょ、これ。
神から祝福された二人の図ですよ、間違いなく。
やっぱり王道はいいですね、美しい限りです。
4.スーパーボールシャワー
ここから徐々に王道から外れていきます。
次はスーパーボールシャワー。スーパーボールが宙を飛び交うのもキレイでしょうし、跳ねてからの感じも楽しそうですからね。さっそくやってみましょう。
なんか痛そう。
そりゃ固形物が降ってくるんですからね......多少の痛みはあるのでしょうね......。
でも大小さまざまなボールが降ってくる感じは、キレイですね!
これはこれでアリなんじゃないでしょうか!?
井上さん「普通に痛い、普通に痛いから、地味に......」
やっぱりナシでお願いします。
5.風船シャワー
続いて風船です。バルーンリリースのときはヘリウムガスを使って膨らませますが、それだとシャワーにならず飛んで行ってしまうので、今回は僕の二酸化炭素で膨らませました。酸素不足で脳震とう起こして、ロケが中止になるかと思いました。
こちらが風船を投げた写真です。
平和! なんていうか平和!
大学生8人しかいないから規模感が小さいですが、80人とかでやったらめちゃくちゃポップでかわいいんじゃないでしょうか。発明かも。発明しちゃったかもしれないです。
6.塩シャワー
次は塩シャワーをやってみたいと思います。
相撲は最初に塩をまきますよね。二人の結婚生活だって、きちんと場を清めてから始めたほうがいいんですよ、きっと。
で、二人に塩をまいた写真がこちらです。
浴びすぎ。
ちょっと量が多く出すぎちゃいました。
モデルはドン引きするし、掃除も大変だしで、塩は踏んだり蹴ったりでした。
7.折り鶴シャワー
次は縁起が良いとされる鶴の折り紙をまいてみます。
本当はホンモノの鶴をまきたかったんですけど、いろんなところから怒られそうだからやめろと言われました。ちなみに折り鶴は専門業者に頼んだら、100羽が翌日には届いていました。世の中いろんな職業がありますね。
そんな折鶴シャワーの写真がこちらです。
思ったよりキレイ!
いくつかは本当に飛んでいるようにも見えませんかこれ?
鶴がカラフルだったのもよかったですね! 美しいです!
8.縄跳びシャワー
次は縄跳びをまきます。
縄跳びは長さがありますからね、空に舞ったときにそのぶん派手な印象になると思います。美しい画が期待できますよ、これは。
さっそくやってみましょう。
捕獲されそうなのかな......?
決してロマンチックとは言えない写真が撮れてしまいました。
「一風変わった式にしたい」と考える人にとっては、これでもアリかもしれませんが......!?
大川さん「犯罪者になった気分でした......」
これもやっぱりナシかもしれません......。
9.トイレットペーパーシャワー
次はトイレットペーパーシャワーです。
トイレットペーパーは縄跳びなんか比じゃないくらい全長が長いですからね......。縄跳びの時点で「捕獲されそうな親子グマ」みたいな画になったことを考えると、不安でしかありません。
さあ、さっそくやってみましょう。
なんかアート作品っぽい。
思ったよりも痛々しい画にはならなかったのですが、なんて言うんですかね、結婚式というよりは「宇宙人主催のパレードに参加してる人」って言う方がしっくりきませんか? 人知を超えた作品になってしまいました。
10.たわしシャワー
最後はいよいよたわしシャワーの登場です。
別に「新郎新婦にたわしを投げたいだけ」というやましい思いがあるわけではありません。ただなんとなく、「たわしを浴びせたらどうなるんだろう?」という好奇心が芽生えたのです。その夢を実現させたくて、このロケを企画したようなものでした。
それでは見てみましょう、こちらがたわしシャワーです!
障害物を避けるゲームか何かかな......?
ハードボイルドなアクション映画の一シーンみたいな臨場感。
でも避けているのはあくまでも「たわし」というギャップ。
新郎新婦が全力で避けなきゃいけない点で、結婚式には向いていないかもしれません。
言いだしっぺがすみません、たわしも、あんまりおすすめできませんでした。
以上でロケは終了しました!
みなさんが「結婚式でやってみたい!」と思うシャワーはありましたか?
ちなみに僕はロケをやってみて、「王道が一番」だと感じました。
これから結婚式を予定している人、結婚の予定はないけど新郎新婦に何かを投げたい人、ぜひいろいろなシャワーを考えてみてくださいね!
(でも結婚式場によっては受け入れてもらえないところもありますよ!)
大川「帰ってシャワー浴びたい......」
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