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【みんなのプロポーズ物語】海辺のプロポーズで彼が取り出したのは、指輪ではなく......。サプライズ苦手な彼が仕掛けた、まるでおとぎ話のような演出。お互いが唯一無二な存在だからこその、シンデレラ・プロポーズ

photo: Ryusuke Goto
Story telling by
shioriさん
@hare_gan0822

アパレルブランドのショップスタッフとして働くshioriさんと旦那さまの出会いは8年前、shioriさんが20歳のとき。そこから5年の交際期間を経て結婚。スタイリッシュで都会的なふたりのプロポーズ・ストーリーは、ロマンティックでドラマティック! お互いに唯一無二な存在だと尊重し合い認め合う、一途なふたりの物語。
目次
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理想のスタイルに全集中!
すべて自分で手配した、
完全セルフプロデュースなウエディング・フォト


_shioriさんのウエディングドレス、とってもステキですね。アンティークな雰囲気がよくお似合いです
shioriさん(以下SH):ありがとうございます! このドレスは自分で調べて見つけたものなんです。アンティークな雰囲気で撮影したかったので、ロケーションもカメラマンの方もすべて自分で手配しました。

_ロケーションまでご自身で?
SH:そうなんです。私たちは結婚式を挙げず、ウエディングフォトに注力することにしたので。
理想とするアンティークなイメージに合うベストなロケーションを自分で探して、最終的に和敬塾本館(旧細川護立侯爵邸)に決めました。
カメラマンもウエディングフォト専門の方に自らお願いしました。
その方が所属している会社が和敬塾での撮影の実績があったので、そこから仲介してもらった感じです。

_すごいバイタリティ! shioriさんの強い想いを感じます。
SH:そうですね。入籍したときがちょうどコロナが流行っているタイミングでした。
先行きが見えない中で、結婚式を挙げるというのが中々むずかしくて。
もともと式を挙げる事がマストではなかったのですが、このまま何もやらないのはイヤだなと思い、写真だけは自分の想いにこだわったものを残しておこうと思いました。
ゆくゆくは結婚式とは言わないまでも、人生の節目のどこかで小さな披露宴だけでもできたらな、と思っています。

_結婚後に挙げる披露宴。それもまたステキですね。そもそも旦那さまとは、出会ってどれくらいで結婚を決めたのですか?
SH:彼との出会いは私が20歳のときです。
友人主催の食事会でたまたま正面に座ったのがきっかけで話したのですが、
深掘りしてみると意外に趣味があったんです。
そのまま付き合うことになり、付き合って5年で彼からプロポーズを受けました。

渡されたのは指輪ではなく......。
浜辺でのロマンティックなプロポーズに
忍ばせたビッグサプライズ


_どんなプロポーズだったか教えてください!
SH:当日は鎌倉デートでした。
私は海が好きなので、ドライブがてら鎌倉の海に行くことになりました。
その時期流行っていたゲーム機があって、私も欲しかったのですが人気すぎて買えなかったんです。そんな話を彼にしたら「自分のを貸してあげる」と言って、その日に持って来てくれていたんです。大きな袋に入れて。

夕方海について車を降り、さあ浜に行こうとなったときに彼がなぜかそのゲーム機が入った袋を持って行こうとするんです。
「ゲーム機を浜辺に持って行くの、危なくない? 持って行かない方がいいよ」と私は言ったのですが、彼は頑なに持って来ようとする(笑)。変だな、と思いながらも「まあいいか」と。

_あきらかに変だけど、shioriさんが受け入れたんですね。
SH:はい。でも浜についたら彼の口数が急に減ったんです。
気まずいなあ、と思っていたら急に彼から「話がある」と言われ、怯えていたら......。

_そうしたら?
SH:「付き合って5年たつけど、この先shioriよりも好きになれる人は現れないと思うから、僕と結婚してください」とプロポーズされました。
そしてゲーム機が入っているはずの大きな袋から、ガラスの靴のオブジェを取り出し渡してくれました。

_! ガラスの靴を贈られたのは何か理由があったのでしょうか?
SH:指輪の代わりだったそうです。
私が以前に「婚約指輪はいらない、婚約指輪を買うならそのお金を旅行とか、ふたりで過ごす時間のために使いたい」と言っていたのを覚えてくれていたみたいで。
でもやはりプロポーズのときに「何か思い出に残るものを」と考えてくれたみたいで、ガラスの靴のオブジェをプレゼントしてくれました。

ただコレが結構な大きさで(笑)。
私に隠し通すのは無理だと思って、ゲーム機と偽って持って来たみたいです。

_旦那さまのshioriさんへの愛を形にしたガラスの靴だったんですね。なんともロマンティック! プロポーズを受けたとき、shioriさんはどう思いましたか?
SH:そうなればいいと思っていたけれど、実際受けてみると現実味がなくて(笑)。
驚き半分嬉しさ半分、その上照れも入って。いろんな感情が混ざり合って、そのまま前のめりに「お願いします!」って答えました。

_ほほえましいですね。プロポーズのときに印象に残ったエピソードはありますか?
SH:今では笑い話なんですけど。
プロポーズの後、彼がちょっといいレストランを予約してくれていたのですが、私はお散歩デートだと思って来ているので、ラフなファッション。
彼は「全然大丈夫だよ」と言ってくれるのですが、自分はちゃっかりセットアップとか着てるんです(笑)。

ずっと思い出に残る記念のディナーに行くのに、さすがにこの格好はイヤだとなりまして。横浜のショッピングモールまで行って服を買いました。

_鎌倉から横浜まで? まあまあ距離ありますよね?
SH:閉店間際にギリギリ間に合いました。そこからコレとコレがあれば、なんとかなる! と秒で選んで、予約していたお店に向かいました。

_さすが、ファッション関係者。服選びに迷いがない。レストランには間に合ったのですか?
SH:はい。レストランでは、最後に「Will you marry me?(私と結婚してください)」と文字が書かれたケーキプレートと共に花束が出てきて。
そのときにようやく「私、結婚するんだ」と実感しました。

_2回目のプロポーズがあったんですね。旦那さまは、結構サプライズ好きなんですか?
SH:いえ、彼はそういったサプライズは苦手なタイプ。だから、渾身のサプライズだったと思います。彼の周りに既婚者がいたので、体験談を参考にしたみたいです。

私が気づくかもしれない、バレるかもしれないという緊張感が、ずっとあったみたいで。
予想外のドタバタもありましたが、すべてを終えた後、彼は心から安心していました。

今までも、これからも。
唯一無二の存在として
お互いを尊重しあえる夫婦でいたい


_彼にとって忘れられない1日になったでしょうね。もちろんshioriさんにとっても忘れられない日だったと思いますが、プロポーズってやっぱりあった方がいいと思いますか?
SH:もちろん、プロポーズがあってもなくても“パートナーと一緒にいる”という事実は変わらないと思いますが、関係性を明らかにする、という意味ではあった方がいいのかな、と個人的に思いました。
私的には、恋人だったのが“法律上の夫婦になる”という大きな意味がありました。

_結婚して変わったことなどはありますか?
SH:結婚に対して、(今まで育ってきた)自分の家族以外のあたらしい家族ができるという、スケールの大きさと、(今まで育ってきた)自分の家族以外に、素の自分をさらけ出せるかという不安があったのですが、いざ、結婚してみると「こんなもんなんだ」と思えて。
拍子抜けしたというか、自分が思うほどハードルが高くなかったのが本当のところです。

そう思わせてくれるのは、彼のおかげでもあると思います。
付き合っているときから、お互いを尊重し合う関係性ではあったのですが、結婚してからもそこは大きく変わらずによい意味で依存し合わない、束縛し合わない夫婦になっているかな、と思います。
マイナビウエディング 編集部
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