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加藤ローサ・松井大輔の離婚から考える“マイルド俺様”を見抜く方法

2025/08/29 更新
こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

加藤ローサさんが8月17日にトーク番組『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)に出演し、サッカー元日本代表選手の松井大輔さんとの離婚を突如発表したことが大きな話題に。

 おふたりは2011年6月に交際半年ほどでスピード婚し、同年12月に長男、2014年2月に次男を授かっていました。ただ、お子さんたちのためにまだ同居は続けているという、珍しい離婚スタイルであることも明かしており、同番組にはなんと松井さんがVTR出演。

松井さんが「紙(婚姻届・離婚届)の問題だけだとは思うんですけど。結婚してからもそんなに、籍は入ってましたけど、今と変わらない関係なので。自分としてはもう本当にこれからも変わらないというか」などと語っていたことが印象的でした。
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加藤ローサが過去に漏らしていた不満


そんな松井さんに対してSNSなどでは呆れた声などネガティブな意見が飛び交い、逆にローサさんに対しては同情や共感の声で溢れるという事態に……。

きっかけは、今回の離婚公表でローサさんの過去のインタビューコメントが再注目されたこと。

たとえば2021年4月掲載の『クランクイン!』のインタビューでは、「『ママがやればいいじゃん。俺たちの世話をするのは当然でしょ』みたいな、家庭内の序列が低いのを変えていかないと(笑)」と、ジョークにしながらも松井さんへの不満を漏らしていました。

「ほかにも2022年4月掲載の『Yahoo!ニュースオリジナル』のインタビューでは、実は「私は結婚したくなかった」と衝撃事実を語りつつ、しかし松井さんからの3度のプロポーズに押し負ける形で結婚したことを明かしていました。また同インタビューでは、「とにかく“俺様”な人なので。一緒に住んでみて、想像以上に俺様だった」とも吐露していました。

ローサさんが語っていた松井さんの“俺様気質”こそが、離婚原因だと見るSNSユーザーが多かったというわけです。

好意的に解釈することもできるが……


ここからは松井さん個人ではなく、“俺様気質”な男性の一般論として話を進めていきましょう。

このタイプは好意的に解釈すれば、決断力や実行力が高いと言えるのかもしれません。ですから自らは一歩引いて、男性に頼もしく引っ張っていってもらいたいという女性には合う結婚相手なのではないでしょうか。

けれど、“昭和的な男尊女卑思考”や“モラハラ予備軍”というような解釈もでき、結婚相手として避けたいと考える女性も少なくないはず。

では、どのようなポイントに注視すれば、結婚前に相手の男性のそういった性質を見抜くことができるのでしょうか?

“価値観の多様性”を理解していない


根本的にこのタイプの男性は、“価値観の多様性”というものを理解していません。

価値観の多様性について簡単に説明しますと、世の中にはさまざまな考え方を持つ人がいるため、1つの物事に対して“正解”の考え方が1つしかないわけではなく、“正解”は人それぞれでいくつもあるということ。それが社会の真理です。

しかしこのタイプの男性は、自分の考え方は絶対的に正しいと信じ込んでおり、要するに自身のなかにある“正解”が唯一無二だと妄信してしまっているのです。

一例ですが、「男ならとにかくバリバリ仕事をして家計の大黒柱になるべき」という考え方もあれば、「男でも収入は高くなくていいから家事・育児を平等に担うべき」という考え方もあります。どちらか一方だけが正解なわけではないし、どちらかが不正解なわけでもありません。

ですが、前者の考え方が唯一無二の正解だと思い込んでいる男性の場合、裏を返すと「女が家事・育児を担うべき」というガッチガチな固定観念を持っており、家庭の収入を支えていることを大義名分にして家のことには非協力的になりがちというわけです。

「話し合いに応じない」わけではない


そして、“価値観の多様性”というものをわかっていない男性とは、たいていまともな話し合いができません。

自分の考え方が正しいと思い込んでいるので、このタイプの男性にとっては、自分の主張をゴリ押しして、パートナーを自分の意見に従わせることが“ゴール”だからです。

要注意ポイントは、このタイプの男性は決して「話し合いに応じない」わけではないということ。

話し合いの場を設けてくれるので一見すると、こちらの気持ちにも配慮して真摯に向き合ってくれているようにも見えます。

ですが実際は、自分の主張を繰り返すばかりで、女性側の意見には聞く耳を持たないというケースは少なくありません。一応は女性にもどう思っているかを喋らせたとしても、それを否定して、受け入れようとはしない。

本来の“話し合い”とは、自分の価値観を伝えるだけではなく、相手の価値観もきちんと聞き入れ、お互いが納得できる着地点を二人で見つけ出すことが重要。にもかかわらず、この手のタイプは自分の意見を話すことはしても、“話し合う”ことはしていない場合が多々あるというわけです。

見抜くのが難しい“マイルド俺様”とは


ここでもうひとつ“俺様気質”を見抜くための要注意ポイントをお伝えしておくと、彼らは必ずしもヤンキー口調でオラオラしていたり、眉間にシワを寄せて沈黙で威圧してきたりするわけではないということ。

一見するとやさしく温厚な態度をしていたり、女性の意見を理解しているフリをしたりする場合もあるのです。言うなれば“マイルド俺様”です。

つまり、“俺様気質”かどうかを見抜くポイントは、“話し合いに応じてくれるかどうか”ではないし、“話し合い中の態度がやさしいかどうか”でもないということ。相手の男性が快く話し合いに応じてくれて、こちらの意見も聞いて理解しているような態度を示していたとしても、結局は自分の意見を無理やりに押し通すようなら、その男性は“俺様気質”なのです。

“俺様気質”(“マイルド俺様”含む)の男性が自分の生涯のパートナーとして合わないと思うのであれば、話し合いにおける相手の言動から、きちんと見破れる選定眼を身に着けておきましょう。

堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。

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