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【意外とできそう】美大生が実践する「オリジナルご祝儀袋の作りかた」

2025/09/02 更新
この記事は2016年にKekoon powered by マイナビウエディング にて配信されたものです
ライターのカツセマサヒコです。

最近、友人の結婚式に参加してひとつ思ったことがあります。

お金ではなく、自分で手間暇かけることで魅せるオリジナルのご祝儀袋があってもいいんじゃないかと。

どれだけ高いご祝儀袋でも、市販されている以上は誰かと被る可能性があるわけです。でも、かけがえのない親友の結婚式だったら、自分しか持っていないものをあげたいじゃないですか。



そこで今回は、以前スゴすぎる招待状の返信ハガキを描いてくれたスーパー美大生・Kathmiさんにお願いして、オリジナリティ溢れるご祝儀袋を作ってもらうことにしました!



【Kathmiさん】
武蔵野美術大学に通う大学3生。イラストレーションや商業デザインをメインに、ソーシャルやイベント系の企業、個人クライアントから制作を受注。ライブペイントの分野でも活躍。この秋からは大学を中退して独立予定。


ちなみに以前のスゴすぎる招待状の返信ハガキは、こんなにスゴい感じです。はい、ホントにスゴい。
目次
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100円ショップで材料を調達


――ということでKathmiさん、今回もよろしくお願いしますー!

Kathmiさん「はーい! よろしくお願いします!」

――今回はどんな作品を作ろうとしていますか?

Kathmiさん「ご祝儀袋はカッチリしたイメージがありますけど、ハンドメイド要素をあえて残すことで、オリジナル感を演出できればと考えています」

――でも、ご祝儀袋ってあまりアレンジするイメージがないんですけど......?

Kathmiさん「もちろん、厳格な式ときには市販のものでいいと思います。でも最近はアットホームな式も増えているし、そういうときにはオリジナリティがあるものをあげると喜ばれるんじゃないかなと」

――TPOに則して、ってやつですね。

Kathmiさん「そうですね!」



ということでまずは材料を探すことに。やってきたのは、100円ショップ。

Kathmiさん「使えそうだなと思ったものはどんどん買って、あとは制作していくなかで考えていこうと思います」

――うん? 経費で落とせるからってだいぶ強気な発言ですね??

Kathmiさん「え、いいもの、作りたいですよね?」

――たしかにそうですけどね。



一見「何に使うの?」と思えるものも、どんどんカゴに入れていく。



「あ、これは使いそう!」と手に取るものほど、用途が不明。
全部で40点近い買い物になりました。これでまったく材料使わなかったら、さすがに怒ろう。

新郎新婦の名前いりご祝儀袋を作る


Kathmiさん「まずはこのご祝儀袋をベースにして、もっとかわいい感じにしていこうと思います」



――はい! お願いします!



さっそく作業開始。スピードがめちゃくちゃ速いので、写真で追えるだけ追います。まずはレースと折り紙をあわせて、



そこにヘアピンを加工して水引き替わりに。



さらに、新郎新婦の名前(筆記体)を針金で折り曲げながら作る。

――めちゃくちゃ細かいことしてますね......。

Kathmiさん「自分たちの名前が入っていたら、新郎新婦は絶対に喜ぶし、オリジナリティが出てくると思うんです」

――確かに、これを貰えたらめっちゃくちゃ嬉しい。とはいえ針金で作るの、難しそうじゃないですか?

Kathmiさん「うん、わたしも初めて挑戦しているんですけど、やらなきゃよかったって思ってます(笑)」

――まじか。



筆記体で書かれたTaroとHanako。15分程度でこのクオリティだからすごい。「もう少し時間をかければ、筆記体ももっと上手にできるのに」とのこと......。

Kathmiさん「はい、ひとつめ、できました!」

――スピード感も素晴らしいですけど、何よりその温かみのあるデザイン! ハンドメイドならではの良さがありますね......最高です......。

Kathmiさん「ありがとうございます!」



レースでふんわりとした印象を残しつつ、新郎新婦(仮にタロウとハナコにした)の名前が光る。

もう一度見てみましょう。


これが、

こうなりました。

さすがのクオリティ。よくみると右上の「のし」もオリジナルのものに作り変えられてます。ベースのご祝儀袋の面影がなくなってました。

これは残りの作品も期待できそうです。

和柄の折り紙を使うと手軽にオリジナリティを演出できる


Kathmiさん「2作目は、こちらのご祝儀袋をアレンジしていきます」



――今回はどんなテーマですか?

Kathmiさん「年配の方でも使えるような、ちょっとシブい感じになればいいなと思っています!」

――対象年齢を問わず作品を作ることができるの、すごい。



黙々と作り始めるKathmiさん。「好みの色の折り紙をのり付けするだけで、グッとオリジナリティが出るんです」とのこと。これは意外と手軽にできそうな気がする。

――Kathmiさんって、大学何年生でしたっけ?

Kathmiさん「3年です!」

――あ、じゃあ来年就活ですか?

Kathmiさん「あ、でももう大学を辞めようと思ってます」

――なんと! じゃあもう仕事一本に?

Kathmiさん「はい! 制作に専念したいので」

日頃こんなおっきい壁画描いてます#誰でもいいのでわいの絵を見てくれ
pic.twitter.com/HbrmL6xzAz
-- Kathmi EMOGRA.inc (@Kathmi1993) 2016年8月21日
ちなみにKathmiさんは普段、ウォールペイントやライブペイントなどをメインに活動している。クオリティ高すぎ。

――会社に所属する予定はあるんですか?

Kathmiさん「そうですね! まずはフリーで始めて、雇ってくれるところがあれば、一度は会社員をやってみたいと思っています」

――すごいなあ......自分が学生のころなんて、働きたくない一心だったのに。

Kathmiさん「なんか、働いていた方が『生きてる』って実感できるじゃないですか?」

――死んだように働いてるのが虚しくなってきた。



そうこう話している間に、2作目も完成!!!!
渋さとエレガントさを兼ね揃えたデザインができあがりました。



いくつも縦に敷かれたラメ入りの糸の使い方が斬新。市販かな? と思わせるクオリティがありつつも、細かなところにこだわりを感じる。センス良いーー!

――すげー、全然見た目変わっちゃった......。

Kathmiさん「折り紙の力ってすごいですよね。イメージしていたよりもうまくできましたし、縦のライン、オシャレでいい(笑)」

――糸を1本1本垂らすところは絶対に真似したくないなってくらい細かかったですけど、折り紙を切って糊で貼るアイデアは、本当に誰でもできそうですねー。ありがとうございました!

こちらも再度見てみます。

これが、

こうなりました。

これ以上ないぐらいシンプルだったご祝儀袋が、和柄の色紙とラメ入りの糸によって印象をガラリと変えています。水引き部分はほかのご祝儀袋から拝借。「実は水引きの組み合わせを変えるだけでも、印象を変えることはできるんですよね」とのこと。なるほどすぎる。

これにて2作目も完成―!

カッターで切り込みを入れれば、水引きを自分好みに曲げられる


さすがに疲れてきてもよさそうなのに、すぐさま三作目に取り掛かります。相変わらず集中力の持続性がすごい。



Kathmiさん「3作目は色紙を重ねてグラデーションを見せることで、まったく違う雰囲気に変えていきます」


ただ色紙を並べただけで、オリジナリティあふれた作品になる予感がする。

――ほんとだ。一気に雰囲気が変わりますね。

Kathmiさん「これに、水引きにカッターで切れ目をいれて、好きな形に曲げていきます」

――おお! 既存の水引きの形も、変えることができるんですね。

Kathmiさん「注意してやらないとポキっと折れちゃうので、かなり注意が必要だと思いますが......」



水引きが可愛らしい雰囲気に。
三作目もこれで完成!!

Kathmiさん「できましたー!」



折り紙の鮮やかなグラデーションと


ハート型に変型させた水引き。

――ありがとうございますー! これもめっちゃきれいー!

Kathmiさん「グラデーションは一瞬で作れるので本当にオススメですね! 水引きは、念のためいくつかご祝儀袋を買ってチャレンジするのがよいかもしれません」

――うんうん、さすがです。3作、お疲れさまでした!

終わりに


「ご祝儀袋は決められたデザインばっかりだから、そこをどうにかしたかった。もっと個性を出すには100円ショップだけでなく、もう少し材料があればできると思いますが、アイデアをカタチにできて、よかったです!」と語るKathmiさん。実際、上記のような高クオリティでも、ひとつあたり1000円以下で作られているからすごい。想像以上にオシャレなご祝儀袋を作ってもらうことができました。

「美大生だからできるだけで、一般人には無理でしょ?」という細かな発想やテクニックもありましたが、別に美大生でなくてもできる小技も盛りだくさん。ご祝儀袋をカスタムするという発想はこれまでなかったかもしれませんが、せっかくの大切なご友人の結婚式、たまにはこんな斬新なアイデアで祝福してみるのはいかがでしょうか?

ぜひお試しくださいっ!!


【書いた人】

カツセマサヒコ
下北沢の編集プロダクション「プレスラボ」のライター/編集者。味はTwitterとスマホの充電。
Twitter:@katsuse_m

【Kathmiさん情報】
ホームページ:http://kathmi.com/
Twitter:@Kathmi1993
編集|プレスラボ

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