【検証】ドン・キホーテで結婚式の服装一式揃えてみた

さっそく一式揃えてみよう！

今回、店内を案内してくださるドン・キホーテ広報担当の阿部さん。顔出しは基本NGとのことですので、横顔だけ失礼します。

ちょく：今日はよろしくお願いします。あと、日ごろお世話になってます！

阿部さん：いつもご利用ありがとうございます。

ちょく：この六本木店は初めて来たんですが、すごく大きい店舗ですよね。６階まであるのは初めて見ました。

阿部さん：土地柄、いろんな種類の飲食店が多いため、道具や食材、接客で使う衣料類もたくさん揃えてるんですよ。

ちょく：なるほど、つまり夜のお店が多いってことですよね。

ちょく：まぁそういうことです。



さっそく結婚式に必要そうなものがあるフロアを案内してもらいます。

ちょく：あの、表の看板が「驚安の殿堂」になってましたよね？ 僕はてっきり「激安の殿堂」だと思い込んでまして。なぜ変わったんですか？

阿部さん：以前は確かに「激安の殿堂」だったんですが、「激安の域を超えた、品質や値段も驚きの安さ！」という意味を込めて、2011年より「驚安の殿堂」に変わりました。

ちょく：2011年!? まったく気付かなかった。

阿部さん：「激安の殿堂」だと、どうしても安いだけのイメージが先行してしまいがちで、じゃあ値段にあったものしかないのか？ というふうに思われがちなんですよね。そうではなくて、ドン・キホーテは商品にもちゃんとこだわった上で、ディスカウントしているというアピールがしたかったんです。



まずはスーツコーナーに到着。

ちょく：ドン・キホーテでスーツは初めて見ました。スーツ売ってるのはやっぱり土地柄ですよね？

阿部さん：そうですね。限られてはいますが、ほかにも新宿、渋谷、池袋などでは、スーツを販売しています。ドン・キホーテは地域に合わせて品揃えを変えていますので、売っているものに土地柄は出ますね。

ちょく：スーツはどういう人が購入してるんでしょう？

阿部さん：やはり多いのは、出張で東京近郊に来た時に急に必要になってご購入される方ですね。替えの下着やワイシャツが足りなくなったり、ベルトやローファーの故障など、特に六本木店は24時間営業なので、どんなときでもすぐに買えるのがいいみたいですね。

ちょく：なるほど。ホストとかが買うんじゃないのか......。

阿部さん：そういった方もいらっしゃいますね。

ちょく：やっぱりか。

いよいよ試着開始

ここからは衣料品担当の中村祐樹さんも加わって、いよいよ結婚式参列用にスーツをコーディネートしてもらいます。

ちょく：結婚式で必要なやつなので、シンプルに黒のスーツがいいかと思ってるんですが......。

中村さん：そうですね。サイズも多く揃えてるので、ご希望を仰っていただければお出しします。

ちょく：ありがとうございます。では、一番安いやつでお願いします！

中村さん：わかりました。



左がドンキ価格のタグで、右が定価のタグ。



1万9,800円が、9,990円になってるー！

中村さん：売値は１万円切ってますが、元値は２万円弱なんですよね。元値があって、値引きしたところでの「驚きの安さ」ですから。

ちょく：本当だ。２万円弱あったら普通に紳士服量販店でも買えちゃうわ。



早速着てみます。



うん。



なるほど。

ちょく：もうちょい大きいのお願いします。

中村さん：いまキメ顔の意味ありました？



次はワイシャツを買います。

中村さん：最近は襟が大きいのは流行ってなくて、どちらかというとシンプルな形でボタンなどでオシャレを楽しむ方が多いですね。

ちょく：なるほど。さっきから思ってたんですけど、やはり中村さんが結婚式のファッションに詳しいのは、結婚式の服装に関してもずっと接客をしてきているからですか？

中村さん：そうですね、やはり結婚式に向けて当店で買い物される方も少なくはないので。最近では結婚式でも「スーツは上下黒で、白いシャツに白いネクタイじゃないといけない」みたいな風潮は少ないようでして、たとえばズボンは他ブランドで、ジャケットだけドン・キホーテで買う、というお客様もいます。

ちょく：確かに、ここ最近の結婚式のファッション、とくに二次会でのファッションにかなり遊びが多くなってきたような気がする。

中村さん：ほかの人と差をつけるために、小物をオシャレにする人もいますね。



いろいろオシャレについて教わっているが、頑なに安いのにこだわる僕。確かにオシャレに詳しくないと、ああいうオシャレパーマは当てられないなと思ってました。

中村さん：ちなみに、店舗によってはワイシャツも試着できるようになっているんです。袋に入ってるワイシャツでも、店員に言ってくれれば袋から取り出して着られます。ただ、土地柄のせいか六本木店のお客様には急いでいる方が多く、試着しないで買うケースが多いですね......。



なんやかんやで全て揃えたので、さっそく試着室で着替えてみます。

中村さん：あ、結婚式にピッタリな下着もご用意したので、そちらもどうぞ！

ちょく：え？ 何、結婚式でピッタリの下着なんてあるんだ。

・・・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・



中村さん：いいですよ！すごく似合ってます！！

ちょく：いや、似合ってるとかじゃなくて。必要ないでしょコレ。あれ？ 見えないところでもオシャレするみたいな？ そういうこと？

中村さん：それもありますが、やはり余興で裸踊りをする流れになったら必要になってくるかと思いますので......。

ちょく：いろんなこと想定しすぎ。



こうして着替えも完了。

ちょく：リクルート感がすごくないですか。

中村さん：いやいや、すごく似合ってますよ！ 本当に。サイズもちょうどいいんじゃないですか？



まぁズボンの裾は余ってますがね。

ちょく：ダメ元で聞きますが、裾上げのサービスってないですよね？

中村さん：申し訳ございません、裾上げのサービスは行ってないんですよ......。その代わり裾上げテープは商品としてありますので！

ちょく：あ、大丈夫です。靴履けばなんとかなるんで。

中村さん：あと、ネクタイでも充分お似合いですが、最近では蝶ネクタイも流行ってるんですよ。ちょっとつけてみてください！

ちょく：え、そうなんですか？



中村さん：ほら！ すごくオシャレ！ 蝶ネクタイもいろんな種類を揃えていますし、ネクタイより少し安いですよ！

ちょく：はぁ......。



ちょく：あの、本当に蝶ネクタイ流行ってるんですか？

中村さん・阿部さん：本当です。



なんか司会者感が強くなった気がしますが。

中村さん：いや、すごくお似合いですよ！

阿部さん：ほんと！ さっきより断然素敵です！

ちょく：本気で？ 本気で言ってます？ 一緒になって担いでません？

若干腑に落ちない気がしますが、これで衣類は全て揃いました（下着含め）。

あとは小物を揃えれば完璧です。

小物までしっかり揃える

文具コーナーではきちんとした御祝儀袋もありました。



安くて、かつ中に入れる金額も妥当なものを選びます。



ちょく：文具コーナーなので、せっかくだから安全ピンも買いましょう。

阿部さん：え、安全ピンですか？ 結婚式で？

ちょく：これで裾止めれば、裾上げテープいらないかと思って。



阿部さんにやってもらいました。至れり尽くせりです。



ちょく：ほら！ 綺麗にまとまったし、裾も全然気にならない！

阿部さん：いやまぁ、そうですけど。ちゃんと裾上げした方が......。



あとは大人の嗜みである腕時計を買います（最安値）



セカンドバッグも用意すれば、完璧。



おぉ......なんかそれっぽく見えてきた気がする！

ということで結婚式に必要であろう全てのアイテムが揃いました！

Before



After



中村さん：やっぱりスーツ着ると何割か増してカッコよく見えますね！

ちょく：ホントですか。今の僕、10点満点中で何点ですか？

中村さん：9.5点ですね！

ちょく：え、マジっすか!? 最初何点だったんですか？

中村さん：5......ですかね...。

ちょく：5点かぁ。



値札を付けたまま着ちゃってるので、そのままレジに通してもらっている図

さて、気になる今回のお値段は？！





23,482円だー！ 3万円切ったー！！

以下買ったもの。

スーツ（上下）

ワイシャツ

蝶ネクタイ

革靴

腕時計

御祝儀袋

筆ペン

ハンドバッグ

安全ピン

ふんどし

合計　￥23,482

ちょく：結構買ったと思ったけど、思った以上に安く済んだ！ さすが驚安!!

阿部さん：たぶん結婚式参列用の服を当店で一式揃えた人って、そうそういないと思います。

ちょく：ホントに揃えられましたね。これ、３万円が財布に入ってれば全部買えて、残ったお釣りをご祝儀袋に入れたら、結婚式はパジャマからスタートしてもいけるってことだ。

阿部さん：え、ご祝儀袋の中身はお釣りだけってことですか？

ちょく：うん、ダメ？

まとめ

・店舗によるが、ドン・キホーテに行けば結婚式で必要なものが一式揃う

・最低でも３万円あればお釣りがでる

・最近は結婚式で蝶ネクタイが流行ってる

・スーツを着れば５点の男が9.5点になる

以上、僕の方は完全に準備が整いましたので、結婚式のお誘い待ってます。

ドン・キホーテ六本木店の皆さん、ありがとうございました！

取材協力
ドン・キホーテ六本木店
〒106-0032 東京都港区 六本木3丁目14-10