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「パンダより恋が苦手な私たち」から考える、“仕事”と“恋愛・結婚”のどちらを優先するか問題――パートナーとただ“話し合い”をすればいいわけではない?

2026/02/06 更新
こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

現在(2026年1月期)、毎週土曜・21時に放送中のドラマ「パンダより恋が苦手な私たち」(日本テレビ系)は、上白石萌歌さんと生田斗真さんがダブル主演を務める恋愛ドラマ。
出版社勤務の編集者(上白石さん)が恋愛コラムを担当することになり、動物の求愛行動を研究している大学准教授(生田さん)に監修を依頼。毎回、パンダやペンギンといった動物たちの求愛行動から恋愛コラムを執筆していくなかで、徐々に二人が惹かれ合っていくというストーリーです。
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“仕事”と“恋愛・結婚”どちらを優先するかは普遍的問題


第4話では女性主人公と仕事を通じて仲良くなった女性カメラマン(仁村紗和さん)がフィーチャーされるエピソードが描かれました。

もともと恋愛不要論者だった女性カメラマンでしたが、彼女が尊敬している先輩の男性カメラマン(野村周平さん)から告白されて困惑。彼女も先輩に惹かれているところがあり、一緒にいると楽しいと感じているのですが、まだ自分にはカメラマンとしての経験や技術が足りず、いま恋愛に逃げたら自分らしくないし一生後悔するのではないかと苦悩するのです。

さて、結婚を見据えたパートナーと交際中のみなさんからすれば、一見するとこの女性カメラマンの悩みはもう解決済のフェーズと思うかもしれませんが、無関係ではないかもしれません。

例えば自分か恋人のどちらかが、キャリアを考えて仕事優先で集中したい時期だったり、仕事で長期的なプロジェクトを任されている大事な時期であったりした場合、どうでしょうか?

そういった状況だと、結婚する時期をなかなか具体的に決められないことや、入籍を当初の予定からずるずると遅らせてしまうこともあるでしょう。

“仕事”と“恋愛・結婚”のどちらを優先するかというのは、それだけ普遍的な問題なのです。

意義のある“話し合い”の場を整える配慮が求められる?


もし、自分の仕事・キャリアの都合で結婚時期を決められない場合や結婚を先延ばししなくてはいけない場合、どのようなところに気を付け、どういった対応をすべきなのでしょうか?

早く具体的な結婚時期を決めたい恋人の気持ちに気付いていながらも、話し合いを避けてうやむやにし続ける――。
独断で結婚を先延ばしにすることを決めて、その決断を“話し合い”ではなく“報告”だけする――。

こういった対応があまり良くないということだと思い、話し合いはしたほうがいいと考える人が多いのではないでしょうか。

しかし、ただ話し合いをすればいいというものでもないかもしれません。

なぜなら、話し合いの場で恋人側が、実は不満があるのにその本音をなかなか言い出せなかったり、本当は心の底からは理解できていないのに表面的には納得したように振る舞ったりする可能性も考えられるからです。

つまり、形式上の“話し合い”の場をもうければOKというわけではなく、恋人がちゃんと本心を打ち明けられる雰囲気作りや、わだかまりが消えて納得できるまで時間をかけるといった、意義のある“話し合い”の場を整える配慮が必要なのではないでしょうか。

具体的な話に入る前にまず“話し合いの目的”を明確化する


仕事・キャリアと結婚時期についての話し合いをする場合、大前提としてお互い精神的に余裕がある日におこなうことや、たっぷりと時間を取っておくことが大切でしょう。

気持ちや時間に余裕がないと、恋人に本音を語ってもらうことや、そのうえで納得してもらうといった当初の目的が果たせないどころか、不穏な空気のまま話し合いを終えざるを得なくなるといった、逆効果な状況におちいる可能性もあるからです。

また、具体的な話に入る前に、“話し合いの目的”を明確化しておくのもいいかもしれません。

・二人とも納得したうえで幸せな結婚をするための話し合いであること。
・自分一人で勝手に決めるつもりはなく、二人できちんと考えて結論を出したいということ。
・二人の価値観が違うことは決して悪いことではなく、意見が合わないことがあっても、それは“ケンカ”や“衝突”ではないということ。
・だから異なる考えを持っていたとしても、遠慮せずにきちんと本音を教えてほしいということ。
・一方だけが満足して、もう一方が実は不満を抱えたままの結論では意味がないということ。
・違う考えを持っているとしても、それぞれがきちんと納得できる“道”を二人で探すことこそが、この話し合いの意義であること。

――こういったことを丁寧に伝えたうえで、話し合いの本題に入るといいのではないでしょうか。

万人に共通する“正解”があるわけではないからこそ…


“仕事”と“結婚”、どちらを優先すべきかというこの問題。

画一的に万人に共通する“正解”があるわけではないからこそ、パートナーがきちんと本音を語れて、お互いがちゃんと納得できる話し合いをすることが、幸せな結婚へ繋がっていくのかもしれません。
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。

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