親との距離感、結婚前に話しておくべき理由
2026/02/10 更新
結婚が決まると、ふたりの暮らしがいよいよ現実に。そんなとき、意外と差が出やすいのが親や家族との距離感です。仲が良いのはステキなことでも、「当たり前」が違うまま進むと、帰省や家族への連絡の場面だけでなく、日々の生活の中でも小さなモヤモヤが積み重なりがち。結婚を考え始めた今だからこそ、話しておきたいポイントを整理しておきましょう。
目次
目次を開く
結婚前に「親との距離感」を話しておくべき理由
結婚後にズレが表面化しやすく、あとからの修正が難しい
付き合っている段階では、親と深く関わる場面はそれほど多くありません。しかし結婚すると、顔合わせや結婚式、年末年始、出産など、親が関わる機会が一気に増えていきます。その中で初めて、「そんなに頻繁に帰省するの?」「そこまで親に報告するものなの?」と距離感の違いに気づくケースも。すでに親の期待が高まっていると、あとから調整しようとしても難しく感じやすくなります。親の善意だからこそ、断りづらい
親の関わりは、「心配だから」「助けたいから」という善意がほとんどです。差し入れや手伝いなど、ありがたいと感じる場面も多いでしょう。ただ、距離が近くなりすぎると、ふたりで決めたいことに意見が入り込みやすくなることも。断りづらさから我慢を重ねると、すれ違いにつながりやすくなります。家庭ごとの当たり前が、ズレの原因になりやすい
親との距離感の違いは、親への愛情の深さや親孝行の度合いではなく、育った家庭ごとの当たり前の違いから生まれることが多いもの。たとえば、家族で大事なことを何でも共有するのが自然な家庭もあれば、大人になったら家庭のことは自分たちで決めるという距離感が普通の家庭もあります。どちらが正しいという話ではないからこそ、ズレが生じやすくなります。親との距離感ですれ違いが起きやすい場面
連絡の仕方や頻度
毎日家族と連絡を取る人もいれば、用事があるときだけの人もいます。特にすれ違いが起きやすいのが、「どこまでを報告するか」という点。体調不良や転職、新居探し、子どもを持つかどうかなど、何を共有するかには価値観が表れます。話し合い途中のことが家族に伝わっていると、「なんでもう話しちゃったの?」と不信感につながることもあります。帰省や訪問の回数・優先度
帰省は「家族に会える楽しい予定」になりやすい一方、パートナーにとっては「休日が減る」「気を遣う時間が増える」と感じられることもあります。泊まりか日帰りか、何泊するのか、長期休暇はどちらの実家を優先するのか。こうした一つひとつの決め方によって、負担感は大きく変わります。顔合わせや結婚式、出産など節目のイベント
節目のイベントは、親世代の価値観が色濃く表れやすい場面です。お金の援助が絡むと、意見が出やすくなることも。出産後は、手伝いの申し出や訪問頻度など、距離感の調整がより必要になるケースもあります。お金・援助
住宅資金や出産費用など、親からの援助は心強い支えになるものです。ただ、それをきっかけに住まいや子育ての方針について意見をもらう機会が増えると、夫婦の気持ちが追いつかなくなることもあります。「どこまで関わってもらうのか」「決定は誰がするのか」といった境界線は、意識しておくことが大切です。親への距離感ですれ違う、あるある事例
事例1:親への共有が、いつの間にか決定事項になる
新居探しの途中、本人は「まだ候補のひとつ」という感覚で親に話しただけ。でも数日後、「あの家に決めたんでしょ?」「引っ越しはいつ?」と聞かれて戸惑ってしまう。パートナーからすると、「まだ話し合いの途中だったのに」「私の意見はいつ聞いてもらえるの?」と感じ、不信感につながることもあります。事例2:帰省の温度差が、少しずつ負担になる
実家ではリラックスできる人にとって、帰省は楽しみな予定。一方、パートナーにとっては義理の実家で、気を遣う時間になっていることもあります。最初は「せっかくだし」と思えていても、毎回長時間一緒に過ごしたり、予定が詰まった帰省が続くと、疲れがたまってしまうケースも少なくありません。事例3:何気ない連絡が、プレッシャーに変わっていく
自分は家族とあまり頻繁に連絡を取らない家庭で育った一方で、相手の家族は日常的にまめに連絡を取り合う、というケースも少なくありません。相手の親から「今日は何してるの?」「体調は大丈夫?」と連絡が届くたび、悪気がないとわかっていても、「すぐ返さなきゃ」「無視したら失礼かも」と、気持ちが落ち着かなくなってしまうことがあります。一方、連絡が当たり前の家庭で育った側にとっては、そのやりとりが負担になるとは想像しづらく、すれ違いが生まれやすくなります。事例4:「手伝い」のはずが、生活に入り込んでしまう
差し入れや掃除、子どもの世話など、親のサポートは心強いもの。ただ、頻度が増えると「家の中を見られている気がする」「断ると申し訳ない」と感じてしまうこともあります。ありがたい気持ちと、しんどさが同時に生まれやすいからこそ、「どこまでお願いするか」「どこからは自分たちでやりたいか」を夫婦で共有しておくことが大切です。事例5:お祝いごとで、無意識に家の文化を比べてしまう
結婚式や顔合わせ、内祝いの考え方などで、「普通はこうする」「うちはこうだった」という言葉が交わされることも。悪気はなくても、相手にとっては「自分の育った家を否定された」と感じてしまう場合があります。違和感を感じたときはどうする?
相手の親ではなく、自分を主語にする
「あなたの親が苦手」と伝えてしまうと、相手は責められたように感じやすくなります。「こういう状況だと私は落ち着かない」「こうしてもらえると安心できる」と、自分の気持ちを主語にして伝えることで、感情の衝突を避けた話し合いにつながります。親の問題にしすぎず、ふたりの暮らしを軸にする
親がどう思うか、どうしてほしいかを中心にすると、話はこじれがちです。まずは「ふたりはどんな暮らしを大切にしたいのか」を共有することで、親との距離感も自然と決めやすくなります。決めきれないことは「決め方」だけ先に決める
将来の介護や親の関与の程度など、今すぐ答えが出ないテーマもあります。そんなときは、「親に返事をする前に必ずふたりで相談する」など、判断の手順だけを決めておくだけでも、安心感が生まれます。
親との距離感を話すのは、結婚後に安心して暮らすための準備です。違いは起きて当然だからこそ、早い段階で言葉にしておくことが、すれ違いを防ぐ近道になります。小さな調整を重ねながら、ふたりらしい心地よさを見つけていきましょう。
関連記事
マイナビウエディング 編集部
2026/02/09 更新
堺屋大地
2026/02/06 更新
マイナビウエディング 編集部
2026/02/06 更新
堺屋大地
2026/02/03 更新
堺屋大地
2026/02/02 更新
ピックアップ
エクスライト|ウエディング編集部
2024/04/16 更新
エクスライト|ウエディング編集部
2025/04/11 更新
マイナビウエディング 編集部
2024/12/18 更新
マイナビウエディング 編集部
2024/10/27 更新
将来に向けて貯金してる? 未婚者に聞いたリアルな貯金額・貯金の目的を大公開!パートナーが親に会ってくれないときどうする? その理由や対処法を紹介


