『VIVANT』別班・乃木(堺雅人)の“恋愛スタンス”を反面教師に? 多忙で恋人となかなか会えない日々こそ、「1日1分だけでも時間を作る」という思いやりが大切

2026/09/19 更新
こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

今回は堺雅人さん主演で大ヒット中の日曜劇場『VIVANT』第2シーズン(TBS系)より、主人公の“恋愛スタンス”について考えてみたいと思います。
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会えない日々が続いた薫(二階堂ふみ)がブチ切れ


主人公・乃木憂助(堺さん)は、表向きは大手商社に勤めるビジネスパーソンながら、本当の姿は自衛隊の影の部隊「別班(べっぱん)」に所属するスーパー諜報員。そんな彼を中心とした国防のための冒険を描いているのが『VIVANT』です。

乃木は第1シーズンで医師の柚木薫(二階堂ふみさん)と恋人同士になっていました。

しかし日本を守るため別班の活動に粉骨砕身していたため、薫が待つ家に長期間帰れず、それどころか連絡もできていない状態だったのです。

第2シーズン・第1話(通算11話)では久しぶりに会うことができた乃木に対して薫が、「じゃあなんで電話くれなかったんですか!? ケータイ取り上げられても、帰るとき空港の公衆電話から電話できましたよね!?」とブチ切れるシーンがありました。

――薫が乃木に腹を立てた理由を知ることは、読者のみなさんにとって、結婚前提に交際しているパートナーとの不和や衝突を回避できる一助になるかもしれません。

問題は≪忙しすぎて会えなかったこと≫ではなく…


乃木のように日本を救う使命を背負っていることはなくとも、仕事が多忙でなかなか会える日がないという状況は、多くの社会人カップルが経験していることでしょう。

忙しすぎて結果的に恋人をしばらく放置してしまい、さびしい想いをさせてしまったり、それが理由で怒らせてしまったりという状況は、筆者が受ける恋愛相談でもよくあるケースです。

では“問題点”がどこにあるか、みなさんはおわかりになりますか?

1万件以上の相談を受けてきた筆者の経験則から言うと、問題点は≪忙しすぎてなかなか会えなかったこと≫ではなく、実は≪連絡をほとんどしなかったこと≫のほうが、パートナーの不安や憤りの原因になっているというパターンが多いものなのです。

繁忙期などでなかなか直接会う時間を作れないのは、社会人であればある程度、仕方のないこと。お互いの仕事の状況にもよりますが、数週間会えないことも珍しくないですし、なかには1カ月間ずっと会えないなんてこともありえるかもしれません。

それはパートナーへの配慮不足、努力不足かも?


結婚を見据えた交際であればなおのこと、きちんと安定した収入があるほうが結婚生活の安心材料にもなるため、仕事をないがしろにはできないでしょう。だから多忙で会えないことに対しては、一定の理解は示してあげたほうがいいかもしれません。

ですから、パートナーにその忙しい状況をきちんと説明していなかったことや、会えない期間中のフォローとしての連絡を怠っていたことが、大きな問題だと思うのです。

特に、多忙を理由に数日間から1週間ほど一切連絡しなかったというケースもよく耳にしますが、LINEで簡単なメッセージを送るだけなら1分もあればできるでしょう。

つまり忙しいなかでも、1日1分でも時間を作れば“毎日連絡を取る”ということはできるわけですし、1週間のうちに10分でも時間を作れば電話で声を聞かせてあげたり、ビデオ通話で顔を見せてあげたりもできるでしょう。

あくまで持論ではありますが、1日のうちの1分間、1週間のうちの10分間さえも時間を作れないのであれば、どんなに超多忙だったとしても、それはパートナーへの配慮不足・努力不足だと筆者は考えています。

多忙な日々こそパートナーへの配慮を忘れないように


事前に多忙な事情を説明して理解してもらい、そのうえで1日に1分、1週間に10分でも確保していれば、あなたの思いやりや誠意が伝わり、パートナーは「忙しいなか時間を作ってくれたんだ」と不安が吹き飛ぶかもしれません。

ひいては、それが愛情をキープできる秘訣、もしくは愛情をさらに大きくしていける秘訣になるのではないでしょうか。

筆者が受けてきた数々の相談を振り返ると、やはり≪忙しすぎてなかなか会えなかったこと≫はきっかけにすぎず、不和や衝突の原因は≪連絡をほとんどしなかったこと≫にあるというケースが多かったです。

逆に言うと、なかなか直接会うことができていなかった場合でも、1日1回でもメッセージを送り、1週間に10分だけでも電話やビデオ通話をしていたというパートナー同士の信頼関係が崩れたというケースは、記憶にありません。

『VIVANT』の乃木は別班員としては超優秀ですが、恋愛においてパートナーの気持ちを思いやることなどは、だいぶ苦手だったのかもしれません(笑)。ただ最新回の第2シーズン・第8話(通算18話)では、乃木と薫が心を通じ合わせキス&抱擁をするシーンもありましたので、一安心でした。

みなさんには以前の乃木の恋愛スタンスを反面教師にし、多忙な日々こそパートナーへの配慮を忘れないようにと、心掛けておくといいのではないでしょうか。
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。
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