トレンドを追わない潔さ。目指したのは「50年後でも美しいと思える結婚式」(藤田みりあさん/インフルエンサー#01)
2025/02/27 更新
フォロワー20万人越えの人気インフルエンサー・藤田みりあさんは、大学時代からお付き合いをしていたという6歳年上のパートナーと2024年1月に入籍、8月に結婚式を挙げました。招待客100人超のビッグウエディングは、おふたりの美意識と価値観が細部にまで反映された、トレンドだけを重視する結婚式とはひと味違う魅力的なものだったよう。家族の一員であるワンちゃんも参加し、ふたりらしさを極めた結婚式作りをうかがっていきます。
荘厳な雰囲気のチャペルで思った。「結婚式、やるべき」

藤田みりあさん(以下みりあ): 実は、それほど結婚式に興味はありませんでした。それが、彼からプロポーズがあったタイミングで、「1回式場見学してみる?」みたいな雰囲気になって(笑)。挙げない明確な理由があったわけではないし、結婚式をすれば友達や家族にも喜んでもらえるかな、という思いもあって、まずは式場見学だけでもしてみようか、と。
Premium編集部:どんな基準で式場見学されたんですか?
みりあさん:ふたりで飼っていたワンちゃんの参加が絶対条件だったので、「ペット参列可能」なところに絞って候補を選んで。ゲストの人数も考慮しながら数箇所見て回った後、青山セントグレース大聖堂に決めました。
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みりあさん:チャペルの大聖堂です。天井が高くて、神聖な雰囲気があって圧巻でした。
最初はあまりリアルに考えてなかった結婚式なんですが、もし挙げるなら、結婚式でしか味わえない“ちょっと緊張するような空気感”があってほしいなと思ったんです。少し厳格な雰囲気のある場所で式を挙げられたらいいな、って。
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私たち付き合いも長かったですし一緒に住んでもいたので、結婚が何か区切りになる感じではなかったんですね。でも、ああいう場所で両親や親族や友人に自分たちの姿を見てもらうと、改めて背筋が伸びる気持ちになれると思えた。神聖な場所に実際に立ってみて改めて、『結婚式、やっぱりやるべき』みたいな気持ちがふたりの中に生まれましたね。
みりあさん:もう、そこはかなりこだわって、細かくチェックしましたね〜(笑)。夏の結婚式だったので、日差しの入り方や強さはすごく考えました。逆光や強い日差しでギンギンになるのが絶対イヤだったので、高砂の位置や指輪交換する場所などで何回もスマホをかざして光をチェック。時間ごとの光の感じも見たかったのでいろんな時間帯に式場にお邪魔して。
【関東】自然光が入る結婚式場を探す
自然光だけでなく、もちろん照明の確認も。照明の光が上から落ちてくる場所で撮影すると目の周りが真っ黒になってしまうので。参列してくれたゲストがスマホで撮影したときに美しく撮れるか? という目でしつこいくらいチェックしました。インフルエンサーの友人たちもやっぱりみんな気にしていて、会場ごとの光の感じがよく話題に上ったりします。
プレミアムな結婚式場を探す
テーマは「50年後にも美しい結婚式」。シンプルに荘厳に純粋に。
Premium編集部:会場決定後、結婚式のテーマみたいなものは決めました?みりあさん:はい、かなりはっきりと。“50年後に見返したときにも、美しい”って思える結婚式を挙げたかったんです。流行とか今っぽさとかは全く気にしていなくて、時代を超えてタイムレスな価値のあるものを目指したかった。
私、おじいちゃんとかおばあちゃんの昔の結婚式や成人式とかの写真を見て、本当に美しいなと思うんです。きちんと正装して写真館で撮影して、大切にアルバムに収められていて。祝う気持ちや将来への決意が純粋に現れているような気がして。

みりあさん:そうですね。私たちの結婚式の写真も、将来孫たちに“美しいね”って言ってもらいたい。だから、“今流行りの”とか、“尖った演出”とかを入れない結婚式を意識しました。
結婚式で人気の「テーマ」は?決め方や取り入れ方など事例アイデア集
ドレスは提携のサロンで、ブランドなど全くきにせず、シンプルで品格を感じるものを探して、エリサベッタのベアトップのドレスに決定。装飾感を削ぎ落としたシンプルさがありつつトレーンが長くて荘厳な雰囲気があるんです。挙式と披露宴はこのドレスで、お色直しでちょっと遊び心のあるキヨコハタの星座ドレスを着ました。

ヘアメイクは、自分でいろいろ探してlilianという会社にお願いし、ヘアはhiroさんメイクはIkumiさんに担当していただきました。シンプルだけどすごく丁寧なヘアメイクに惹かれて。トレンドメイクのかわいさもいいけど、やっぱり私としては、あとで見返したときに清楚で上品で美しいなって思えるようなヘアメイクにしたかった。シースルーとか後れ毛とかじゃなく、前髪とか結構かっちり分けたり。
装花も荘厳とかクラシカルのイメージで、凛としてしっかり立っている感じがいいなと思って。バラとかカーネーションはNGを出させていただいて、いろいろ細かく相談しましたね。
ヘアメイクや装花、フォト……ウエディングに携わるプロフェッショナルたちに迫る
結婚式が教えてくれたのは「こんなに愛されてたんだ」ということ。

みりあさん:もう、めっちゃ、やってよかったです!(断言)
Premium編集部:どんなところが?
みりあさん:まずは準備期間ですね。いろいろな選択をふたりで決めていくたびに、一個ずつふたりの思い出が増えていく。それがまず楽しかった。
そして、式の当日は……何だろうな……、こんなに愛されてたんだっていうことを改めて実感できたんですよね。家族はもちろん、友達とかも。いろんなジャンルの友達に会えて、初対面同士の友達がどんどん仲良くなってくれるんですよね。参列してくれたみんなと一緒にいられる時間がすごくあたたかくて、心がジンワリする感覚。みんなが私たちの幸せを願ってくれているのが伝わり、私たちも何があってもみんなを大切にしようって思えた、本当に素晴らしい時間でした。
Premium編集部:当初のみりあさんのように結婚式挙げるかどうか迷ってる方にひと言エールを送るとしたら?
みりあさん:いろんな状況の人がいて、挙げない理由もたくさんあると思います。でも、式を挙げてみて今しか感じられない素晴らしい時間を過ごせたと思います。
私のまわりにも入籍はしたけど結婚式はまだ未定っていう友達が多いんです。あまり一方的にすすめるのも違うかなと思いますが、『ご祝儀でなんとかなるよ』というアドバイスだけは結構しています(笑)。
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みりあさんのインタビューは次回『指輪編』に続きます。
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