チュールってなに?

チュールってなに?

2本の縦糸を絡み合わせ、ひし形や六角形などの細かい網目模様をした薄手の生地。透けてみえるところがエレガントで美しいと評判です。綿や絹、ナイロンなどが用いられ、薄手のやわらかいものと硬い張りのある厚手のものがあります。薄手のチュールはドレスの飾りやベールに、厚手のチュールはドレスのふくらみを出すパニエや、スカートの裏地と表地の中間に使われることが多く、こちらはハードチュールとも呼ばれています。ドレスの華やかさを出すのに最適な生地で、スカート部分にチュールを重ねてボリュームを出したものなどは特にゴージャス。軽い素材なので、ボリューム感のわりには花嫁に負担が少ないのも嬉しいところです。ドレスの裾にふくらみや広がりを出させるためによく使われ、幾重に重ねても透ける素材なので重苦しい感じがしないのもチュール素材の優れている点のひとつ。ドレスにふくらみを持たせることでコンプレックスがカバーできる場合もあるので重宝されている素材です。