2024年2月に発表した、総務省の最新調査結果(※)によれば、2023年の二人暮らしの食費の平均額は月に約7.2万円だそうです。
一人あたり約3.6万円と考えると、できることならもう少し食費を抑えられるのが理想ではないでしょうか。
この記事では、二人暮らしの年収別・年代別の食費平均額や、手取り額別の食費目安、食費節約のアイデアをご紹介します。
これから二人暮らしを始めようとしている方は、ぜひ参考にしてください。
- ※2024年2月6日 総務省発表 2023年度の家計調査結果より
二人暮らしの1ヶ月の食費平均は?

冒頭でもお伝えした通り、2024年2月6日に総務省が発表した家計調査の結果によると、世帯人員別の二人暮らしの食費平均は月72,339円でした。
- 参考:2024年2月6日 総務省発表 2023年度の家計調査結果
この食費平均額のうち、惣菜などを含む調理食品が11,056円、外食が9,471円を占めており、単純に惣菜の購入や外食を控えるだけで月に約2万円ほどの節約ができる計算になります。
節約のアイデアについては記事の後半で詳しくご紹介していきますので、まずは年収別・年代別の二人暮らしの食費の平均額もチェックしてみましょう。
【年収別】二人暮らしの1ヶ月の食費平均
| 世帯年収 | 300万円~350万円 | 350万円~400万円 | 400万円~450万円 | 450万円~500万円 | 500万円~550万円 | 550万円~600万円 | 600万円~650万円 | 650万円~700万円 | 700万円~750万円 | 750万円~800万円 | 800万円~900万円 | 900万円~1,000万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1ヶ月あたりの食費平均 | 62,713円 | 62,084円 | 62,713円 | 63,052円 | 62,926円 | 78,292円 | 73,764円 | 71,560円 | 72,096円 | 81,204円 | 83,185円 | 80,153円 |
- 参考:総務省統計局 – 家計調査(2023) –
- 賃貸住宅に住まいの二人暮らしの場合
2024年2月6日に総務省が発表した2023年度の家計調査の結果を参考に、年収別の二人暮らしの食費平均額を表にまとめました。
世帯年収が上がっていくほど、1ヶ月あたりの食費も高くなっていくのが一般的です。
世帯年収が300万円~350万円の家庭でも、一人あたり約3.1万円の食費を支払っていることになっています。
【年代別】二人暮らしの1ヶ月の食費平均
| 年代 | 29歳以下 | 30歳~39歳 | 40歳~49歳 | 50歳~59歳 |
|---|---|---|---|---|
| 1ヶ月あたりの食費 | 59,655円 | 79,585円 | 90,455円 | 91,514円 |
- 参考:総務省統計局 – 家計調査(2023) –
続いて、年代別の二人暮らしの食費の平均額をまとめた表です。
こちらも2024年2月6日に総務省が発表した、2023年度の家計調査の結果をもとに作成しました。
先にご紹介した年収別の食費の平均額と見比べてみると、年代が上がるほど世帯年収も食費も上がっているのかな、といった内容が定量的に見て取れますね。
ここまでの世帯人員別、世帯年収別、世帯年代別の二人暮らしの食費を見てみると、大体月に6万円~7.5万円くらいの出費があるということが、お分かりいただけたかと思います。
二人暮らし1ヶ月の食費の主な内訳

ここからは、先にご紹介した総務省による家計調査結果のうち、世帯人員別の二人暮らしの食費をもとにお話していきます。
1ヶ月あたりの食費の平均額約7.2万円のうち、何にいくらくらい使っているのか、内訳を改めてチェックしてみましょう。
| 項目 | 1ヶ月あたりの出費 |
|---|---|
| 調理食品(お弁当や惣菜など) | 11,056円 |
| 外食 | 9,483円 |
| 野菜・海藻類 | 8,745円 |
| 肉類 | 6,301円 |
| 魚介類 | 6,203円 |
| 菓子類 | 5,696円 |
| 穀類(米・パン・麺類など) | 5,614円 |
| 飲料 | 4,668円 |
| 乳卵類 | 3,897円 |
| 油脂・調味料類 | 3,484円 |
| 果物 | 3,446円 |
- 参考:2024年2月6日 総務省発表 2023年度の家計調査結果より
調査結果の内容をもとに、金額の割合が大きい順に項目を並び替えました。
食費約7.2万円のうち最も大きな割合を占めているのが、惣菜やお弁当などを含む調理食品で、月に約1.1万円の出費となっています。
次いで外食費が月に約9,000円分ほど占めているという結果に。
近年では食料品の高騰も話題になっているところではありますが、食料品費以上に、外食費や調理食品への出費も大きいのが現状といえそうですね。
二人暮らしの食費の目安は手取り額の15%
二人暮らしの食費にいくらくらいかかりそうなのか、なんとなくイメージが湧いた方も多いのではないでしょうか。
二人暮らしの食費目安は、手取り額の約15%とされています。
ここでは、1ヶ月あたりの世帯の手取り額と、手取り額の15%を目安とした場合の1ヶ月あたりの食費をまとめましたので、一緒に見ていきましょう。
手取り額別の1ヶ月の食費の目安
| 1ヶ月あたりの手取り額 | 15万円 | 20万円 | 25万円 | 30万円 | 35万円 | 40万円 | 45万円 | 50万円 | 55万円 | 60万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1ヶ月あたりの食費の目安(15%の場合) | 2万2,500円 | 3万円 | 3万7,500円 | 4万5,000円 | 5万2,500円 | 6万円 | 6万7,500円 | 7万5,000円 | 8万2,500円 | 9万円 |
手取り額の15%を目安とした場合の1ヶ月あたりの食費がこちらです。
目安に当てはめてみると、二人暮らしの食費の平均約7.2万円は、手取り額約47.5万円の場合の適正な食費額ということになりますね。
必ずしも手取り額の15%に抑える必要はないですが、20%を超えてくると食費の使い過ぎといえますので、今後二人暮らしをする際に意識してみると良いでしょう。
二人暮らしの食費を無理なく節約するコツ
二人暮らしの食費の平均が約7.2万円と聞いて、「もっと食費を安く抑えたい」と考える方もいるのではないでしょうか。
食費を抑えたいからといって、無理に食べ物を我慢する必要はありませんが、できることなら食費を少しでも浮かせて、貯蓄や遊ぶ費用に回せたら良いですよね。
ここでは、二人暮らしの食費を無理なく節約するコツをいくつかご紹介します。
自炊を積極的に取り入れる
自炊は、食費節約の基本的な手段のひとつです。
二人暮らしの食費の内訳を見た限りでは、外食や調理食品の割合が最も多く、これらを抑えることで2万円近くの節約に繋がる計算となります。
もちろん、外食や調理食品の購入の全てを抑えることは難しいと思いますが、まずは自炊を積極的に取り入れることを意識してみましょう。
「自炊に慣れていなくて食材を使い切れない」という方は、次に解説する「食材を使い切るコツ」も参考にしてみてください。
購入した食材を使い切る
自炊を取り入れても、食材を使い切れずに捨ててしまうとかえって食費が高くついてしまいます。
自炊に慣れていないうちは、冷蔵庫に残っている食材の個数や消費期限を随時メモすることをおすすめします。
また、「余った食材の使い方がわからない」という方は、「余った食材の名前+レシピ」で検索してみましょう。
例えば「卵 いも 玉ねぎ レシピ」と検索してみると、卵とじやオムレツなど、さまざまなレシピを見つけることができますよ。
自炊を続けていくと、次第に作れる料理のレパートリーが増え、食材を楽に使い切れるようになっていきます。
レシピアプリなども活用しながら、食材を上手く使い切れるように意識してみましょう。
まとめ買いを心がける
食材を購入する際は、数日~1週間分の食材をまとめて買うように心がけましょう。
自炊のたびに食材を購入すると、食材を余らせたり、無駄な食品を購入したりしやすくなってしまいます。
食材を購入する前に、あらかじめ数日~1週間分の献立を考えておくと、食材のまとめ買いがしやすいですよ。
また、食材をまとめ買いする際は、1ヶ月の食費の予算から1週間あたりに使える食費を算出しておくと、よりお買い物がしやすくなります。
家計簿をつける
食費だけでなく、家計全体の収支を把握することは節約においてとても重要です。
現代では家計簿アプリもかなり使いやすくなっていますので、ぜひお好みの方法で家計簿をつけることを習慣づけてみてください。
食費、衣服、趣味、美容、交際費など、項目ごとにいくら使っているのかを把握することで、無駄遣いの抑止になるうえ、家計の見直しにも役立ちます。
コンビニでの食材購入を避ける
昨今ではコンビニでも野菜などの食材を購入できる店舗が増えてきましたが、スーパーやドラッグストアに比べると価格は割高な傾向にあります。
立地的にどうしてもスーパーやドラッグストアでの買い出しが面倒なときは、たまにコンビニの食材を利用するのも良いですが、基本的にはコンビニでの食材購入は避けましょう。
セールを上手に利用する
買い出しに出かけた際は、できるだけセールを上手く利用しながら食材を購入しましょう。
例えば2点の購入ごとに割引きが受けられる食材や、利用頻度の高い食材で安くなっているものなどがあれば献立に活かしてみてください。
食材を余らせないことが前提なので、できればチラシなどで事前にセール情報をチェックしたうえで、計画的に買い出しができると理想的です。
二人暮らしで自炊中心にすると月にいくら節約できる?

先に結論をお伝えすると、食生活は人によって大きく異なるため、月にいくら節約できるかは一概に断言はできません。
しかしながら、総務省が行った家計調査の中で、二人暮らしの食費のうち約11,000円は外食、約9,400円は惣菜や弁当などの調理食品に使われていることが判明しているので、合計約2万円の数字を参考に、節約内容をイメージしてみましょう。
例えば、週に3日程度、3食分の食事を外食やコンビニ弁当などで済ませていると仮定した場合、月36食分を約2万円以下に抑えることで、節約が成り立つことになります。
1食あたり約555円以下の食事に置き換えることになりますが、1食あたり300円前後の自炊に抑えることで、1食あたり255円の節約が可能です。1ヶ月約9,000円の節約になりますから、結構大きな金額ですよね。
二人分の食事をまとめて自炊すれば、1食あたりの食費は大きく抑えることができます。
どうしても楽をしたい時の対処法
自炊中心とはいえ、毎日3食、2人分の食事を自炊するのは大変だという方も多いのではないでしょうか。
自炊が負担に感じるとき、できるだけ楽をしながら食費を抑える対処法はいくつかあります。
例えば、自炊をしたタイミングで、楽をしたい時用に作り置きをしておくのも一つの手段です。
カレーや肉じゃが、ポテトサラダなど、まとめて作りやすい料理であれば、多めに作ることもあまり苦にはならないでしょう。
また、外食や出前などの利用によって食費が嵩んでいる家庭の場合は、冷凍宅配弁当サービスを利用するのもおすすめ。
栄養バランスを考慮した本格的なお弁当を、外食よりも安価で食べられます。
例えば冷凍宅配弁当サービスで有名な「nosh(ナッシュ)」は、1食あたり500円~700円ほどで、管理栄養士と専属料理人が監修した健康的で美味しいお弁当が食べられます。
コンビニ弁当よりは割高になることもありますが、外食や出前の代わりに利用するには最適です。
さらに、冷凍弁当なので日持ちするのも嬉しいポイント。
楽をして少しでも食費を節約したい方は、ぜひナッシュをチェックしてみてください。
まとめ
2024年2月6日に総務省が発表した2023年度の家計調査の調査結果によると、二人世帯の1ヶ月あたりの食費平均は72,339円とのことでした。
このうち、約11,000円は外食、約9,400円は惣菜や弁当などの調理食品となっていますので、できる限り自炊中心の生活を意識することが重要です。
自炊を行う際は、食材をまとめ買いし、なおかつ余らせずに使い切ることが節約の大きなポイントとなります。
また、外食や出前の利用が多い場合は、外食や出前の食事をナッシュなどの宅配弁当サービスに切り替えるだけでも節約が可能です。
無理なくできることから取り入れ、二人暮らしの食費を上手く節約していきましょう。

