アンケートから見えたカップルのお金事情を公開！ リアルな貯金額やその目的とは

はじめに、金銭感覚の傾向をチェック

まずは「大きな買い物をするときの、ご自身の考えや状況に近いものをお答えください」という質問。選択肢は、価値があるものにお金をかけることを惜しまない「品質重視」、買える範囲の中で良いものを選ぶ「コスパ重視」、少しでも安いものを選ぶ「価格重視」の3つです。
全年代でもっとも支持を集めたのは「コスパ重視」でした。約6割の方が、大きな買い物をするときにオトク感を重視しているようです。

また、世代間でもっとも差があったのは「品質重視」で、20代は40代よりも品質の良さを重視し、お金をかけることを惜しまない傾向が見られました。

8割以上の人がなんらかの形で貯金をしている

20〜40代全体で、なんらかの形で貯金をしている人は86.2％にのぼりました。特徴的なのは20代で、貯金をしている人のうち14.6％がパートナーとの共同貯金をしているという結果に。では、次に個人貯金と共同貯金について見ていきましょう。

個人の貯金額は？

前問で「貯金している【個人用】」「貯金している【個人用と共同の貯金のどちらも】」と回答した人に、具体的な貯金額を聞きました。
もっとも多いのは「100万円未満」で25.1％、次が「1,000万円以上」の16.8％という両極端な結果に。

パートナーとの共同貯金の額は？

「貯金している【パートナーと共同の貯金】」「貯金している【個人用と共同の貯金のどちらも】」と回答した人に、共同貯金の金額を聞きました。
結果は、「100万円未満」が過半数を超える51.3％。次いで「100〜200万円未満」が17.1％と、個人貯金に比べて貯金額が控えめであることが浮き彫りに。
家族の一歩手前であるパートナーという関係性から、そこまで大きな資産は共有しない傾向が強いのかもしれませんね。

貯金の目的は？

前問までのアンケートで、なんらかの貯金をしていると回答した人に対し、具体的な目的を聞きました。どの年代でも、明確な目的があるというよりは「将来への備え」のために貯金をしている人が多いようです。

また、20代と40代で特に差が目立ったのは「老後の備え」「病気・災害などの備え」「結婚資金」の3つ。20代では結婚がもっとも大きなライフイベントになりやすく、貯金の中でも結婚資金の占める割合が高くなるのかもしれません。

一方の40代は「老後の備え」「病気・災害などの備え」の割合が一段と高く、それらの問題が現実味を帯びている様子。そのため、貯金を結婚資金に充てる優先度が低い可能性があります。

貯金における「結婚資金」の割合は？

貯金の目的で「結婚資金」を選択した人を対象に、すべての貯金額を100％としたとき、どれくらいの割合を「結婚資金」に充てようと考えているのかを聞いたところ、平均で37.7％という結果が出ました。
現在の自分の貯金額と照らし合わせて、「30〜40％を結婚資金に充てる」と考えればイメージしやすいでしょう。

結婚にかかる費用を項目別におさらい

漠然と「結婚資金」といっても、実際にはどんなモノやコトにお金がかかるのでしょうか？ 婚約から入籍後にかけて、順を追って項目ごとにまとめました。

・婚約指輪、結婚指輪
・両家顔合わせなどの食事会
・結納式（※昨今は執り行わない場合もあります）
・挙式や披露宴（会場使用料、ドレスなどの衣裳代、料理やドリンク代）
・新婚旅行
・新居（マイホームなら購入にかかる費用やローン、賃貸なら敷金・礼金、家具・家電、引っ越し費用など）

結婚式にかかる費用とは？先輩カップルのリアルなお金事情

まとめ

挙式や披露宴、新婚旅行、引っ越しなど、結婚にまつわるイベントをいくつも行うには、やはり貯金しておくに越したことはなさそうです。理想をかなえたり、選択肢を広げたりするためにも、ふたりで一緒に無理のない計画を立てておきましょう。

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アンケート概要
調査期間：2023年3月31日（金）〜4月3日（月）
調査方法：インターネット調査
調査概要：パートナー有りで、未婚かつ子供がいない20～40代の男女925名

※2021年・2022年の調査ではパートナー有り・無しどちらも含んだ対象者であったため、今回の調査内で経年比較している項目では、パートナー有りの対象者のみを抜粋して比較