思い出の地シンガポールを意識したコーディネートで、想いを届けるメモリアルなひととき

直哉さん&紗貴さん

披露宴会場名

ルーカス

挙式日

2019年5月25日(土)

挙式スタイル

人前式 

招待人数

70名

「おふたりの結婚式で、何かテーマにしたものはありますか?」

大まかなイメージではありますが、どこか海外旅行を連想させるようなものにしたいという希望はありました。交際中に彼がシンガポールに1年間、海外赴任をした時期があり、そこで過ごした時間がふたりにとって一番の思い出だったからです。遠距離恋愛となる直前に彼からもらった大きなクマのぬいぐるみがあるのですが、その話をプランナーさんにしたところ、「ではクマさんにパイロット風の衣装を着せて、ウェルカムスペースに飾ってみてはどうですか?」と。それはステキだなと思い、さっそくクマさんを案内係として飾ることにしました。さらに、招待状と席次表はパスポートを模したものに。友人に招待状を送ったところ、「これから海外旅行に行く気分になった!」と喜んでもらえました。
また会場装花は、思い出の地シンガポールの名所「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」のようにしたいとリクエストしました。アジアンリゾート風の装花は、来てくださったゲストからも大好評でしたね。他にもプチギフトでシンガポール名物であるマーライオン型のクッキーをお配りするなど、随所に私たちのオリジナリティを感じていただけるような工夫をしました。

「”海外旅行”とはステキなテーマですね。以前から考えられていたことだったのですか?」

いえ、当初は結婚式って何をすればいいんだろう? という状態で(笑)。打ち合わせであれこれと相談している中から、プランナーさんがほとんどのアイデアを引き出してくれました。ただ私の中でひとつだけ、「家族や友人に普段はなかなか言えない想いを伝える場にしたい」という希望がありました。ゲストひとりずつの席札に、手書きでメッセージを記したのもそのためです。エンディングムービーにもみなさんのお名前やコメントを添えて、とても喜んでいただけたのはうれしかったですね。
友人たちにはせっかくなら同窓会のように楽しんでほしいと思い、スイーツビュッフェもやることにしました。パティシエの格好に着替えさせたクマさんを置いたところ、これも大好評。ゲストのみなさんに、たくさん写真を撮っていただけました。2mほどもある大きなぬいぐるみなので、プランナーさんも初めて見た時はびっくりされていましたが(笑)、結果的に大活躍してくれたのでよかったなと。ゆっくり楽しんでいただきたいという気持ちから、余興などはお願いしなかったので、クマさんの存在がよい演出になったのではと思います。

「華やかなフラワープリントのドレスもインパクトがありますね。衣装選びはどんな風に?」

実はドレス選びが一番大変でした! 準備を進める最中に私の妊娠がわかったので、サイズに合うドレスを探すため、何度も試着に行くことになって……。ただ、大きなサイズを展開しているデザインも意外に多くあるのがわかり、結果的にはそれで対応していただきました。体調が悪くなることはなかったのですが、スタッフさん方には伺うたびに「いかがですか?」とあたたかくお声をかけていただいて。細かいやり取りはメールなどでもできたので、打ち合わせはスムーズでしたね。プランナーさんにはいつもよくしていただき、いざというときは絶対に頼りになるという安心感もありました。
お色直しのドレスは、もともと私がファンだった蜷川実花さんがディレクションされているブランドのものにしました。費用が高めになるので迷ったのですが、偶然にも彼が勤める会社のプリンターで印刷したテキスタイルを使っていることがわかり、ご縁を感じたこともあって決めました。当日はお色直し後に再入場したとたん、ゲストから「おお〜!」という歓声があがって(笑)。会場全体が華やかな空気になって、選んでよかったなと思いました。

「挙式は人前式だったそうですが、どんな演出をされたのですか?」

プランナーさんが提案してくださった「ウィッシュプランツ」をやりました。ゲストにメッセージを書いてもらった小さなタイルをガラス容器に入れ、そこに私たちがエアープランツを”植樹”するという演出です。ゲストの想いを吸い上げて成長する、というコンセプトがステキだなと思い選びました。いとこの子供たちには、ベールガールやリングボーイなどで活躍してもらったのですが、親族も喜んでくれましたし、和やかな雰囲気になってよかったです。
チャペル自体もほどよい広さなので、ゲストとの距離が近く、ひとりずつの表情も確認できました。もともとこちらの会場を選ぶ際の大きな決め手になったのが、チャペルから出たところのガーデンの景観なんですよ。当日は天気もよく、お庭の緑や木漏れ日がきれいで、私が理想としていたとおりのシーンがかないました。

「披露宴の演出は、スイーツビュッフェのほかに何かされたのでしょうか?」

演出をあえて少なめにしたので、他にやったのはフォトラウンドとファーストバイトなどのケーキ演出くらいです。ケーキはパティシエールをしている友人たちをはじめ、口をそろえて「おいしかった!」と言ってくれました。会場選びの際、料理のおいしさはかなり重視していた点でもあります。特別感のあるきれいな盛りつけはもちろん、特にお肉が好評で、フォアグラなどの素材も「おいしい!」と評判がよかったので、さすがだなと思いました。私はなにかと余裕がなくて、食べられたのはファーストバイトのケーキだけだったので……それだけが残念です(笑)。
あとは両親への手紙朗読ですね。サプライズで、結婚式の数日前に判明したお腹の中の子の性別を発表したのですが、両親はもちろん会場のみなさんが「わぁ〜!」と喜んでくださったのがとてもうれしくて、良い思い出になりました。

「それでは「ゲストへの想いを伝える結婚式」というご希望は、十分にかなえられたのですね。」

そう思います。それ以外に印象に残っているのは、お開き直前に彼からサプライズで100本のバラの花束をもらったこと。「遠距離恋愛を乗り越えて……」という言葉と共に渡されたのですが、彼はサプライズには無縁のタイプなだけに、驚きも大きくて。私は当日、朝から涙をこらえていたのですが、この瞬間はあまりにうれしくて、思わず泣いてしまいました。彼の性格をよく知るゲストのみなさんも一様にびっくりされていて、私の友人たちには「いいダンナさんだね!」とほめてもらい、彼の株が大きく上がった1日でした(笑)。
あとから聞いた話では、このサプライズはプランナーさんが当日、彼に提案してくださったそうなんです。私たちは具体的なプロポーズもないまま結婚式をすることになったので、プランナーさんがそんな風に言ってくださらなかったら、こんな機会もなかったと思います。彼の背中を押してくださったことが本当にうれしかったし、プランナーさんには心から感謝しています。

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