【みんなのプロポーズ物語】パズルのピースが埋まって行くように、満たされてゆく彼への信頼。プロポーズは、結婚に踏み出す勇気を確信に変えてくれた最後のピース

環境も住むところも変えて臨んだ婚活。
その先に待っていたのは……

_miporinさんは、元々は福岡の方なんですよね？　結婚を機に東京へ移られたのですか？

miporinさん(以下MP):はい。去年の8月まで福岡にいました。結婚をきっかけに、というより新天地に向かう決意をしたら、彼にも出会ったという感じです。

_詳しく教えてください！

MP:はい(笑）。福岡にいた当時はそれまで付き合っていた人とお別れし、婚活に疲れ果てていました。
「このまま結婚できないのかも」と弱気になりかけたのですが、このままじゃいけない、と一念発起。環境も住む場所も変えて、いちから婚活を見直してみようと思い、東京の婚活講座を受けてみることにしました。

_婚活のために住む場所も変えるって、すごい行動力ですね。

MP:さいわい勤めている会社が、元々東京に本社のある会社だったので拠点異動という形をとりました。東京へいく、という前提で福岡を拠点に東京の人と婚活しているときに出会ったのが主人なんです。

_東京へ行くとき、もう結婚は決まっていたのですか？

MP:彼とは出会ってから、結婚を前提にやりとりはしていたのですが、まだ結婚するとは決まっていませんでした。なので東京に行くときは、一人暮らしをするか迷っていたのですが、彼から「ふたりで住もう」と提案があり彼に頼ってみることにしました。

彼は時間もあまりない中、家を探し家具を買い揃え、8月に引越しするまでに全てを揃えてくれました。

私が福岡から東京についたときも、サプライズで”WELCOME to TOKYO”と書いたボードを持って待っていてくれました。

自分の運命を自分で開いた
1回目のプロポーズ

_ステキなエピソードですね。では、プロポーズはいつだったんですか？

MP: 3回目のデートのときです。彼はプロポーズとは思ってなかったみたいでしたが、私は、それが1回目のプロポーズだったと思っています。

というのも、3回目のデートは、私が大好きな場所でのデートだったんです。
その場所でデートする、というのが2回目のデートからすでに決まっていて（笑）。
実は2回目のデートのときに「付き合おう」って言われたのですが、私的には大好きな場所で言って欲しかったので、3回目のデートのときにもう一度ちゃんと告白してね、とお願いしておいたんです。

_なるほど。オーダー制の告白ですね。

MP: そうですね。彼は、ちゃんと約束を守ってその場所で告白してくれたんですが、そのときに「結婚しようね」って言われたんです。
彼は、さらっと言ったつもりだったみたいなんですが、私にとってはそれが“1回目のプロポーズ”になりました。


_なぜ、プロポーズに思えたのでしょうか？

MP: まだ3回目のデートだったし正直迷いもありましたが、彼の誠実さや行動力（まだ付き合ってもないのに福岡に遊びにきた）、私に対する愛情についてはわかっていたので、一旦受け取ってみようと決めました。
彼の言葉をプロポーズとして受け取ることで、じゃあ次は何をすればいいのかと、目標に向かって前に進み出しました。


_プロポーズが、miporinさんの背中を押してくれたんですね。ちなみに、目標とは？

MP: 3月4日に入籍することです。自分の中でだけですが、3=み、4＝フォーで“みほの日”と名付けて「その日に入籍する」と婚活時代から目標にしていたんです。
彼には付き合う前から“みほの日”の事は伝えてあったので、そこから逆算して進めていった感じです。

次に進めたのは、2回目のプロポーズに向けてのエンゲージリング選びでした。

そのすべてに意味を込めた
エンゲージ・マリッジリング

_すごい！　目標が明確だと、どんどん物事が進みますね。エンゲージリングはどうやって決めたんですか？

MP: もともと、エンゲージリングはクオリティやオリジナリティにプライオリティを求めていたので、ブライダルリング専門店で購入すると決めていました。
ふたりで色々見て回ったのですが、最終的に完全オリジナルリングが作れる「ケイウノ」に決めました。

_とっても美しいリングですね。デザインに込めた想いなどはありますか？


MP: ふたりのイニシャルをデザインに取り入れました。リングの内側に入れるのではなく、立て爪部分にデザインモチーフとして。
あとは、担当の方が私たちの入籍日が3月4日予定だと知って、0.34カラットのダイヤを探してくれたり……。
色々な想いがこもった特別なリングになりました。


_なんてステキ！　本当に世界でひとつの幸せなリングですね。結婚指輪も同じく「ケイウノ」で作ったのですか？

MP: はい。それについてもちょっとしたエピソードがあって。
絶対に婚約指輪と重ねづけで使いたいと思っていたので、結婚指輪のデザインはすでに決めていたのですが、先に出来上がった婚約指輪を見たら想像以上の出来栄えだったので、結婚指輪にももっとこだわりたくなってしまって（笑）。

それで色々考えたんですが、「ケイウノ」にもともとある別のデザインに変更しました。
というのも、そのデザインが1回目のプロポーズにゆかりのあるデザインだったんです。

婚約指輪が完全オリジナルで、世界でひとつだけのふたりのデザインになったので、せっかくなら、結婚指輪もふたりにゆかりにあるものにしたいと思い、そちらにしました。

_おふたりにとって、とても大きな意味をもつリングなのですね。普段はどんな風につけていらっしゃいますか？

MP: 仕事のときはマリッジリングだけで、お出かけのときはエンゲージリングとマリッジリングを重ねづけしています。

エンゲージリングの出番はけっこう多くて、お出かけのときはたいていつけています。

_エンゲージリングをつけていると、気分が変わったりしますか？

MP: ダイヤがドン！　とあるので、ついつい手元を見ちゃいます（笑）。
12月の結婚式を終えた後も、今まで通りお出かけのときにはエンゲージリングとマリッジリングを重ねて楽しみたいと思っています。

福岡と東京。
彼と巡り会えたおかげで増えた、大好きな場所

_エンゲージリングができあがって……そして、そのまま2回目のプロポーズへ突入するんですよね？

MP: はい(笑）。2回目のプロポーズは、ずっとあこがれていた“星空の下で箱パカ”をやって欲しいとお願いしました。

_実際はどんなプロポーズでしたか？

MP: クリスマスに行った沖縄旅行でしてもらいました。
とりあえず「沖縄に旅行に行くよ」とだけ伝えられたのですが、宿泊先などは教えてもらえず出発する日に泊まるホテルも知りました。

プロポーズ当日は、風も強く曇っていたので、残念ながら星空も見えませんでしたが、夕食後お部屋に戻ると、部屋の中がピクニック仕様になっていて。

本当は星空ピクニックを予定していてくれたらしいのですが、あいにくの天候で急遽部屋でのピクニックに変更になりましたが、そのまま“箱パカ”からのプロポーズをしてもらいました。

_旦那さまは、miporinさんの願いをすべてかなえてくれたんですね。

MP: はい。本当に優しい人で。私より年上なんですが、気が若いというか、人を楽しませることが上手で。
笑いの絶えないふたりです。

_上京してきて1年くらい経ちますが、ホームシックになったりしないですか？

MP: それが全然ないんです。福岡大好きで、福岡出たくないと思っていた自分が、東京に馴染んでいることに驚いています。
もちろん、福岡のことは大好きで、今までもこれからも福岡の魅力を発信していきたいと思っていますが、東京にいても寂しくないんです。

_旦那さまの愛情に包まれているからですね！　結婚式の準備は進んでますか？

MP: 今年の12月に挙式予定なので、そろそろ動き出し始めた感じです。
式には福岡から家族や友達も招待する予定です。
私は東京でも楽しく過ごせているよ、と伝えられるアットホームな式にしたいと思っています。


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