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カップル旅行にもオススメのワインツーリズムの魅力に迫る! 知られざる銘醸地グラニット・ベルトの希少ワイン!

近年、 旅の多様化が進み、日本でもワインツーリズムが着目されるようになりました。今回は、ワインを楽しむためのペアリングディナーを通じ、ワインツーリズムおよび、クイーンズランド州の豊かな食文化や魅力に知るイベントに参加してきましたので編集部員Kがレポートします。
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ワインツーリズムとは?


ワインツーリズムは、ワインを試飲するだけでなく、その土地の人々との交流や文化を体験する旅のスタイルのこと。地域のワイナリーやブドウ畑を訪れ、その土地固有の自然環境や歴史に触れたり、ワインの製造工程を学び生産者と対話したりすることで、ワインへの理解を深めることができます。地元の郷土料理とワインのペアリングを楽しんだり、収穫体験に参加したりと、その土地ならではの体験ができることも大きな魅力です。

1980年代からワインの生産国である欧米の国々で人気を集めたワインツーリズムですが、昨今では世界中の愛好家に親しまれている観光スタイルに成長。日本でも近年、旅行者の間で浸透し始めていることから、新しい旅の選択肢として注目されています。

大自然と美食の宝庫、クイーンズランド州で広がる新感覚のワインツーリズム


自然に恵まれたクイーンズランド州

オーストラリアの北東部に位置するクイーンズランド州は、国土の約4分の1を占める広大な面積を持ち、ゴールドコーストやグレートバリアリーフなど、世界的な観光地として知られています。ゴールドコーストは美しいビーチとテーマパークが有名で、観光客に人気のリゾート地です。また、グレートバリアリーフは世界遺産に登録されている巨大なサンゴ礁で、生物多様性をはぐくみ、多くの恵みをもたらしています。

農業も盛んで近年はワインの生産地としても注目

温暖な気候と豊かな自然に恵まれたこの地域は、従来、サトウキビや果物の栽培、牧畜業などが盛んでしたが、近年、高品質なワインの産地として注目を集め、新たなワインツーリズムの目的地として人気を集めています。

ワインシーンの中心地「グラニット・ベルト」


特に、州都ブリスベンから内陸部へ約3時間半の場所に位置する「グラニット・ベルト」は、クイーンズランド州のワインシーンの中心地として脚光を浴びています。標高700~1000メートルに位置するこの地域は、1日の中で四季を感じられるほどの寒暖差がある上、花崗の地層が水はけのよい理想的な⼟壌を作り出しています 。この特別な環境が、個性豊かで高品質なワインを生み出す理想的な条件となっているのです。

イベントで試飲した3つのワイナリーについて

Ridgemill Estate(リッジミル・エステート)


「⼈⽣は楽しむべきもの、そしてワインと共に」という哲学のもとに設⽴されたリッジミル・ エステート。クイーンズランド州のグラニットベルト地⽅、スタンソープから数分の場所に位置するブティックワイナリーです。ヴィンヤード(葡萄畑)は、涼しい夜と花崗岩の⼟壌という、⾼品質なブドウ栽培に理想的な条件がそろう場所に位置し、⾼品質なワインを作り出しています。また、スタイリッシュな宿泊施設も併設され、ワインと共に過ごす贅沢なひとときを過ごすことができます。

Jestrer Hill Wines(ジェスター・ヒル・ワインズ)

ジェスター・ヒル・ワインズは、ミック・ボークとアン・ボークによって1993年に設⽴された家族経営のワイナリー。グラニットベルト地方の中⼼に位置しています。ワイナリーでは、伝統的な品種とユニークなブレンドを含むさまざまなワインを提供しており、品質と持続可能性にフォーカスしたワイン作りが⾏われています。「地域の特性を反映した優れたワインを⽣産する」というコミットメントのもと評判を⾼め、2022 年には、名誉あるサミュエル バセット賞を受賞しています。

Pyramids Road Wines(ピラミッドロードワイン)

ピラミッドロードワインズは、グラニットベルトのギラウィーン国⽴公園のふもとに位置する、ウォーレンとスー・スミス夫妻によって設⽴された家族経営の⼩さなワイナリーです。また、ヴァンヤード(葡萄畑)は全て⼿作業で管理され、伝統的な⼿法を⽤いて、少量ながらも品質の⾼いワインを⽣産しています。扱う品種は、シャルドネ、シラーズ、メルロー、カベルネ、マスカット、さらにモウヴェードルやヴェル デーリョといった「ストレンジバード」と呼ばれるオルタナティブ品種まで、幅広いのが特徴です。

3組のワイナリーが手がける希少なブティックワイン


Ridgemill Estate(リッジミル・エステート)

■2022 riesling(白ワイン)
⾊あいはクリアで明るく、わずかに緑の⾊味を帯びています。フレッシュなレモンとライム⾹りが漂い、⼝に含むと活き活きとした柑橘類の果実味と美しいミネラル感が感じられます。バランスの取れた美しい酸味と共に、フィニッシュには⼼地よい塩味が余韻として残り、次の⼀⼝を誘うワインです。

■2021 WYP Saperavi(赤ワイン)
深みがあり、ダークでミステリアスなワイン。ローストしたビーツのジュース、エキゾチックなスパイス、ブルーフルーツや紫⾊の果実の⾹りが漂います。⼝当たりは濃厚で、⽢いダークフルーツやビーツのジュースが詰まっており、 素晴らしい味わいの構造とバランスが感じられ、⻑い余韻が特徴です。

Jestrer Hill Wines(ジェスター・ヒル・ワインズ)

■Touchstone Roussanne(白ワイン)
煮込んだ洋梨とイチジクのような芳⾹さが際⽴つワイン。⼝にふくんだ瞬間爽やかで、ス パイスのニュアンスとクリーミーな洋梨とホワイトペッパーの繊細な⾵味が広がります。エキゾチックで⾵味豊かな⽩⾝⾁料理と最適です。

■Touchstone Petit Verdot(赤ワイン)
⽣産本数の限られた、 ジェスター・ヒルのフラグシップシリーズ。美しく深みのある⾊で、⼝当たりは、しっかりとしたタンニンとともに濃厚なベリーの⾵味を楽しめます。フレンチオークとアメリカンオークで熟成されており、⻑期保存に適したワインとして仕上がっています。

Pyramids Road Wines(ピラミッドロードワイン)

■2024 Foot Stomped Rose(赤ワイン)
⾃家栽培のメルローとカベルネのブドウから作られたワイン。⾜で優しく踏み潰してから、古樽で発酵させ、オークの⾵味をつけずにテクスチャーを引き出しています。爽やかさが引き⽴ち、ドライで軽やかなタッチであるため、さまざまな料理に合わせやすいワインです。

■2023 Mourvedre Limited Release(赤ワイン)
天然のスパイスや繊細なタンニンが絶妙なバランスを誇るワイン。例年よりも、果実が小さかったものの、その凝縮された味わいがバランスの良いワインへと仕上がりました。今飲んでもおいしく味わえるのはもちろん、お好みでワインセラーで熟成させてから楽しむのもオススメです。


クイーンズランド州でのワインツーリズムは、豊かな自然や文化、さらにワイナリーの人々との出会いを楽しむことができます。家族経営のブティックワイナリーで味わう希少なワインは、造り手の想いと土地の個性が詰まった特別な一杯。きっと心に残る思い出になることでしょう。ワイン好きのカップルはもちろん、普段の旅行とはひと味違う旅をしてみたいと思うカップルは、ぜひ新しい旅のスタイルを体験してみてください。
<イベント概要>
イベント名:クイーンズランド州グラニット・ベルトを巡るワインテイスティングセミナー
実施日:2024年11月7 日(木)18:30~21:00
会場:キンプトン新宿東京 2F ディストリクト ブラッスリー・バー・ラウンジ
東京都新宿区西新宿 3-4-7
マイナビウエディング 編集部
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