『GTO』最終話であずさ(松嶋菜々子)が鬼塚(反町隆史)に見せた“さりげないやさしさ”とは――そして“失敗体験の受け止め方”に幸せな結婚生活を送るコツがある?

2026/10/06 更新
こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

反町隆史さんの主演作『GTO』(フジテレビ系)。元暴走族の破天荒教師・鬼塚英吉を主人公とした1998年の大ヒット学園ドラマの続編が、9月28日に最終話を迎えました。

本作では、松嶋菜々子さん演じる1998年版のヒロイン・あずさと夫婦になっていた鬼塚でしたが、なんと第1話であずさから離婚を突き付けられるという衝撃展開で幕を開けていました。

今回は、現実世界でもリアル夫婦である反町さん・松嶋さんの共演シーンで話題になった最終話で、あずさが見せた“さりげないやさしさ”から、夫婦生活を送るうえで必要となるかもしれないマインドセットについてお伝えしていきます。
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第1話の鬼塚の行動を再現したあずさ


最終話終盤。生徒の問題を解決したものの、また学校をクビになってしまった鬼塚が自宅に戻ると、実家に帰っていたはずのあずさが、「おかえり。今日私が好きなハンバーグだよ」とキッチンで料理をしながら待ってくれていました。

鬼塚を許したあずさが離婚届を破り捨てて一件落着。鬼塚からハンバーグが焦げていることを指摘されると「あぁ! やっちゃった~」とあずさが嘆き、二人で仲良くハンバーグを作り直すのでした。

筆者はこのハンバーグのシーンに、あずさの“さりげないやさしさ”が詰まっていたと感じました。この行動には結婚を前提にお付き合いするパートナーがいるみなさんにとっても、“気付き”があるのではないでしょうか。

実は第1話でも学校をクビになっていた鬼塚は、後ろめたさからあずさのご機嫌を取るため、妻が好きなハンバーグを作って待っていたのです。けれど、そんな夫に愛想を尽かしたあずさが、離婚届を突き付けて家を出ていってしまうという展開でした。

要するに最終話のあずさは、第1話の鬼塚の行動を再現していたわけです。

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“悪い思い出”を“良い思い出”に


劇中であずさの心境が描かれることはありませんでしたが、あえて意図的にハンバーグを作っていたように思うのです。

なぜなら、ハンバーグ作りというその行動自体で、もう許しているという気持ちを夫に伝えられるからです。

さらに言うと、ただ何もせずに鬼塚の帰りを待ち、普通に話し合うだけでも仲直りはできたでしょうが、それだけではお互いの頭の中にハンバーグが“悪い思い出”のまま残ってしまう懸念がありました。ですからあずさは、不和の象徴になりかねなかったハンバーグを、“良い思い出”に上書きしたいと考えていたのではないでしょうか?

いずれにしてもハンバーグ作りという行動は、夫婦間で“しこり”を残さないための、あずさの“さりげないやさしさ”だったのでしょう。

みなさんもパートナーと衝突してしまったとき、きちんと話し合って仲直りすることが大前提ですが、夫婦間で“しこり”が残らないようにというところまで配慮した、“さりげないやさしさ”を持てるといいかもしれません。

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笑い話になったとポジティブ変換する


また、さすがにハンバーグを焦がしてしまうところまであずさは狙っていたわけではないでしょうが、それも夫婦関係を良好に戻す絶大な効果があったように感じます。その後に“ふたりでハンバーグを作り直す”ことになりましたので、結果的に「夫婦の仲直りイベント」が発生したからです。

なにより、こういったちょっとしたドジによる失敗は夫婦で共有した笑い話となり、一生心に残る、良い思い出に昇華されることもあるかもしれません。

人間というのは意外と、成功体験よりも失敗体験のほうが記憶に残るということはよくあること。ですから、普通に一人で美味しい料理を完成させて待っているよりも、失敗を経て二人で美味しく作り直すほうが、心に刻まれやすいのではないでしょうか。

――成功体験を喜べるのは当たり前のことですが、ちょっとした失敗体験ならネガティブに捉えずポジティブ変換できるようになると、結婚生活がより楽しくなるでしょう。

パートナーの失敗をねちねちと愚痴るのではなく、笑い話ができて良かったと明るく受け止めていくことが、結婚生活を末長く幸せに送っていくための一つのコツになるかもしれません。

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堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。
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