【人見知り必見】披露宴でビールを注いでくれる親族にかけるべき言葉

おやくだち 結婚式ルール・マナー

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友人の結婚式に招かれるのはとても喜ばしいことですが、披露宴中に新郎新婦の親御さんがビールを注ぎにくるときって、なんだか緊張しませんか?

中にはかなりテンパってしまって、

「いつも○○くんにはお世話になっています! ええ! ほんとに! ほんといっつも! ええ! お世話に! はい! おめでとうございます! お世話になってます! お世話に!」

と、もう「お前はどれだけお世話になっていたんだ」とツッコみたくなるぐらい「お世話になっています」しか言っていない人を見かけます。

そんな頭の中が真っ白になってしまう皆さんのために、今回は披露宴でビールを注いでくれる親族にかけるべき言葉を紹介したいと思います!

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※以下、ゲストが新郎側の友人という設定で紹介しています。

とりあえず冒頭に話すべきこと

まずは自分の所属と新郎との関係を伝える

新郎の親族とよほど打ち解けた関係であるなら問題ありませんが、そうでないならば、まずは自分の所属と、新郎との関係を改めて伝えてあげましょう。

親御さんはゲストが多い場合、80~100人近い人にあいさつしなければならず、一人ひとりのことを事前に知っておくヒマもありません。こちらの情報もどこまで知ってもらえているかわからないので、とりあえずしっかり関係性だけは伝えてあげると親切です。

(例)

「この度はおめでとうございます! ○○(新郎の名前)さんの大学時代のサークルの友人の、××××です!」

めちゃくちゃシンプルですけど、これが大事。 「いやいや、席次表を見れば『大学時代友人』とか書いてあるから名乗らなくていいだろ」というツッコミが入るかもしれませんが、大学時代の友人だって、その中でどんなコミュニティに所属していたかまで親は把握していないことが多いです! だから「どうせ知ってるでしょ」なんて思わずに、自分と新郎との関係はしっかり伝えてあげましょう。

(テーブルで固まっているなら、誰か一人が代表して紹介するのもアリ)

親御さんとお会いしたことがある場合に話すべきこと

お会いしたときの思い出を伝える

新郎の実家に遊びに行ったことがあったり、ご家族も含めて一緒に遊んだりしたことがあるなら、ぜひそのエピソードをお話してあげましょう。「ほら! あのときの!」と思い出させてあげることで、一気にあなたへの親近感が沸いてくるはずです。

(例)

「お母さん僕のこと覚えてます!? 7年前に花火大会で、皆でご実家にお邪魔したんですけど! そうですそうです! スイカ4玉食べた! あれ、僕です! そうです! ご無沙汰していますー!」

披露宴中に長々と話している時間はありませんが、過去の共通の思い出を話してあげることで、結婚式までの歴史を振り返ることになり、きっと親御さんも感慨深い気持ちになるはずです。

ポイントは、できるだけ古いエピソードか、インパクトのあるエピソードを話してあげること。お互い印象的な式にするためにも、ぜひ昔話に花を咲かせてください。

親御さんとこれまでお会いしたことがない場合

新郎との思い出を話す

親御さんとお会いしたことがなかった場合は、とにかく丁寧かつ元気よくあいさつを!

前述のとおり新郎との関係をしっかり伝えるようにしてください。そのあとは新郎との思い出、できれば新郎を立てるようなエピソードを添えて話してあげてください。

(例)

「はじめまして! ○○さんと高校時代同じ部活だった○○です! ○○さんとは受験のときに一緒の予備校にも通っていました! 僕がちゃらんぽらんだったのに対して、彼は部活だけでなく勉強でも真面目に取り組んでいて、それでちゃんと結果出して、いまもあんなに素敵なお嫁さん連れて、うらやましいばかりです。お父さん、素敵なお子さん持ちましたね!」

ちょっとうさんくさいぐらい大げさに書いちゃいましたけど、なんせ結婚式では主役は新郎新婦なのですから、褒めるしかない! 親御さんも、めでたい日に息子が褒められたらうれしいに決まっています。両者を喜ばせるつもりで、テンション高く褒めてあげてください。



今日初めて見た新婦の親御さんと話す場合

新郎の話をして安心させる

たとえば新郎の友人として呼ばれた場合、新婦を式当日に初めて見ることになる人も多いはず。そんな状況で、もしも新婦側の親御さんがごあいさつに来たら?

いよいよ接点が何もない状況ですが、ここでもやはり、来場者全員の共通の話題・新郎について話しましょう。

(例)

「あ、 はじめまして! 新郎の○○くんの大学時代の友人の××です。この度はおめでとうございます! ○○くんとはサークルが一緒だったんですけど、彼は一見優しそうですが、流されない芯の強さも持っているんです。だから新婦の△△さんもきっと幸せでしょうし、安心して見守ってあげてくださいね!」

新婦の親御さんだったら新郎の話を、新郎の親御さんだったら新婦の話をしてあげることで、「ああ、息子(娘)の結婚相手は、いい友人を持っているんだな」と安心させてあげられるはずです。間違ってもお酒の飲み過ぎで明らかにウザい絡み方をする、などはしないようにしてください。

今日初めて見た新婦の叔父・叔母と話す場合

初めて新婦と会ったと思ったら、なんとその叔父さん・叔母さんがビールを注ぎに来た! 新婦のことさえ全然わからないのに、親御さんどころか親戚まで出てきてしまうと、もはや完全に他人では? と疑問が浮かぶレベルです。

こんなとき、実は疑問に思ったことをそのままぶつけてしまうのが正解になるケースもあります。

(例)

「はじめましてー! 新郎の○○さんの友人の××ですー! 新婦の△△さんの、叔父様ってことですよね......? わざわざ叔父様がごあいさつに来てくださるなんて、△△さんって愛されていますね! 小さいころはよくお世話されていたのですか?」

「親御さんならともかく、なんで叔父さんが......?」という疑問はあえてそのままぶつけてみると、思いがけぬエピソードが聞けるかもしれません。きっと叔父さんだって、大切な姪っ子の門出をいろんな人と祝いたい。新婦の話題で大いに盛り上がりましょう。

まとめ

以上、披露宴でビールを注いでくれる親族にかけるべき言葉をお届けしました。

いずれにも共通して言えることですが、親族の方たちはたくさんの方にあいさつしなければならないので、くれぐれも長話は禁物ということ。緊張が裏返って、新郎新婦との思い出話を親御さんに延々と語ってしまいそうになることもあるかもしれませんが、そこはグっとこらえるようにしてください!

その上で、新郎新婦や親族の方とのちょっとしたエピソードを用意しておけば、きっと当日も挙動不審にならずに会話が弾むはずです。ぜひ試してみてくださいね!

それでは、すてきな結婚式を!

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