ほめられ妻になるためのお付き合いマナー塾

2013年10月30日

今さら聞けない!? 結婚式の「内祝い」ってなに?

結婚、出産、入学、引っ越し......、人生の喜ばしい節目でお祝いをいただいたとき、その「お返し」として贈られることが多い「内祝い」。今回は、贈り物の達人であるギフト専門通販サイト「TIMELESS for ANNIVERSARY」の店長に、結婚式の「内祝い」に関するマナーや、選び方のコツをお聞きしました!

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■結婚式の「内祝い」は誰に贈ればいいの?

そもそも「内祝い」とは、文字通り「内(=家)」のお祝いを意味する言葉で、家族や親戚、親しい友人の間で喜びを分かち合うために、お菓子や赤飯を配る習わしを指していました。結婚式の「内祝い」では、ご祝儀や結婚祝いをくださった方々の中で、披露宴に招待できなかった方や、招待したけれど出席してもらえなかった方に贈るのがマナーとされています。

披露宴に出席してくれた方は披露宴でのもてなしと引出物がお返しとなるため、さらに「内祝い」を贈る必要はありません。また、同僚や仲間から共同でお祝いをいただいた場合は、新居にお招きして料理をふるまったり、新婚旅行でお土産を買ってきたりするのも「内祝い」になります。一般的に、祝電に対してのお返しの品は不要と言われていますが、報告や挨拶も兼ねたお礼状を送っておくと好印象ですね。

■いつ、どのように贈ればいいの?

「内祝い」は、挙式後の1カ月以内に、お祝いをくださった方のお宅に直接持参をするか、宅配便などでお届けするのが一般的。でも、訪問するとなると、もてなしの準備など、先方にかえって気を遣わせてしまうこともあるので、相手との関係によっては配送のほうがよい場合も。また、結婚式のかなり前にお祝いをいただいた場合、お返しも早めに?! と思いがちですが、挙式前に「内祝い」を贈るのは避けたほうがよく、相手が忘れた頃に届くというのもマナー違反。品物が先方に到着する少し前に、品物が届くことを伝えるお礼状を送付できたらベストです。

■どのくらいの金額の品を贈ればいいの?

金額の目安は、地方や地域によって差はあるものの、いただいたお祝いの半額程度の品物を贈るのが一般的で「半返し」とも呼ばれています。ただし、高額な贈り物をもらったり、相手が目上だったりする場合は、3分の1くらいでもいいとされています。

■贈る際に注意すべきことや、タブーのモノって?

まず注意したいのは「のし」。表書きを「寿」「御礼」「内祝」とし、名入れは新郎新婦の名前または両家の性を用います。水引は、結婚祝いでいただいた際と同様に、紅白または金銀10本の結び切りを選びましょう。
また、地方によっては、品物ではなく現金でお返しする習慣もあるようですが、基本的には商品券や現金でのお返しは、金額がわかるので失礼とされています。何がいいかわからないし、使い勝手がよさそうだからと思っても、商品券は避けた方が無難です。

結婚後のお付き合いのスタートでもある「内祝い」。受け取った方と喜びを分かち合え、印象も絆も深まる贈り物ができたら、みんながHappyですよね。ふたりを想い、お祝いしてくれた方々へ、心からの「ありがとう」を込めて贈りましょう♪

※次回は、結婚「内祝い」にぴったりなアイテムを価格帯ごとに厳選してご紹介します。