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諦めと妥協は一切なし! やりたいことを全部かなえたこだわりウエディング

もともとは2020年10月に結婚式のご予定だったay_wd_1221さんご夫婦。コロナの影響で7カ月間延期になったものの、緊急事態宣言中に結婚式当日を迎えることに。先行きが見えず不安な気持ちもある中、準備期間が長くなったと前向きに捉え、手作りアイテムやドレス選び、前撮り撮影などとことんこだわったおふたり。結婚式当日のコロナ対策も遊び心あふれるおふたりらしいおもてなしに。コロナ禍であっても妥協することなく、あこがれすべてをかなえられた結婚式をご紹介します。

目次
  1. おもてなしの中にさりげなくオシャレにコロナ対策
  2. 着てみたいと感じたドレス&和装は前撮りで思い出に
  3. お気に入りのチャペルでファミリーミート
  4. アイデア満載のウェルカムアイテム
  5. お色直しではヘアカットでサプライズの再入場
  6. 写真映え抜群のオリジナル暖簾

おもてなしの中にさりげなくオシャレにコロナ対策



結婚式のおもてなしアイテムはできるだけ手作りでと考えていた新婦。招待状の切手も前撮りで撮影した画像を活かしてオリジナル版を制作。「招待状のモノトーンなイメージに合わせて、写真はモノクロを使いました。招待状を手渡しした友達はすぐに気づいてくれて嬉しかったです。切手は郵便局のホームページから簡単に作ることができましたよ」。



結婚式当日のコロナ対策では、量販店で購入したアルコールジェルに、同じくモノトーンなデザインに仕上げた手作りシールを貼って。
食事中のマスク保管ケースもふたりのイラスト入りの手作りを用意し、中には予備用のマスクを忍ばせておくという徹底ぶり。不安が尽きない緊急事態宣言下の結婚式においても、対策をきっちり行いながら、できるだけ楽しくオシャレに準備する新婦のセンスが光るおもてなしに。

着てみたいと感じたドレス&和装は前撮りで思い出に



準備期間が長くなった分、ドレス選びにもじっくり時間をかけて試着を重ねた新婦。新郎の衣装もレンタルからオーダーメイドに変更して、世界にひとつだけのウェディングスーツを仕立てた。会場での前撮り撮影は、結婚式当日には使用しないチャペルで、新郎からのプロポーズの花束に入っていたという思い出の紫陽花をブーケにして記念撮影。

和装姿も残したいと、白無垢・色打掛に加えてオレンジのカラードレスでスタジオ撮影し、さらにはドレス姿でのロケーション撮影も行った。ヘアスタイルやドレス選びにもこだわって、後悔と妥協一切なしの記念撮影を楽しんだ。

お気に入りのチャペルでファミリーミート

おふたりが結婚式を挙げる場所に選んだのは「すべてが好みすぎて、理想すぎて、迷う理由がなかった」と語るほど、ひと目ぼれで即決した会場。特にお気に入りの挙式会場は、木の温もりが感じられる三角屋根のチャペル。そんなお気に入りのチャペルで、結婚式当日に家族水入らずの時間を作るため、チャペルでのファミリーミートを取り入れた。

「思いがけず私のお父さんが一番最初に泣いてしまって、それにみんなつられて泣きました(笑) 家族それぞれの思いがあふれてきて、そんな思いをみんなで共有できる時間を持つことができて、ファーストミートは取り入れて本当によかったなと思いました」。

アイデア満載のウェルカムアイテム



引出物袋とは別に持ち帰った後も使えるように、とエスコードバックをオリジナルで制作。緊急事態宣言下で欠席となるゲストもいることから、席次表は作らずに当日でも調整ができるエスコートカードを作って一緒にセット。「エスコートカードはトレーシングペーパーとクラフト紙を重ねたもので、クラフト紙にはテーブルナンバーと場所がわかるようにして、裏側にはゲストへのメッセージを書きました。それをハトメパンチで留めて丸めたエコバッグにくくりつけていく! 夫との力作です」と新婦。

また、ウェルカムスペースには手作りのガチャガチャを設置。カプセルの中にはチョコとともに何枚か当たりを用意し、当たったゲストにはコーヒーショップのカードを受付でプレゼントするというサプライズを加えた。「二次会を中止にしたこと、披露宴中にゲストにプレゼントをする時間もないことから、待ち時間に楽しんでもらえたらと思って取り入れたおもてなしです」。

お色直しではヘアカットでサプライズの再入場


お色直しでは、ウエディングドレスからがらりと装いを変えて白無垢姿で登場。試着に試着を重ねて選りすぐった新婦お気に入りの衣装。中でもゲストを一番驚かせたのは、新婦のヘアスタイル。「お色直しでバッサリヘアカットしました! 昔からお色直しでカットするのがあこがれで、でも時間がかかるのであきらめていたのですが『やっぱりカットする!』と決めて美容師の友達に相談。快く引き受けてくれて夢が実現しました。せっかくなので、最初のハサミは旦那さんに入れてもらいました」。

白無垢のブーケはカラーと胡蝶蘭をアレンジしたオリエンタルなアレンジに。シンプルなゴールドのイヤーカーフなど生成り色×金糸の刺繍の白無垢にマッチしたモダンなスタイルアップは、オシャレ上手な新婦ならでは。

写真映え抜群のオリジナル暖簾



結婚式で存在感を放ったのが両家の名前入りオリジナル暖簾。会場入り口に暖簾を飾り、ウエルカムボード的な役割を果たしたのはもちろん、親族の集合写真でもこの暖簾をバックに撮影。「両家の名前が入っているので、これを見て親族たちのテンションもアップ。いい感じの記念撮影ができました」。

披露宴パーティ後のゲストのお見送りにも、和装姿のおふたりに暖簾がぴったり。このとき、プチギフトでゲストに配ったオリジナルドリップコーヒーとのイラストリンクはお見事。式後もガーデンでゲストと暖簾をバックに記念撮影を楽しむなど大活躍したアイテムのひとつ。

文:白石 亜矢子(az-sync.) 結婚式当日写真:株式会社アンプラグド ロケーションフォト:THE STORY WEDDING 大田 結斗(ÉMEU Inc.)