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トレンドスコープ

TREND SCOPE

最先端の取り組みをしている企業を、トップインタビューもまじえて徹底リサーチ

【TREND SCOPE -トレンドスコープ-】vol.1 TRUNK(HOTEL)(トランクホテル キャットストリート)
Vol.
01
TRUNK(HOTEL) CAT STREET
ソーシャライジングとクリエイションが融合する、トレンドの発信拠点

ブライダル分野で最先端の取り組みをしている企業に注目していく、このコーナー。記念すべき第1回は、東京・渋谷の「TRUNK(HOTEL) CAT STREET(トランクホテル キャットストリート)」をキャッチアップ。2017年の開業当初から等身大の社会貢献を表す『ソーシャライジング』をコンセプトに、トレンド感満載の空間づくりや演出で人気の同ホテル。 2024年1月に行われたビッグフェアを、マイナビウエディング編集部が潜入レポート!

Report 01 ヘアメイクショーの会場でもソーシャライジングをさりげなく

ヘアメイクショーの会場でもソーシャライジングをさりげなく

1階の会場に入るとまず目を引いたのが、中央に設置されたヘアメイクショーのステージ。毎回テイストが異なるというセットだが、ここにも早速ソーシャライジングなポイントが! 天井から吊るされたオブジェをよく見ると、白い綿の素材やチュールを編 んで繋げたもの。 これはウエディングで使ったお花の梱包材や装飾の資材で、引っ掛けている裸木も枯れ木の再利用なのだそう。ソーシャライジングとアートのエッセンスが無理なく融合するクリエイションが、同ホテルの強みだ。

今回のフェア参加者は、昼夜それぞれ85組ずつ。すでに成約したカップルのみにもかかわらず、申し込みはすぐに満枠になってしまうとか。人気の秘密は、このヘアメイクショー。ウエディングドレスを着てヘアメイクを済ませたモデル4名がステージに上がると、担当した4名のヘアメイクアーティストが登壇。

トレンドを押さえたスタイリングのコンセプトを解説するのはもちろん、ライフファシリテーターとフラワーデザイナーがMCとなって、"ヘアメイクされる側"の準備なども聞いてくれるのはビッグフェアならでは。ショーを見ているだけでは分かりづらい点もその場で深掘りしてくれるので、"自分だったらどうするか"のイメージが膨らみやすい。

ヘアメイクショーの会場でもソーシャライジングをさりげなく
ヘアメイクショーの会場でもソーシャライジングをさりげなく

初めはショーに見入っていたカップルが、楽しそうにお互い相談を始めたり、写真を撮って検討を始めたりする様子が印象的。 MCとのやりとりでアーティストの人柄がうかがえる上、入場時にリストが配られるので、気に入ればその場で指名も◎。 この日限定の特典があるのも嬉しい。

Report 02 贈る側も贈られる側も喜ぶギフトは、選択肢の豊富さも魅力

贈る側も贈られる側も喜ぶギフトは、選択肢の豊富さも魅力

2階の会場では、ギフト(引き出物)を4つのテーブル列に分けて展示。どれも"もらった側"の日常にすんなり溶け込むような、シンプルでおしゃれなパッケージが特徴だ。

「LUXE」のテーブルでは、"日常に潤いを与える本質的な贅沢を知る"というコンセプトを基にセレクトした フェアトレードを意識して作られたフレグランスバスボム&バスパウダーのセットなどが。

隣の「VINTAGE」のテーブルには、"古き良きものの恵みを受け取る"という想いから陶芸家のコーヒーマグや、熟練の職人による木製の深皿が並ぶ。

3つ目のテーブルは、「ETHICAL」。ここには海に流しても安心なヤシの実由来のオイルクレンザーや、オーガニックなアロマスプレーなど、 "ものを通じて意識する未来につながる暮らし"がテーマのアイテムが。

最後の「SIMPLE」では、先染めの糸を使って撚り上げた速乾性のあるタオルや、ミニマムな一輪挿しとして使える白磁の2個セットなど、"無駄のないシンプルという心地よさ"を感じる事ができるのが魅力だ。

贈る側も贈られる側も喜ぶギフトは、選択肢の豊富さも魅力
贈る側も贈られる側も喜ぶギフトは、選択肢の豊富さも魅力

その他、米粉で作られたクッキーや、ヴィーガン対応の「ナットウジャーキー」など、思わず欲しくなってしまうものばかり。「ナットウジャーキー」は、売上げの一部を子ども食堂の団体に寄付しているとのこと。受け取ったゲストも間接的に社会貢献に関われるのがポイントだ。

「ENVIRONMENT(環境)、LOCAL FIRST(ローカル優先主義)、DIVERSITY(多様性)、HEALTH(健康)、CULTURE(文化)という5つのカテゴリーに注力して『ソーシャライジング』を体現していきます」(公式サイトより)との言葉通り、ギフトにも"本当に価値あるもの"や"等身大の社会貢献(ソーシャライジング)"を提案する姿勢がじわり。価格が従来の「引き出物」と変わらないのも嬉しいポイント!

Report 03 王道から最旬まで! 手に取って相談できるドレスやタキシードも多数

王道から最旬まで! 手に取って相談できるドレスやタキシードも多数

ガラスの天井から自然光が明るく降り注ぐ3階には、ボタニカルムード溢れる大ぶりのグリーンをダイナミックにセッティング。その下にラックでディスプレイされているのは、ウエディングドレスの枠にとどまらない品揃えで人気のセレクトショップ「MIRROR MIRROR(ミラー ミラー)」のドレス。

ハリウッドセレブに人気のブランドや日本初上陸のブランドなどもあり、見ているだけでテンションアップ!
実際にドレスやタキシードを手に取り、鏡に向かって自由に当ててみることが出来るので、いろいろなデザインを見てみたい人にピッタリだ。

また、ウエディングフェアには珍しく、ドレスコーディネーターがフロアのあちこちに立っているのもポイント。気になる点はその場で相談できるうえ、フェア当日に予約を入れれば、人気のドレスも早めに試着できる優待が。

手間も時間もかかってしまうブライダルの準備が一気に捗る、
TRUNK(HOTEL) CAT STREET(トランクホテル キャットストリート)の半年に一度のビッグフェア。
そこで垣間見えたものは、誰しもが自らのライフスタイルの中で無理なくできる社会貢献『ソーシャライジング』を、
ウエディングの中にもちりばめた新たなスタイルだった。

今でこそ一般的になってきたSDGsだが、なかでもTRUNK(HOTEL) CAT STREET(トランクホテル キャットストリート)は、
いちはやく新しい時代の"豊かさ"に着目して生まれたホテルだ。
社会と繋がり、新たな価値を提供しカルチャーの発信地ともなれるホテルとして、
TRUNK(HOTEL) CAT STREET(トランクホテル キャットストリート)が掲げたコンセプトは『ソーシャライジング』。

独自の価値観を作り出した経緯について、
株式会社TRUNK マーケティング部ブランドストラテジスト 田中宏枝氏に聞いた。

INTERVIEW

独自の価値観を作り出した経緯と今後の展望とは

  • 「ソーシャライジング」が生まれた経緯を教えてください。
  • 「TRUNK(HOTEL) CAT STREET(トランクホテル キャットストリート)を立ち上げるにあたり、10人ほどの初期メンバーで合宿をしたんです。生まれてきてからの体験に基づいた、メンバーそれぞれの価値観を何度もすり合わせをして、私たちがお客様や社会に届けるべき価値は何なのかと話し合いました。

    快適な空間、デザイン性の高さや上質なサーヴィスはもちろん重要ですが、ただ単に『かっこいい』ことだけを目指すだけでは未来は広がりません。その根底に置くべきものとして浮かび上がったのが、『ソーシャライジング』というキーワードです。

    メンバーみんなで話す中で、本当に大事にしたいものや、"豊かな街づくり"に繋がる価値を作りたいという思いがはっきりと見えてきました。それは、自分らしさをたいせつにしながら、社会と繋がり、人や社会のためになることを無理せずやっていけたら、という思いです。
    ベースには、現在も続くコアバリューとなっている【独創・革新・貢献・誠実】があります」
  • 結婚式において「ソーシャライジング」をどう落とし込んだのでしょうか?
  • 「結婚式をゴールと捉えるのではなく、結婚式がスタートとなる新郎新婦の未来にも寄り添っていきたいという願いから生まれたのが『BEYOND THE WEDDING』というキーワードです。結婚式を挙げるだけの場所ではなく、ふたりがお互いの価値観をより深く理解することにより、今後の夫婦生活をより豊かにしていこう、と。

    例えば、結婚式打合せの時におふたりに行っていただく"価値観をあわせるワークショップ"。ここでは、新郎新婦がお互いに意見をすり合わせ、結婚後の生活について考える時間です。知っているようで知らなかったお互いの考え方に出会い、多くの発見や気づきが生まれます。

    ふたりのライフスタイルや生き方についてのイメージがクリアになることで、そのスタートとなる結婚式の意味もより深いものになるのです」
  • 昨年9月に新たなホテルをオープンされましたが、TRUNK(HOTEL)の今後の展望はどのようにお考えですか?
  • 「TRUNK(HOTEL) ブランドとしては2店舗目となる、TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARKを開業しました。「都会のくつろぎと刺激を同時に愉しむことで、明日へのエネルギーをチャージする」という意味を込めた「アーバンリチャージ」がコンセプトです。おかげさまで開業以来、多くの海外からのゲストにご利用いただいています。CAT STREETも同様に、80~90%が海外からのお客様に選んでいただいています。

    我々が目指すのは、広い影響力を持つ業界のリーディングカンパニーとなり、日本の観光価値を高めることです。そのために、まずは国内でホテルとしての実績を作り、将来的にはグローバルのホテルブランドに名を連ねるホテルに成長していきたいと考えています。

    TRUNK(HOTEL) CAT STREETのコンセプトとして標榜している「ソーシャライジング」は、現在ではブランドの上位概念の一つにも位置付けており、今後展開していくホテル全ての横軸としても息づいていきます。

    すでに出店を発表している、TRUNK(HOTEL) SAPPORO*、TRUNK(HOTEL)DOGENZAKA*、TRUNK(HOTEL)KOBE*でも店舗毎に異なるコンセプトを掲げて行きますが、それらを縦軸としてソーシャライジングとが交わり、それぞれが唯一無二なホテルを展開していきたいと思っています。」(*全て仮称)

  • 人とつながり、喜びをシェアし、何らかの形で社会のためになるような選択ができる生き方に寄り添ってくれるTRUNK(HOTEL) CAT STREET(トランクホテル キャットストリート)。ここを訪れ、この場所に人生を重ね、大好きな人たちと同じ時間をシェアすることで、"本当にたいせつにすべきこと"が見えてくる、幸せに満ちた場所だ。

    今後の企業としての展開ももちろんだが、各店舗のWEDDINGのコンセプトにも大いに注目したい。
PROFILE
田中 宏枝
株式会社TRUNK マーケティング部 ブランドストラテジスト

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ設立3ヶ月後に入社。その後ウエディングプランナー、支配人など様々な経験を経て新事業となるホテル開発のチームメンバーとなる。その後TRUNK (HOTEL)の立ち上げメンバーとして企画、商品開発などを担当。現在は株式会社TRUNKのマーケティング部に所属しインナーブランディングによるTRUNKブランドの価値向上を担っている。

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