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各界のプロフェッショナルが語る、最強ウェディングノウハウ。プレミアム花嫁塾。「伝え方が9割」著書に聞く 感動を生む、感謝が届くウエディングの伝え方 by 佐々木 圭一 - 佐々木 圭一(コピーライター/作詞家)

【スペシャル対談】ベストセラー『伝え方が9割』の著者が伝授、"結婚式で感動は作れる"!

tutaekata_taidan03.jpgこの春、新しくなった"マイナビウエディング プレミアムクラブ"にて、ベストセラー著書『伝え方が9割』の佐々木圭一さんによる連載コラムがスタート! 「結婚・結婚式での伝え方」に関する新郎新婦のリアルな悩みに対して、今すぐ使えるアドバイスを伝授頂きます。


まずは、『伝え方が9割』が生まれた背景や、結婚式での感動の作り方について、「マイナビウエディング プレミアムクラブ」編集長がインタビューしました。


◆『伝え方が9割』は、日本人の伝え方のベースアップを目指したんです
あつみ「各社のビジネス書ランキングで1位を記録している、ご著書の『伝え方が9割』。私も読ませて頂いたのですが、一流のコピーライターや作詞家を目指している人ではなく、敢えてごく一般の方々に向けた内容という点に「意外!」という印象を受けました。国内外で数々の広告賞を受賞されている佐々木さんが、なぜプロ向けではなく"伝える"をテーマに一般向けの本を出そうと思われたのですか?」


佐々木「私が講師をしている大学の講義で、学生たちの発表を聞くたびに『飲み会でしゃべっていたときのほうが面白い話しがポンポン出ていたじゃないか......』と思うことが多くて。なぜか肝心の発表になると話しがつまらない学生が多い。」


tutaekata_taidan02.jpgあつみ 「分かります。いいアイディアは持っているのに、いざというときにそれをきちんと目の前にいる人たちに伝えられない。」


佐々木 「これは学生に限ったことではなくて。例えば、日本の製品は世界トップの品質と技術を誇るのに、その魅力を言葉で説明しきれていないから他国の製品にシェアを奪われてしまう。本当にもったいないことです。そこで本来の専門であるメディア論云々を語る以前に、人の心を掴む"伝え方"こそ、学生をはじめ多くの人たちに学んでほしいと強く思うようになったんです。」


あつみ 「もともとシャイな日本人は伝えベタが多いですよね。それは民族性や性格的なものだと、なかば諦めている感も。」


佐々木 「諦めてはダメ。人の心を掴む伝え方というのはセンスでも才能でもなく、"技術"で身につけられるものなんです。伝える技術を磨くことで、自分の思いが相手の心に刺さるようになる。こうして日本人が苦手とされていたコミュニケーション能力のベースアップを図ることが日本の幸せをつくるカギになっていると僕は確信しているんです。」


◆オリンピックのプレゼンテーションが証明! 伝える技術は伸ばせる
tutaekata_taidan04.jpgあつみ 「2020年の東京オリンピック開催が決まったときの日本のプレゼンなどは、まさにそのいい例かもしれませんね。具体的なエピソードを交えたスピーチの内容、話す速度、手を使ったリアクションなど、聞いている方も心地よかったですし、国際舞台で東京の魅力・日本の魅力を世界の人に知ってもらえたという安心感も得られました。」


佐々木 「東京は4年前に行われた2016年の夏季オリンピックの選考にも立候補しましたが、そのときは落選しています。今回は当時と持ちネタは同じ。「資金」「施設」「安全」の3つです。前回の失敗を糧に、今回はプレゼンを行うスピーカーたちが選考委員の心をくぎづけにするスピーチを徹底的に勉強し、体得し、見事に実を結ばせたのです。」


◆言葉を強くする、マイナスから始まる「ギャップ法」
あつみ 「人の心を掴むには、具体的にはどんなテクニックが必要なのでしょうか。」


佐々木 「本のなかでは、"強いコトバ"をつくる技術として、「ギャップ法」「サプライズ法」「赤裸裸法」「リピート法」「クライマックス法」の5つを紹介しています。なかでも感動を生みやすいのが「ギャップ法」です。具体例でいうと、世界中を感動の渦に巻き込んだオバマ大統領の就任演説の「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ」というセリフ。また、音楽の教科書にも載っている『世界に一つだけの花』の「No.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one」(※)という歌詞。どちらも心にグッときますよね。このふたつには共通点があるんです。どちらも、セリフの最初が「私の勝利ではない」「No.1にならなくてもいい」とマイナスの印象を与えるところから始まり、最後に「あなたの勝利」や「特別なOnly one」など、強いエネルギーを与える言葉で一気に気持ちを上げる。そのギャップが感動につながるポイントです。」


◆感動は作れますよ! ウエディングでもぜひ応用を
tutaekata_taidan06.jpgあつみ 「なるほど! "感動"は、まさに結婚式での重要なキーワード。その感動をゲストに与えられるような挨拶や親への手紙にするには、どうしたらよいのでしょうか。」


佐々木 「まず最初に、最も伝えたいコトバを決めます。結婚式だったら「今日この日を迎えられて本当に幸せ」ということでしょうか。次に伝えたいコトバと正反対のワードを考え、前半に入れます。例えば、「ケンカしたこともあった」「別れたほうがいいのではと悩んだときもあった」「苦労をかけた」というコトバ。ネガティブな話しからはじめて、最後に一番伝えたいことでギャップを出せば、感動をつくることができます。」


あつみ 「感動を"つくる"というのがカギですね。ほかに気をつけるべきことはありますか?」


佐々木 「結婚式に招待するゲストは、年齢も新郎新婦との関係性もバラバラ。まずその方たちがそれぞれ結婚式に何を求めているのか、ふたりから何を聞きたいのかを把握することが重要です。例えば、「相手のご家族はどんな方たちなんだろう」と考えている親族に対しては、安心できる人柄であること伝える。新たな出会いを求めている独身の男性ゲストには、独身女性が多く座っている席をさりげなく教える。新婦の職場の上司には、これから先も共働きでいくことを明言する......など。こうした相手の立場から見た「伝えるべきこと」を把握することも大切です。」


あつみ 「勉強になりますね。佐々木さんにはこうしたアドバイスを含めて、コトバのプロ、伝え方のプロからの視点で、新郎新婦へレクチャーをしていただく連載コラム「感動を生む、感謝が届くウエディングの伝え方」を担当していただきます。よろしくお願いします!」


(※)歌詞は『伝え方が9割』佐々木圭一(ダイヤモンド社)P132より抜粋

Professional of 「伝え方が9割」著書に聞く 感動を生む、感謝が届くウエディングの伝え方 by 佐々木 圭一
コピーライター/作詞家 佐々木 圭一

株式会社博報堂を経て2014年に独立し、クリエイティブブティック「ウゴカス」を設立。国内外51の名だたる広告賞を受賞し、郷ひろみ・Chemistryの作詞家としてもオリコン1位を2度獲得。2013年に発行された著書『伝え方が9割』は、50万部突破のベストセラーに

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