アートとジュエリーの融合。甲府の高い技術力が織りなす"流動的"な「mysha(マイシャ)」のジェンダーフルイドジュエリー

明治神宮前駅から5分、原宿駅、表参道駅から10分。キャットストリート沿いにショップ兼ギャラリーを構えるジュエリーブランド「mysha(マイシャ)」。
トレンドの発信地から、甲府に由来あるジュエリーを発信する“ジェンダーフルイド”なジュエリーショップで、ブランドの特徴や、甲府ジュエリーラブプロジェクト参加のきっかけについてお話を伺ってきました。

「mysha(マイシャ)」というジュエリーブランドが誕生した経緯を教えてください

本社である五幸商会は山梨県甲府市にあり、ジュエリーの企画・製造・卸を中心に行っています。そこから新規事業として新しく生まれたブランドが「mysha」です。

デザイナーは、現代アーティスト作家の池内信介氏。金属とアクリルの絵の具が融合し、流れる水のように、流動的でエネルギーを感じる作品を制作されており、そのフィソロフィーがジュエリーデザインにも反映されています。

池内氏と五幸商会社長が出会い、意気投合したことから、アート作品をジュエリーに昇華し、“身に着けるアートピース”として、他にはない個性的なデザインを生み出す「mysha」となりました。


「mysha」のコンセプトや、どのような思いから生まれたブランドなのか教えてください

「ジェンダーフルイド」が「mysha」のコンセプトです。ジュエリーを通じ、思いのままに謳歌し「Self-expression-自己表現」を自由に追求する時代に変えていきたいという想いを持っています。
ジェンダーフルイドとは、ジェンダーの定義を定めず、その時々の心の在り方で、流動的に考える、という考え方です。

流動性や生命のエネルギーが表現された池内氏のアート作品と同様のインスピレーションを「mysha」のジュエリーでも感じることができます。
性別という枠にとらわれず、だれもが自由に身に着けられる、形にとらわれないジュエリーデザインをぜひご覧になってください。


「mysha」というブランド名はどのような由来があるのでしょうか?

綴りは違うのですが、スワヒリ語の“マイシャ”という言葉が由来となっています。マイシャには命を吹き込む、という意味があります。
デザインに命を吹き込みジュエリーを作り上げる。我々のジュエリー制作の過程を表現する言葉として、ブランド名となりました。


人気のデザイン、オススメの商品を教えていただけますでしょうか?

形がユニークなものが多く、それぞれお気に入りを見つけていただけると思います。
ボリュームや存在感があるデザインが多いですが、身に着けるととてもなじむので、幅広い年代の方に選んでいただいております。

例えば、立体的なつぶつぶが印象的なリングは、指輪のどの面を見せるかによって、印象が少し変わります。
一粒ずつ立体的に仕上げるのがとても大変で、職人さんも苦労されていました。



また、絵から飛び出てきたような立体的で、水滴を感じさせるデザインも人気です。



もともとオリジナルの型をアーティスト自身が作っており、ワンサイズのみの展開になっているものもあります。
そのため、どこか温かみのあるハンドメイドっぽさも感じられるデザインとなっています。


ジュエリー制作にあたっての素材や技術へのこだわりを教えてください

「mysha」のジュエリーは、シルバー925をメインで使用しております。シルバーは変色や傷が気になる方もいると思うのですが、防止するためにロジウムメッキという加工を施しています。
とはいえ、日常使いで避けられない部分はあるのですが、しっかりと加工を行っているので、経年変化も味わいながら、末永くジュエリーを楽しんでいただければと思っています。


また、プラチナや、ゴールド等素材の変更にも対応をしています。本社はもともとダイヤモンドやエメラルドなどの宝石を配したプラチナ、ゴールドのハイジュエリーを扱っておりますので、ご要望にも応えられる体制が整っています。
磨きなおしなどのアフターサービスにも対応しているので、安心して購入していただきたいですね。

デザインは気に入ったけれど、シルバーではないジュエリーが欲しい、個性的なエンゲージ、マリッジリングにしたいなどのご相談をいただく機会もあり、そのような需要は私たちも新たな気付きとなりました。
また、ショップでは、プラチナ、ゴールドで制作された本社のジュエリーもご覧いただけますので、個性的なブライダルリングをお探しの方もぜひお店にお越しいただければと思います。



「甲府ジュエリーラブプロジェクト」に参加されていますが、参加の理由があれば教えてください

私自身、出身が山梨県で、山梨県の宝飾業界を色々と見てきました。その中で、まだあまり知られていないことが多いな、と感じることがたくさんあります。
ふるさと納税やジュエリーイベントなど、徐々に知られるようになってきたように思いますが、まだまだだと思うので、若い世代の方にも知るきっかけになればいいと思い、参加しました。

甲府でジュエリーをつくることのメリットを教えてください

甲府というジュエリー産業が盛んな地域だからこそのコミュニティ、ジュエリー製造のプロフェッショナル達とのつながりがあることは非常に大きいですね。
付き合いが深いからこそ、ともによりよいものを作り上げることができます。

例えば、こちらのピアスは、ボリュームがあるので、重さが課題となっていました。
デザインを生かしつつ、軽量化する方法について、さまざまな検討をしていただき、無事思うようなジュエリーが実現できました。



横のつながりがとても強いので、ただ、製造を依頼して終わり、ではなく、職人さんからもご意見をいただきながら、ベストな形を探ることができています。

最後にマイナビウエディング読者に向けてメッセージをお願いします!

ジュエリーは実際に身に着けてみることで、印象がかわるので、様々なジュエリーデザインに触れてほしいですね。
「mysha」はユニークなデザインが多く、万人受けするようなデザインではないかもしれません。しかし、試着をすると思っていた以上にご自身のファッションやスタイルとマッチする、というお言葉も多くいただいています。
またデザインだけではなく着け心地もしっかりなじむようにこだわって作っています。

「ジェンダーフルイド」というコンセプトのもと、形にとらわれることなく、ありのままの自分を楽しむことができるジュエリーを「mysha」では展開しています。
たくさんのジュエリーに触れて、身に着けることで元気になる、魅力を引き出せるジュエリーにぜひ巡り合ってください!

マイナビウエディング編集部から

トレンドの中心地である原宿キャットストリートにあるショップ兼ギャラリー。洗練された空間で出会うことができるジュエリーは、アートピースと呼ぶにふさわしいセンスフルなデザインばかりでした。
甲府市で培われたジュエリー製造のノウハウや技術を生かし、新しいジュエリーを生み出す「mysha」は試着することで、想像を超えるフィット感が得られます。
身に着けることで、自分らしく自身が持てるジュエリーときっと出会えるはずです。

[ mysha(マイシャ) information ]

■ADDRESS
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6丁目14番6, Ino 5, 2F

■OPEN
12:00~19:00

■CLOSED
水曜日

HP:https://mysha.jp/
Instagram:mysha.jp