着け心地にこだわりたい! 結婚指輪を選ぶときのコツ

せっかく2人で選んだ結婚指輪でも、着け心地がしっくりこないと毎日身に着けるのが疲れることもあります。特に今まで指輪を着ける習慣がなかった方は、なかなか指輪を着ける気になれないなんてことも。毎日着けるものだからこそ、結婚指輪はデザインだけでなく、着け心地にもこだわりたいですよね。この記事では、着け心地のよい指輪選びのコツについてご紹介します。
なにを基準に判断すればいいの? 指輪の着け心地とは

最終的には、自分の感覚を信じて選ぶのがいちばんよいとされていますが、まずは指輪の形状はどんな種類があるのか、またサイズ感についてきちんと知ることが重要です。
指あたりに影響する? 指輪の外側の形状について
指輪の外側の形状とは、指輪を切断したときの断面の形を示します。その形は、かまぼこ型をした「甲丸」、長方形の「平打ち」のほか、三角形のものなどバリエーションはさまざまです。今回は代表的な3つの形状をご紹介します。甲丸(こうまる)

指輪の表面がぷっくりと柔らかな丸みをおびており、かまぼこのような断面をした形状を「甲丸」と呼びます。指あたりもよく、ずっと身に着けるブライダルリングにふさわしいと言えるでしょう。
昔から定番の形状だったため、「薬指の甲丸リング」といえば、まさしく結婚指輪という印象になります。薬指の両隣である中指と小指への指当たりもよく、指輪をしていることが気にならない着け心地が特徴です。
平打ち(ひらうち)

指輪の表面が平らで、断面が長方形をした形状を「平打ち」と言います。エッジが効いたラインが美しく、幅や厚みの違いでファッション性を持たせることもでき、ファッションリングらしい印象の結婚指輪にすることも可能です。
アーム表面のエッジが立っているぶん、中指と小指への指あたりは少し気になるところかもしれません。少しでも指あたりをよくするために、角を落とした「角落ち」の平打ちリングにする方もいます。
平甲丸(ひらこうまる)

甲丸と平打ちの中間のような形状を「平甲丸」と呼びます。比較的どの指にもなじみやすいと言われている形状で、しっかりとした存在感と同時に、柔らかな印象もあわせ持っています。
甲丸の丸みが似合わない、平打ちだとシャープ過ぎると感じる方にオススメです。ただし、厚みによっては着け心地に違和感があったり、強度に不安があったりする場合も。事前にきちんと確認しておくのがよいでしょう。
内側の形状は着け外しのしやすさに影響する

また、傾斜がついていることで、指の肉の食い込みが軽減され、指輪の周りをスッキリ見せる効果もあります。指輪を着け外しする際に、スムーズに着け外しができるのもポイントと言えるでしょう。
内側が丸く仕上げられていない指輪は、着け外しの際に内側の角で、指の関節部分や皮膚を傷つけてしまうこともあるので注意が必要です。
指輪のサイズはぴったりなものを選ぼう

ただし、指がむくみやすい方や仕事などで指輪をはずす機会が多い方は、着脱のしやすさを考えてゆるめのサイズを選ぶのがよいでしょう。関節が太い方は関節に合わせて選ぶので、必然的に指の根元ではゆるめになってしまいがちですが、指輪が回っても気にならないようなデザインのものを選ぶとよいでしょう。
指輪を試着するときに気を付けたいポイント

次に、指輪を試着したら手を握ったり開いたりして、指に違和感がないかどうか確認しましょう。指輪の着け外しがスムーズか、関節で引っかからないかどうかも、忘れずにチェックすることをオススメします。