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結婚指輪選びにも使えるジュエリー知識♪ 「誕生石」について詳しくご紹介|5月〜8月編

“身につけると幸せになるお守り”として知られている誕生石。みなさんも1度は自分の生まれた月はどの宝石か調べたことがあるのではないでしょうか? ですが、そのルーツや宝石のごとにどんな意味が込められているかは意外と知られていません。今回は5月〜8月の誕生石について詳しくご紹介します。

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「誕生石」とはどのような宝石なの?そのルーツと意味

誕生石とは生まれた月を象徴する宝石のことです。ルーツについては諸説ありますが、旧聖書に登場するユダヤ教の大祭司の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石が基礎になっているといわれています。その後、18世紀のヨーロッパで12星座にそれぞれの石を当てはめた占星術が広まり、誕生石が広く知れ渡るようになりました。
各地で宝石が異なっていましたが、1912年にアメリカの宝石業界によって現在の誕生石に統一されることに。

ちなみに、生まれた月のものしかダメだと思っている方も多くいますが、誕生石はもともと、その月に一番石のパワーが強くなると考えられています。なので、月ごとに宝石を持ち替えるのもOK。また、その時の想いに適した意味を持つ宝石を身につけてもいいそうです。それではさっそく5月〜8月の誕生石について詳しく見ていきましょう。

クレオパトラが愛した宝石! 5月の誕生石「エメラルド」


エメラルドはダイヤモンドとならび四大宝石のひとつ。幸運や幸福、恵みといった意味が込められており、「聖なる宝石」や「法王石」として古代からたくさんの人々に崇められていました。世界三大美女のクレオパトラもエメラルドに魅了されたひとり。愛しすぎるあまり、エメラルド鉱山に自身の名前をつけて所有していたほど。ジュエリーだけでなく、アイシャドウとしても楽しんでいたそうです。
エメラルドは心身を癒すパワーがあり、特に眼精疲労に効くのだとか。現代人にとってもうれしい効能ですね。

ギリシャ語の「smaragdos(緑色の宝石)」が名前の由来。「エメラルドグリーン」という色名が誕生するほど、美しく、鮮やかな緑色をしています。
エメラルドは1番キズ(インクルージョン)が多い宝石です。なぜかというと、緑色の元となるクロムやバナジウムという物質がキズを多く作り出してしまうから。キズが多いと品質や耐久性が低いため、ほとんどのエメラルドはオイルを含浸させる処理が行われています。
衝撃にとても弱いため、取り扱いには注意が必要です。丁寧に扱うようにしましょう。

人魚や月から生まれたと言われた6月の誕生石「真珠(パール)」


「人魚の涙」や「月のしずく」から生まれたという伝説があるパール。華やかで気品ある輝きは、世界中の王室や皇室の方に好まれています。純粋や謙虚をはじめ、健康や長寿などを象徴した宝石です。
パール=冠婚葬祭用という印象が強いですよね。一般的に「フォーマルな場では光るものは不謹慎とされているため、パールを身につける」とされています。ですが、もう1つ理由があるんです。それは、パールには「心から祝福する」や「悲しみを添える」という意味があるから。これほど冠婚葬祭にふさわしい宝石は他にありません。

パールは他の宝石のような鉱物ではなく、貝の中で育まれる有機質宝石です。最近は天然ものがなかなか採れないため、現在流通しているものはほとんどが養殖もの。大きくて形も美しいので、パールを全周にあしらったネックレスに最適です。ちなみによく耳にする「淡水パール」や「アコヤパール」は貝の種類から付けられたもので、それぞれ色や大きさ、形が異なります。
パールは宝石の中でも特にやわらかく傷がつきやすいです。繊細な扱いを心がけましょう。

右につけると願いが叶う?宝石の女王7月の誕生石「ルビー」


エメラルド同じく四大宝石のルビー。年間産出量が最も少なく、希少価値が高いため「宝石の女王」と称されています。情熱、良縁、勝利を象徴し、権力者たちに愛されてきました。中世ヨーロッパではルビーを右につけると願い事が叶うという言い伝えがあり、この時代の肖像画には必ずと入ってもいいほど、ルビーが右側に描かれています。
また、止血作用や不死身になると信じられており、薬やお守りとしても重宝していたようです。

ルビーといえば赤ですが、ピンクや朱、黒みの赤などバリエーションが豊富です。その中でも「ピジョン・ブラット」と呼ばれる、透明度が高く濃い赤色をしたルビーが最上級品。ごく稀にしか採れないため、なかなか目にする機会はありません。
ダイヤモンドの次に硬度があり、熱や薬品にも強いので、扱いがとてもかんたん。はじめて宝石を持つ方でも安心です。

宇宙にもある神秘的な宝石、8月の誕生石「ペリドット」


夫婦の愛を象徴するペリドット。これはペリドットがエジプトからローマに渡った時に王と妃を結びつけたという逸話からきています。心を穏やかにしたり、色欲を抑えたりする力があり、浮気防止や夫婦円満を叶えるそう。さらに、嫉妬や妬みなどの邪気から身を守ってくれる効果もあるので、幸せな家庭を築きたいカップルにオススメです。

ペリドットは主に溶岩から採れますが、隕石や宇宙から持ち帰った彗星塵の中からも発見される珍しい宝石です。結晶自体が小さいので、あまり大きいものはありません。
色は透き通った黄緑色です。鉄分とマグネシウムの配分によって色が左右され、鉄分が多いものは緑に、マグネシウムが多めだと黄色よりの色味になります。
光の屈折率が高く、夜でも光り輝くことから「太陽の石」として有名です。また、照明の下でより美しい緑色に見えることから、「イブニングエメラルド」と呼ばれることも。
太陽光や水には強いですが、割れやすいのでぶつけないように気をつけてくださいね。

「誕生石」で特別感のある結婚指輪、婚約指輪にする方法


自分ひとりのジュエリーとして誕生石を楽しむのはもちろんステキなことですが、ふたりの誕生石を埋め込んだり、相手の誕生石をそれぞれの指輪で使用したりなど、ふたりで身に着けるアイテムだからこそのアレンジを楽しめるのが結婚指輪×誕生石の魅力。

誕生石を結婚指輪で使用するアレンジとしてもっとも一般的なのは、指輪の裏側に誕生石を埋め込む方法。シンプルな結婚指輪の裏側に小さな誕生石を埋め込みます。「シークレットストーン」や「インサイドストーン」「裏石」などと呼ばれています。ブランドによっては結婚指輪購入時のサービスとして対応してくれるところもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

また、他の人と被らないデザインや、個性的なデザインを探している方には、メインストーンとして誕生石を選ぶのもオススメ。カラーストーンの人気の高まりもあり、さりげないアクセントとして誕生石を用いている指輪ではなく、さまざまなデザインの婚約指輪や結婚指輪があるので、気になる人はぜひ探してみて。

「カラーストーン」の婚約指輪はこちらから
メレダイヤ(宝石付き)婚約指輪はこちらから
マイナビウエディング 編集部
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