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結婚指輪選びにも使えるジュエリー知識♪ 「誕生石」について詳しくご紹介|9月〜12月編

“身につけると幸せになるお守り”として知られている誕生石。みなさんも1度は自分の生まれた月はどの宝石か調べたことがあるのではないでしょうか? ですが、そのルーツや宝石のごとにどんな意味が込められているかは意外と知られていません。今回は9月〜12月の誕生石について詳しくご紹介します。

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「誕生石」とはどのような宝石なの?そのルーツと意味

誕生石とは生まれた月を象徴する宝石のことです。ルーツについては諸説ありますが、旧聖書に登場するユダヤ教の大祭司の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石が基礎になっているといわれています。その後、18世紀のヨーロッパで12星座にそれぞれの石を当てはめた占星術が広まり、誕生石が広く知れ渡るようになりました。
各地で宝石が異なっていましたが、1912年にアメリカの宝石業界によって現在の誕生石に統一されることに。
ちなみに、生まれた月のものしかダメだと思っている方も多くいますが、誕生石はもともと、その月に一番石のパワーが強くなると考えられています。なので、月ごとに宝石を持ち替えるのもOK。また、その時の想いに適した意味を持つ宝石を身につけてもいいそうです。それではさっそく9月〜12月の誕生石について詳しく見ていきましょう。

ダイアナ妃が愛した“一途な愛”のお守り、9月の誕生石「サファイア」


サファイアには成功、誠実、慈愛といった意味が込められています。中世ヨーロッパでは、聖職者にふさわしい宝石とされ、その指輪をした手で信者に触れることで悩みから救い、幸せをもたらすと信じられてきました。その清らかさと聖なる力から、キリスト教では聖母マリアを象徴したものだと考えられています。
さらに、「一途な愛」のお守りとしても有名です。イギリスのウィリアム王子がキャサリン妃にプロポーズをする際、母であるダイアナ妃が愛したサファイアの婚約指輪を贈り話題になりました。
サファイアはラテン語の「sapphirus(青色)」が名前の由来です。青色の宝石として有名ですが、実は青だけではなくピンクやオレンジ、黄色や緑などの色もあります。サファイアはルビーと同じコンダムという鉱物。赤色のコンダムをルビー、青をサファイア、それ以外の色をファンシーカラーサファイアと呼びます。
傷がつきにくく、割れにくいため普段使いしやすい宝石です。しかし、熱湯がかかると破損する恐れがあるので、料理する時は外しておきましょう。

「アンチエイジングの宝石」と呼ばれる10月の誕生石「オパール」


アラビアでは雷とともに天から落ちてきたと言い伝えられている「オパール」。ローマ時代から「幸運を招く宝石」とされています。イギリスのヴィクトリア女王はオパールをとても気に入っており、5人の娘が結婚する際は必ずプレゼントしたそうです。
オパールは希望、幸運を象徴し、宝石の中でも特にポジティブで、ハツラツとしたエネルギーを持っています。
最大の特徴は見る角度によって色が変わる「遊色効果(プレイオブカラー)」です。幻想的なきらめきは、まるで万華鏡のよう。見る人の心を惹きつけてやみません。
また、オパールは宝石の中で唯一水分を含んでいます。なんと3〜10%も水を保持しているのだとか。そのみずみずしさから「アンチエイジングの宝石」とも呼ばれています。
しかし特性上、乾燥や太陽光、衝撃にとても弱いため慎重に取り扱いしなければなりません。特に真夏の屋外は要注意。中の水分が急速に蒸発し、変色や亀裂が起こることがあります。そのため、室内での着用がオススメです。

しあわせな未来へ導いてくれる11月の誕生石「トパーズ」


トパーズは友情や友愛、誠実などを象徴した宝石です。トパーズの語源はギリシャ語の「topazos(探求する)」。その名の通り人間関係や仕事、恋愛など持ち主が望むものへと導いてくれます。
世界各地でいろいろな意味を持つトパーズ。インドでは治療の宝石、エジプトでは太陽神・ラーのシンボル、東洋では健康の石として重宝されてきました。
日本名は「黄玉」といい、昔は黄色い宝石といえばトパーズだと認識されていました。しかし、実際は光や熱の影響で色合いが変化するため、さまざまな色のトパーズが存在します。淡い茶色をした「シャンパントパーズ」や透明感がある青さの「ブルートパーズ」、そしてシェリー酒のようなピンクの「インペリアルトパーズ」など……。赤に近いほど、価値が高くなります。
トパーズはデリケートな宝石です。傷はつきにくいですが、ぶつかったり、超音波洗浄をしたりすると破損する可能性があります。また、熱や日差しによって色が茶色っぽくなってしまうことも。購入時の色を長く楽しむために直射日光は避けましょう。

あのティファニーが名づけた12月の誕生石「タンザナイト」


ティファニー社がタンザニアの夜空のように美しい青紫をしていることから名付けたタンザナイト。歴史は浅く、初めて発見されたのは1967年。タンザニアのメレラニ鉱山でしか採れず、年々産出量も減っていることから、ダイアモンドの1000倍希少性が高い宝石と言われています。
タンザナイトには高貴や冷静といった意味があり、「持ち主をよい方向に導いてくれる」や「冷静で正しい判断力を与えてくれる」とされています。
タンザナイトの魅力は「多色性」です。見る角度や光の種類によって色が変わって見えます。自然光では透明感のある群青色、白熱灯では上品な紫に。正面からは青が強く、斜めからは紫寄りの色に見えます。
繊細な宝石なのでぶつけたり、落下したりしてしまうと傷がついてしまいます。あと、割れる恐れがあるので超音波洗浄は絶対NG。やさしく扱うようにしてくださいね。

「誕生石」で特別感のある結婚指輪、婚約指輪にする方法


自分ひとりのジュエリーとして誕生石を楽しむのはもちろんステキなことですが、ふたりの誕生石を埋め込んだり、相手の誕生石をそれぞれの指輪で使用したりなど、ふたりで身に着けるアイテムだからこそのアレンジを楽しめるのが結婚指輪×誕生石の魅力。

誕生石を結婚指輪で使用するアレンジとしてもっとも一般的なのは、指輪の裏側に誕生石を埋め込む方法。シンプルな結婚指輪の裏側に小さな誕生石を埋め込みます。「シークレットストーン」や「インサイドストーン」「裏石」などと呼ばれています。ブランドによっては結婚指輪購入時のサービスとして対応してくれるところもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

また、他の人と被らないデザインや、個性的なデザインを探している方には、メインストーンとして誕生石を選ぶのもオススメ。カラーストーンの人気の高まりもあり、さりげないアクセントとして誕生石を用いているもの嵩ではなく、様々なデザインの婚約指輪や結婚指輪があるので、気になる人はぜひ探してみて。

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マイナビウエディング 編集部
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