結婚後の「新姓」と「旧姓」、名字を変更した後に大変なことは?
2023/07/01 更新
「結婚すると、男女どちらかの名字(苗字)が変わる」ということは、多くの人がなんとなくご存じのはず。
最近では夫婦別姓などの話題も多くなっていますが、はたして名字は必ず変えなければいけないものなのでしょうか?
今回は、結婚時の「改姓」に関する情報を改めておさらいしつつ、「改姓で大変なこと」についても、過去にマイナビウエディングで行なったインタビューの情報をもとにまとめてみました。
最近では夫婦別姓などの話題も多くなっていますが、はたして名字は必ず変えなければいけないものなのでしょうか?
今回は、結婚時の「改姓」に関する情報を改めておさらいしつつ、「改姓で大変なこと」についても、過去にマイナビウエディングで行なったインタビューの情報をもとにまとめてみました。
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現代の日本の法律ではどちらかが改姓する必要がある

夫婦が別々の名字を名乗る「夫婦別姓」をどうしても選びたい場合、残念ながら婚姻届を出して夫婦になることはできません。
例外として、男女の国籍が異なる「国際結婚」の場合のみ、夫婦別姓が認められています。
選択的夫婦別氏制度に関しては長い間議論が続けられていますが、まだ実現していないという現状があります。
姓を変えるのは男性?女性?

※男女共同参画局 婚姻時に夫婦が選択した姓(厚生労働省「人口動態統計」
https://www.gender.go.jp/research/fufusei/index.html
結婚・入籍後の手続き一覧 ~やることリスト付き徹底ガイド
「夫婦同姓」は海外では少数派?
現在、多くの国では「夫婦同姓」または「夫婦別姓」を選べる制度を採用しています。また、海外には「結合姓」という制度もあります。これはダブルネーム(複合姓)とも呼ばれ、夫婦の名前をつなげて名乗れる制度のことです。たとえば「鈴木さん」と「山田さん」が結婚した場合、「鈴木山田」や「山田鈴木」という名字を名乗ることができます。
「夫婦同姓」のみしか選べない日本は、じつは世界ではかなり少数派なのです。
改姓で大変なこと5選

周囲を混乱させる
一番多いのが、職場で「同僚や取引先に混乱を与えてしまう」という意見。違う名字になり、「名前を覚えてもらうのに時間がかかる」ということが起こります。「久しぶりに会うお客さまを混乱させてしまった」「電話の取り次ぎなどで同僚が困ってしまった」という体験談のほか、「会社のシステム上どうしても新姓を使わないといけないので変更したものの、昔からの取引先や同僚は旧姓で呼ぶので混乱する人がいる」といったこともあるようです。
職場で「旧姓」を使い続けるか、悩んでしまう
取引先や同僚とのやり取りで不便なことが多くなるのは事実ですが、「メールアドレスが変わってしまうのが大変」といったさまざまな理由から、仕事上では旧姓を名乗るという人は増えています。手続きの煩雑さ
パスポートや保険証などの行政手続きをはじめ、印鑑や名刺、銀行口座やクレジットカードなど、さまざまな名義を変更する必要があります。こうしたことに、わずらわしさを感じる人はかなり多いようです。説明に手間がかかる
「名字が変わったことで、結婚についてあれこれ聞かれる」ことも実際にあるようです。久しぶりに会った人に「いつ結婚したの?」「相手はどんな人?」と聞かれるのが面倒、と感じる人も少なくありません。呼ばれても気づかない
急に名前が変わったことで「呼ばれていることに気づかないことがある」「新姓に違和感があり、最初の頃は返事をしそびれることが多かった」など、呼ばれても反応できないといった意見も聞かれました。新しい姓に慣れるまでは、周囲の人だけでなく、「自分自身もつい混乱してしまう」ようです。
まとめ
結婚して「名字が変わる」ことに、家族になった喜びや新鮮さを感じる人は多いと思いますが、名義をすべて変更する必要があったり、新姓だと仕事上でのやり取りで不都合を感じたりといった声も少なからず聞こえます。 「夫婦同姓」「夫婦別姓」についてはさまざまな意見がありますが、今後さらに議論が進み、多くの人が不便さを感じない世の中になればいいですね。関連記事

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