入籍後も別々に住む、「別居婚」。そのメリットと気をつけておきたい点とは？

そもそも別居婚って？

別居婚とは、婚姻関係を結びつつも、一緒に暮らさずに別居している形を指します。単身赴任や家庭の事情で別居するのではなく、お互いの意思で別々に住んでいるという点が特徴です。
別居婚と一口に言っても、期限を決めて別居している夫婦や、将来もずっと離れて暮らしたいと考えている夫婦など、その事情や形はさまざま。「別居」と聞くと不仲のイメージがありますが、むしろお互いがしあわせに結婚生活を送るためのひとつの方法だと言えます。

別居婚のメリット

自分の時間を自由に使える

別居婚の大きなメリットは、自分の仕事や趣味の時間を自由に取れること。「相手と結婚はしたいけれど、相手に生活リズムを合わせるのが難しい」という人にとってはうれしいポイントですよね。自分の好きなことに専念できるので、心に余裕ができて夫婦関係も良好に築けるという方も少なくないようです。

関係がマンネリ化しにくく、新鮮な気持ちを維持できる

一緒に暮らしていると、どうしても相手への気持ちが薄れ、関係がマンネリ化してしまいがち。離れて暮らすことで、交際しているときと同じ距離感で過ごすことができるため、恋人同士のような新鮮な気持ちを維持することができます。

別居婚のデメリット

生活費が高くなる

そんな別居婚ですが、もちろんデメリットもあります。そのひとつが、生活費の問題。同居だと家賃や光熱費はふたりで分けることができますが、別々に住んでいる場合だとその2倍の生活費がかかります。経済的に自立したいと考えている夫婦であれば問題ないかもしれません。

浮気の心配がある

次にデメリットとして挙げられるのが、浮気の心配。別居して自由な時間があることで、相手が浮気をしていないか不安になったり、同居している場合よりも浮気がバレにくいことからつい魔が刺してしまったりというケースも。別居婚を考えるときは、相手との信頼関係をきちんと築いておくことが重要です。

結婚する前に確認したい、別居婚の注意点

ふたりの間できちんとルールを決めておく

メリットだけを考えて別居婚を考えてしまうと、後々のトラブルの原因になりかねません。大切なのは、ふたりの間でお互いが納得するルールを決めておくこと。たとえば、会う頻度や曜日、別居する期間、生活費をどのようにやりくりするかなど、別居婚をした生活を具体的にイメージし、トラブルになりそうな問題について事前に把握しておくようにしましょう。

子どもが生まれたときのことを考えておく

将来子どもが欲しいと考えている夫婦の場合、子どもが生まれたときはどうするのかを話し合っておくことが重要です。別居しながら子育てするとなると、どうしてもどちらか一方に負担が偏ってしまったり、子どもの成長に影響が出てしまったりする可能性もあります。子育てを見据えて、将来別居を続けることが現実的か、しっかりと計画することも大切です。

それぞれの理想に合った結婚の形を見つけて

別居婚と聞くと不仲なイメージを抱いてしまうかもしれませんが、夫婦としてしあわせな結婚生活を送るためのひとつの形だと言えます。
今までの考え方にとらわれず、お互いの理想に合ったスタイルを見つけてふたりが納得する結婚の形を見つけてみてくださいね。