日本での国際結婚。結婚に必要な手続きや知っておきたい結婚式の文化の違いとは?
2023/11/24 更新
皆さんの周りに、国際結婚をしている人はいますでしょうか? 最近では女性の国際結婚の割合が増えていると言われており、外国人との結婚に憧れを持つ人も少なくないのではないでしょうか。
そんな国際結婚ですが、日本人同士の結婚とは違ったさまざまな手続きや注意が必要になります。ここでは、日本で国際結婚を行う際に必要な4つの書類や提出する際の注意点、そして最初に知っておきたい結婚式での文化の違いについて、それぞれの国ごとにご紹介します。
そんな国際結婚ですが、日本人同士の結婚とは違ったさまざまな手続きや注意が必要になります。ここでは、日本で国際結婚を行う際に必要な4つの書類や提出する際の注意点、そして最初に知っておきたい結婚式での文化の違いについて、それぞれの国ごとにご紹介します。
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日本での国際結婚に必要な書類は?

婚姻届
国際結婚の場合でも、日本人同士の結婚と同様にまず婚姻届が必要です。婚姻届は住んでいる自治体の市役所でもらうことができますが、市役所に行く時間がない方はコンビニでも入手できます。婚姻届を記入する際は、外国人の氏名はカタカナや漢字、生年月日は西暦で記入し、本籍は出身国を書くようにしましょう。婚姻後の夫婦の氏の選択や、外国人の押印は不要です。
戸籍謄本
戸籍謄本は、日本国籍の方で婚姻届を提出する市役所が本籍地と異なる場合のみ必要な書類です。そのため、本籍がある市役所に婚姻届を提出する方は戸籍謄本を取得する必要はありません。パスポート
外国の方は、婚姻届と併せて国籍証明をするためのパスポートを提出します。顔写真が写っているページのコピーと、そのページの日本語訳が必要です。翻訳は自分で行っても問題ありませんが、日本語訳を提出する際には翻訳した人の氏名と住所を記入するのを忘れないようにしましょう。婚姻要件具備証明書
最後に必要なのが、あまり聞き馴染みのない婚姻要件具備証明書と呼ばれる書類。これは外国籍の方が母国の法律で定められている結婚年齢に達しているか・独身であるかなどの要件を満たしていることを証明するためのものです。この書類は母国の在日大使館または領事館で入手できますが、中にはこの証明書を発行できない国もあります。発行できない場合は、代わりとして宣誓書や母国で出生証明書を発行し、日本へ取り寄せる必要があるため、なるべく早めに確認しておくことが大切です。
書類を揃えた後はどうすればいい?

在留資格を取得している場合は、提出した後は配偶者ビザを取得しなければいけません。この申請にも書類や手続きが必要になるため、あらかじめチェックしておくのを忘れずに。
知っておきたい、結婚式での文化の違い

アメリカの場合
アメリカでは、日本のように引き出物を用意する慣習はなく、ご祝儀には現金ではなくプレゼントや小切手などを贈ることが一般的です。結婚式やウエディングパーティーの前に新婦と友人で行うブライダルシャワー、新郎と友人で行うバチェラーパーティーなどがあります。披露宴には大人数のゲストを呼ぶことが多く、日本の二次会と同様にアフターパーティーもあります。他にも、サムシング・フォーと呼ばれる、花嫁が何か古いもの・何か新しいもの・何か借りたもの・何か青いものという4つのものを身につける風習や、結婚式でブライズメイドと呼ばれる花嫁の付添人、グルームズマンと呼ばれる花婿の付添人を置く文化もあります。
イギリスの場合
イギリスの場合でも、アメリカと同様に引き出物の文化はありません。新郎新婦教会で結婚式を行った後、大人数のゲストを招いて自宅やホテルなどで披露宴を行います。また、披露宴の後にはふたりが一緒にファーストダンスを行ったり、ファーストダンスの後にゲストも交えて朝まで踊りながら過ごすダンスパーティーを行ったりする文化があります。また、アメリカのように結婚式の数日前に新婦側で楽しむヘンナイト、新郎側で楽しむスタッグナイトと呼ばれるパーティーを開く伝統もあるようです。
中国の場合
中国では、日本の結納と同じように、新郎の親が新婦の親に贈り物をする納采があります。結婚式では日本ほどフォーマルな装いで参列する必要はありませんが、中国で縁起がよいとされている赤色の服を選んだり、花嫁の衣装と同じ白色の衣装や縁起が悪い色とされている黒色の服装を避けたりする文化があります。さらに、中国でご祝儀を贈る際は白色のご祝儀袋や「寿」という字を避けるのが一般的です。韓国の場合
韓国の場合、結婚式が他の国よりも短く、披露宴を行わない点が特徴で、ビュッフェスタイルが一般的です。また、アメリカやイギリスと同様に、日本のような引き出物の文化はなく、ご祝儀は日本より参加しやすい金額であることが多いようです。また、中国と同じように結婚式にはカジュアルな服装で参列するのが一般的です。結婚式の後は、他の国よりも小さめな規模の二次会が開かれることが多く、カジュアルな雰囲気で行われるのが一般的なようです。お互いの文化を尊重して、協力しながら国際結婚の手続きを進めよう
国際結婚にはさまざまな手続きや時間がかかるものですが、パートナーと協力しながらふたりで進めることが大切です。また、結婚式を行う場合は、日本で行う場合でもお互いの国の結婚文化をあらかじめ理解することで、意見の食い違いや喧嘩などのトラブルを回避することができるでしょう。しあわせな結婚をするためにも、お互いの文化や考えを尊重するように心がけてみてくださいね。
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