有名なあの場所はどこ？　ハネムーンで行ってみたい絶景の地10選

2025/08/29 更新

CMや映画などで見たことがある、とてもきれいな風景写真。いまやAIやCGのおかげで現実なのかどうかも怪しい時代ですが、本当にホンモノのあの絶景を撮影できる場所は実在します。

ちょっと行きにくい遠方や、時期によって見られるものもあるので、じっくりとプランを立てて出かけるのでかけるのが吉。絶景と撮るふたりの写真は生涯の思い出になることは請け合い。ハネムーンにぴったりではないでしょうか？

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幻想的な星空にうっとり！　ニュージーランドテカポ湖

南半球なので南十字星なども見えるはず。星空撮影は三脚を持って行くのを忘れずに！

ちょっと寂し気ながら息をのむようなロマンチックな星空が印象的なこの写真は、ニュージーランド南島にあるテカポ湖です。

日中に行っても青い湖面が美しいのですが、周囲は星空保護区となっており、星空観賞ツアーなども催行されている人気スポット。一緒に写っているのは湖畔にたたずむ「善き羊飼いの教会」で、今も敬虔な信者が礼拝や結婚式を行う場所だそう。

テカポ湖村には宿泊施設や飲食店があるので、ベストショットを狙って数日滞在してもいいかも。

データ

アクセス：
日本からは成田空港から北島のオークランドまで直行便あり。オークランドから南島のクライストチャーチまたはクイーンズランドへ行き、テカポ湖まで車で約3時間

ベストシーズン：
星空は晴れていれば年中見られるが、空気が澄む冬がおすすめ（6月～10月）

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砂漠に湖が出現⁉　ブラジルレンソイス・マラニャンセス国立公園

乾季の間、魚たちはどこへいくのか。石英の砂丘に出現する湖で泳いでみよう

これは湖？と「？？？」が連発のこの写真の場所はブラジル。北部マラニャン州にある広大なレンソイス・マラニャンセス国立公園です。

雨季の終わりごろになると地下水の水位が上がって砂丘の谷間に湖が出現。乾季の間はどこにいたのか？なぜか魚も泳いでいるというミステリアスさもあり、だいぶ行きにくいものの人気の名所となっています。

この砂丘だけでも美しく、石英の砂は光に当たるとまるでクリスタルのような輝きに。湖では泳ぐこともできますが、砂漠の中には着替えたりする場所はないことを念頭に入れて。

データ

アクセス：
日本からブラジルまでの直行便はないので、北米、ヨーロッパ、中東などを経由して主要な国際空港へ。そこからサンルイス空港に移動し、国立公園入口に最も近い町バヘリーニャスまで車で4～5時間

ベストシーズン：
5月～9月。夏休みシーズンになるとバヘリーニャスが非常に混むため、早めの予約が必要

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はい、キタコレ超絶有名な「絶景といえば」ボリビアウユニ塩湖

AIじゃないとは！と驚かれるほどのすごい写真。かなり条件がそろわないと撮れないので、がんばろう

「一生に一度は」などと言われる絶景といえば、やはりここ。とても有名なウユニ塩湖は、実は“塩原”、つまり塩でできた高原のようなもの。これが雨季になると冠水して湖のように見えるのです。

よく見られる絶景写真を撮影するには、雨季であるだけでなく快晴で完全に無風であることが条件ですから、行けば必ず撮影できるというものでもありません。

また、標高約3,700ｍ（富士山の頂上に近い！）の高所かつ足元は水なので高山病の予防や防寒などいろいろ準備が必要ですが、やはりこの目で一度は見てみたい！　昼間だけでなく星空ツアーもあるので、一発勝負ではなくしっかりと下調べと準備をしてから臨みましょう。

データ

アクセス：
日本からボリビアへの直行便はなく、北米またはヨーロッパ、中東などを経由してまずペルーのリマまたはコロンビアのボゴタへ。乗り継いでボリビアの首都ラパスに移動し、そこから国内線でウユニまで約1時間
※ラパス（標高4,000ｍ）、ウユニともに高所にあるため、日本から乗り継いで直接行くのは危険です。必ず旅行会社などに相談しながら計画を立ててください

ベストシーズン：
1月～3月。それ以外のシーズンは真っ白な塩原の風景が見られる

ロマンチックが過ぎる！　タイイーペン・サンサーイ

イーペン・サンサーイの時間帯は飛行機も航路を変える。バランスを崩すと空に上がる前に燃えてしまうことも

ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』で、フリン・ライダーと出逢って幸せ絶頂のシーンで一躍有名になったこのランタン祭り。

もともとはタイの伝統行事ロイクラトンの時期に北部の古都チェンマイのメージョー大学で開催される仏教行事「イーペン・サンサーイ」で、1万人にもおよぶ参加者が読経を聞いたあとに一斉にコムローイ（ランタン）を空に飛ばすのが始まりです。

世界的に有名になった現在では旅行会社など民間企業が主催する「ランタン祭り」（または「コムローイ祭り」）が数か所で行われ、旅行者も参加がしやすくなっています。

ロイクラトンは旧暦の12月、しかも満月の夜と決まっているので毎年日程が異なりますが、火をつけたランタンを二人でそっと飛ばすその瞬間は「今まで最高に幸せ」なはず。

データ

アクセス：
関西、新千歳空港からチェンマイまで直行便あり。または日本各地からバンコクのスワンナプーム空港まで行き、乗り継いでチェンマイまで約1時間30分

ベストシーズン：
旧暦の12月＝新暦では10月または11月の満月の日。ちなみに今年は11月5日が満月なので、その前後に開催予定

いい香りに包まれて……　富良野ラベンダー畑

まさに自然の絨毯。初夏から秋にかけていろいろな花が見られるので、時期を変えて行くのもよさそう

可憐な紫色の花がまるで絨毯のように一面に咲き誇るのを見たら、誰もが「あ、富良野」と連想するくらいシンボリックな絶景。富良野の名を世界的に有名にしたといっても過言ではありません。

「ファーム富田」の写真が有名ですが、農業がさかんな富良野にはいくつものラベンダー園があります。丘陵に咲き、立体感のある写真なら「かんのファーム」、観光リフトからも花を眺められる「中富良野町営北星山ラベンダー園」など、それぞれ見どころがあるので好きなアングルを探して全部周ってみるのも楽しそう。

ラベンダーの花言葉のひとつには「幸せがくる」というものもあり、なんだか験がいいのもうれしいポイントです。ラベンダーのシーズンが終わっても、10月くらいまではいろいろな花が咲いているので、そちらもおすすめです。

データ

アクセス：
新千歳空港から車で約2時間30分。札幌から函館本線特急で50分、滝川駅で乗り継いで根室本線普通電車で70分

ベストシーズン：
6月～7月

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久遠の愛を誓って　マダガスカルバオバブ街道

実はすごい巨木なバオバブ。そして、マダガスカル島も世界最大級の島だそうで、なんでもスケールが大きい

不思議な形でかわいいバオバブの木。実は高さ30ｍ、直径10ｍにもなる巨木で、サン・テグジュペリの『星の王子さま』では星を枯らす悪い木として登場します。

もちろんそんな悪さはせず、巨体の内側には貴重な水を貯えその実は原住民や動物たちにとって食糧やビタミン源にもなっていて、とても貴重なもの。アフリカ大陸やオーストラリアに自生しますが、特にマダガスカルには多くの種類が見られ、一度にたくさんのバオバブが見られるところが「バオバブ街道」として観光地化しています。

数千年も生きるといい、そのどっしりとした存在感、たくさんのものを養う包容力に、じんわりとした感動を覚えることでしょう。ちなみに、“世界最古の島”と呼ばれるマダガスカルには固有種がたくさん生息していますので、ワイルドな旅が楽しめます。

データ

アクセス：
日本からの直行便はない。ヨーロッパや中東で乗り継いでマダガスカルの首都・アンタナナリボへ。乗り継いでムルンダバ空港まで1時間10分。そこから観光スポットまで約30分。アンタナナリボからムルンダバまで陸路では12～15時間
※空路は週に１～2便しかなく、変動が大きいそう。宿泊日数が伸びる可能性も視野に入れてプランを

ベストシーズン：
5月～10月（乾季）
※雨季の11月～4月のうち、2月～3月は特に竜巻が起きやすい

神秘的な自然の創造物　アリゾナ州アンテロープキャニオン

光の入り具合で見え方が変わる。ナバホ族の居住エリアで、彼らにとって神聖な場所なのだそう

ロッキー山脈やグランドキャニオンがあることで知られるアリゾナ州。荒野が広がり、ネイティブアメリカンが暮らす土地でもある、まさにアメリカ！というところで、絶景の宝庫です。

中でもこのアンテロープキャニオンは鉄砲水や風によって長い年月をかけて砂岩が侵食され峡谷ができたもので、地層が美しい模様を成し、自然の力でつくられた彫刻のよう。開いた天井から光が差し込む様子はもはや神々しくもあり、人気の撮影スポットとなっています。

「アッパー」「ロウアー」とふたつの岩層にわかれており、光の柱が見えるアッパーキャニオンはツアーでなければ入場できません。光芒が入った写真を撮るにはタイミングを合わせて行く必要があり、太陽が出ていることが必須条件。峡谷の真上を太陽が通るのは夏の時期で、時間帯は正午ごろですが、非常に混雑するためツアー予約はお早目に。

データ

アクセス：
日本からまずラスベガスへ。直行便は季節運航便のみ（2025年8月現在）なので、ロサンゼルスなどで乗り継ぐ。ラスベガスから車で約4時間

ベストシーズン：
年を通じて見られるが、夏は特に人気が高い
※モンスーンの影響により鉄砲水が起こりやすいのも夏なので、ツアーがキャンセルになる場合も

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わくわく恐竜が出てくるかも？　ハワイ州ワイメア渓谷

ハワイ諸島の中で最も早く火山によって形成されたカウアイ島。オアフ島とはまったくイメージが異なるのんびりした島

この夏、新作が出て盛り上がっている『ジュラシックワールド』。ワイルドな自然の中で恐竜たちが大暴れする、ドキワク映画ですが、ロケ地の多くはハワイです（新作『ジュラシックワールド／復活の大地』のロケ地はタイですが）。

この写真のワイメア渓谷（カウアイ島）では『ジュラシックワールド』が撮影され、ヘリコプターが渓谷をゆく様子に見覚えがある人も多いのでは。ヘリツアーでは数百万年もの時をかけてできた渓谷を俯瞰することができ、人気があります。

森の中にも降り立ちますが、その辺からガサリと恐竜が顔を出しそうな雰囲気。ドキドキ吊り橋効果でパートナーにときめいちゃう効果もありそうです。

データ

アクセス：
日本からカウアイ島までの直行便はないので、まずホノルルまで行き、乗り継いでリフエ空港まで約45分。空港から車で1時間15分

ベストシーズン：
乾季の5月～10月

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まるでおとぎ話の世界　ドイツノイシュバンシュタイン城

近くのマリエン橋からノイシュバンシュタイン城の全景が撮れる。カリフォルニアディズニーランドの城のモデルになった

お城だらけの国、ドイツにおいても最も美しいといわれるのがこのノイシュバンシュタイン城。なにしろ美しいものが大好きだったルートヴィヒ2世が建てただけあって、居住性や防衛などガン無視して美しさを追求してあります。

19世紀に建設と比較的新しく、建築様式は中世“風”でオリジナリティがなく、そのうえ機能性があるわけではない（つまり歴史的に重要な役割があったわけではない）ため、2015年から世界遺産の暫定リストに掲載されていたものの本登録にはいたりませんでした。

しかし昨年、ルートヴィヒ2世のリンダーホーフ城、ヘレンキームゼー城とともに再申請したところ、このほどとうとう世界遺産に認定！ルートヴィヒ2世が夢見、愛した景色は世界の宝として守られることになりました。ロマンチック街道の終点でもあるノイシュバンシュタイン城。観光名所としても大人気です。

データ

アクセス：
羽田、関西から直行便でミュンヘンまで行き、電車に乗り継いでフュッセンまで2時間40分。城のふもとの町ホーエンシュヴァンガウまで車で10分
※城は高台にあるため、シャトルバスや馬車で山道を上ることができる。徒歩でも可

ベストシーズン：
年を通じて見学可能

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ほのぼの緑に癒されて　バリ島ライステラス

映える写真がたくさん撮れるテガラランのライステラス。今もちゃんと稲作が行われている

バリ島といえば、というほど有名なテガララン村のライステラス。実はバリ島にはたくさんのライスフィールドやライステラスがありますが、この村が特別に有名なのは世界遺産に認定されているから。

テガララン村を含む地域一帯に1000年近くも前から続けられている伝統的な農法を守っているのだそう。世界遺産に認定される前から景勝地として知られていましたが、認定後はカフェやお土産屋さんが爆増し、映えスポットとしてブランコや撮影用の台が設置されるなど、ここで写真をお撮りなさい。といわんばかりのセッティングの数々です。

ひっそりとした大人のリゾートが多いウブドに近いので、ロマンチックな旅の途中に立ち寄るのにぴったり。気を付けたいのは、稲を刈り取る前に行くこと。バリ島では年中お米を作っているのでいつのタイミングがいいか、ガイドさんなどに聞いておくと安心です。

データ

アクセス：
バリ島のングラ・ライ空港までは成田空港から直行便で7時間30分。空港からテガラランまで車で約2時間

ベストシーズン：
4月～6月。11月～3月は雨が多いが緑が深くなる季節でもある

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いかがでしたか？　なかなか行くのが大変で準備が必要なところもありますが、ハネムーンは一生大切にしたい思い出の旅。

写真を見返したとき、「準備が大変だったなぁ」なんて思い出すのもまた一興です。

近年では撮影プランなどを提供する旅行会社も増えているので、いろいろ調べて最高の一枚をゲットしましょう。

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