まちがいないエンゲージウォッチ選び。 スーツにもカジュアルにもハマる「ジャガー・ルクルト」の「レベルソ」

結婚の誓いの証や結納返しの品で時計を新たな選択肢にする人が増えてきている。記念の一品としてどんなものを選べば良いのかをファッションに造詣が深いイラストレーター綿谷画伯が様々なブランドに伺って、愛の証となる1本を選ぶべき様々なウォッチブランドのエンゲージウォッチとしてのオススメをインタビュー。今回は名門「ジャガー・ルクルト」。同社PRの伏見怜奈さんがその魅力を教えてくれました。

綿谷画伯:ジャガー・ルクルトの創業は1833年と伺いましたが、まず、ブランドの歴史について教えていただけますか?

伏見:ジャガー・ルクルトは1833年に、スイス国境沿いのジュウ渓谷の山奥に、創業者であるアントワーヌ・ルクルトが設立した工房です。アントワーヌはもともと発明家であり、彼が創業から10年後に「ミリオノメーター」というミクロン単位の測定が可能な計測器を発明したことをきっかけに、今に繋がる時計製作の歩みが始まりました。ルクルト社から、今の名前になったのは1903年のこと。薄型時計の製作のために3代目であるジャック=ダビド・ルクルトがフランスの時計職人であるエドモン・ジャガーと出会ったことで、この「ジャガー・ルクルト」というブランドが誕生したんです。

綿谷画伯:ジャガー・ルクルトは、“マニュファクチュール”って言われていますよね。それってムーブメントを自分たちのところで作っている工房のことを言うと思うのですが、そうしたところもやはり希少なんでしょうか。

伏見:私たちは自社開発のアンクル製造と組立てにおけるパイオニアとしても活躍してきたブランドです。ムーブメントメーカーとして、これまでにおよそ1200種以上のキャリバーを製作してきました。ですからどんなに古い時計でも修理することができるんです。

綿谷画伯:ほー、修理ができるというのは、やはり長く愛用するためにも大切! なんだって愛の証なんだから途中で使いものにならなくなっちゃったら困まるしね…。いま特に人気のモデルって、やはり「レベルソ」ですか?

伏見:このコレクションを最初に手に取る方が非常に多いです。レベルソはラテン語で“回転する”という意味なのですが、その誕生は1931年のこと。当時のイギリス将校達の間で“ポロ”競技が非常に人気を博していました。ポロは紳士のためのスポーツですから、競技の最中にも時計を着けたいという声も多く、それがレベルソの誕生のきっかけとなりました。当時は風防にガラスを用いていたため大変割れやすく、競技中の衝撃から風防を護るためにこの特長的な反転ケースが考え出されたんです。

綿谷画伯:僕も実は、「レベルソ」のオーナーなんです。もともとこのスポーティなデザインが気になっていたら、妻が住宅ローン完済記念に贈ってくれて(笑)。もともとドレススタイルではない時計を探していたのですが、あまりスポーティすぎるのもちょっとなあ……と思っていたところ、スーツにも似合うしスポーティでカジュアルスタイルにもちょうどいい、いいとこ取りのスタイルのこの時計に出合いました。

伏見:そうですね。出自がスポーツウォッチなので両方に似合うと思います。最近では20代の方にも人気のモデルです。結納返しや結婚記念日の贈り物に選ばれる方も非常に多いですよ。裏面に名前やメッセージをエングレービングできるというのも、反転ケースのレベルソならではかもしれませんね。

綿谷画伯:それね! まさに結婚というイベントにふさわしい。愛の証を時計に刻めるなんていいですね。

伏見:そうですね。女性から結納返しに選ばれる方も大変多いですね。

綿谷:デザインもあまり押し出しが強すぎない。そんなところが知的なのかもしれませんね。男はデザインにこだわるから色々探し続けてしまうけれど、この時計はとくに女性受けがよさそうだなあ。

伏見:そうなんです! 女性からも大変人気で、実際にお買い求めになる方の男女比率は半々くらい。女性の中でもエンゲージリングの代わりの“エンゲージウォッチ”として選ばれる方も多いんですよ。あと、男性が結納返しの時計として手に入れたレベルソのお返しとして、10年後の結婚記念日に奥様へレベルソをプレゼントする……なんてエピソードもよく伺います。

綿谷画伯:確かに女性がしててもいいよなあ。もの選びをわかってる良妻賢母な感じに見えますよね! それにペアウィッチもいいな。この時計だと嫌味がないですね。

伏見:ありがとうございます。そう言っていただけるとうれしいです。

綿谷:しかも、一回の結納返し時計というだけでなく、10年後に贈る楽しみもあるなんて! それ、なんかいいですね。ずっと二人で長い間時を刻んでいく……なんて、ロマンティックだなあ。僕も妻に時計を贈らないといけないタイミングかな(笑)。ちょっと懐は厳しいけど、そろそろ愛を示さないと行けないかもなあ。

時計「レベルソ・トリビュート・スモールセコンド」
1931年の誕生当時のデザインを踏襲したオマージュモデル。当時のカラーダイアルからインスパイアされた、バーガンディカラーが何ともシックな趣です。裏面へのエングレービングが可能なモノフェイス仕様。[手巻き、SSケース、カーフストラップ(ファリアーノコレクション)、ケース45.6×27.4㎜]¥870,000(ジャガー・ルクルト TEL 0120-79-1833)

ジャガー・ルクルトの中でも、結納返しとして最も人気を博していた時計は、やはり王道の「レベルソ」。コンサバでありながらも個性を主張する――ファッションにもほどよいアクセントとなる普遍のデザインだからこそ、息の長いコレクションとして愛されてきたのでしょう。男女問わずに装うことのできるレベルソは、女性のためのエンゲージウォッチとしても、パートナーとお揃いのペアウォッチとしても選びたいコレクションです。

こちらもオススメ!
ミニマムなデザインがスーツスタイルに抜群の相性。

時計「マスター・ウルトラスリム・デイト」
ジャガー・ルクルトにおける薄型時計製作の歴史を今に綴るスリムウオッチ。三針の美しいドレススタイルにデイトを加えたモデルです。今年は直径40ミリから39ミリへとサイズダウンし、さらに快適な装着感に。[自動巻き、SSケース、アリゲーターストラップ、ケース計39㎜]¥830,000(ジャガー・ルクルト TEL 0120-79-1833)

ジャガー・ルクルト公式サイトはこちらから↓↓
https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/home-page.html

profile

イラスト/綿谷寛
79年に雑誌「ポパイ」でデビュー。メンズファッションに造詣が深く、正統的ファッションイラストを描く。またコミカルなイラストも人気で雑誌「begin」など連載多数。ファッション業界では画伯の名前で知られ、ユーモアなキャラクターでファンも多い。著書に『STYLE 男のファッションはボクが描いてきた 1979-2018』など。

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