まちがいないエンゲージウォッチ選び。 ベーシックを極めた「グランドセイコー」

結婚の誓いの証や結納返しの品で時計を新たな選択肢にする人が増えてきている。記念の一品としてどんなものを選べば良いのかを、ファッションに造詣が深いイラストレーター綿谷画伯が様々なブランドに伺って、オススメのエンゲージウォッチについてインタビュー。第二回目は「グランドセイコー」。日本発のモノづくりの秘密をここで紐解きます!

▲グランドセイコー ヘリテージコレクション SBGJ201[自動巻(手巻つき)、SSケース、ケース径40mm]¥670,000、グランドセイコーブティック、グランドセイコーサロン、グランドセイコーマスターショップ専用モデル(セイコーウオッチ お客様相談室 TEL 0120-302-617)


綿谷画伯(以下綿谷):日本が誇る時計ブランドである「グランドセイコー」ですが、どんなこだわりをもってらっしゃるのでしょうか。

グランドセイコー(以下GS):グランドセイコーは自社製ムーブメントを搭載した、いわばマニュファクチュールとしてのセイコーの実力を物語るブランドです。1960年の誕生以来、世界にも比肩する高いクオリティを目指してきました。マニュファクチュールを名乗るブランドは少なくありませんが、外装部品を含むほとんどを自社又はグループ企業で調達しています。

綿谷:すべて自社で! それはすごいですね。まさに日本が世界に誇れるウォッチブランドだ。

GS:ありがとうございます! ムーブメントの設計から開発、製造、組立、調整、検査までを一貫して自社でおこなっています。高精度なパーツ製造技術にそれを1/100mm単位で調整しながら組み上げていく職人技。それでグランドセイコーの時計は仕上げています。

綿谷:そんな技術が投影されているんですね。あと、グランドセイコーってトレンドに左右されない、シンプルで上品な感じのミニマムなデザインが魅力ですよね。しかしこうして手に取ってみるとキラっとした輝きがありますね。

GS:よく気づいてくださいました! そこがグランドセイコーの魅力の一つです。ケースには歪みのない鏡面を仕上げるためのザラツ研磨を施しているというのも「グランドセイコー」の大きな特徴です。針とインデックスにも面取りと磨きが施されていて、きらっと光るんです。

綿谷:この文字盤綺麗だなあ。シンプルなものほどごまかしがききませんよね。ファッションのトレンドにしても最終的にはやっぱりベーシックに落ち着きますからね。

GS:「グランドセイコー」も現代の需要に併せてケース径を少し大きくしたり、今年はグリーン文字盤のバリエーションが登場したりしました。ただグランドセイコーの時計は“セイコースタイル”と呼ばれる基本のデザイン理念があるんです。視認性を追求した“見やすさ”、精度を極める“正確さ”、あらゆる角度から見たときの“美しさ”。その3つがあるので、時代と共にトレンドが変わっても、流行に左右されないデザインであることができるのかもしれませんね。

綿谷:流行が過ぎてただ古くなっていくものが“オールドスタイル”だとすると、時代を超えても決して古びないものは“クラシック”。その二つは基本となるスタンダードの要素が存在するかしないかに違いがあると思うんです。やっぱり常に変わらないベーシックのバランスを備えた実用性が高いものがいつの時代も変わらず愛されますよね。これこそ機能美と言えるのかもなあ…。

GS:そうなんです。グランドセイコーは「世界最高級の腕時計をつくる」という志のもとに誕生し、先ほどお話ししたセイコースタイルという不変のデザイン理念を築いてきました。その上で最高峰の“実用性”を求めてきたという、流行に左右されないことが魅力なのかもしれません。

綿谷:年齢を重ねても使い続けられる「ベーシック」。エンゲージウォッチとして愛の証にふさわしい一生モノですね。

ビジネスシーンにふさわしい装いと腕時計を身に着ける。

綿谷:ウエディングウォッチとして女性が贈るなら、パートナーにはこれを機にビジネスの装いを身に着けてもらう、いいきっかけにしてもらってもいいんじゃないかな。やっぱりビジネスマンとして勝負所には装いもビシッとしてほしいのが女心ですよね。グランドセイコーのシンプルで上品な感じに合わせるなら、信頼感のあるベーシックなビジネスシーンに相応しい基本となるコーディネートをまず身に着けてはいかがでしょうか。

スーツのカラーは浅い色より深めでダークネイビーやチャコールグレーを。秋からならスーツ生地の素材はフランネルなんていいんじゃないかな。柄を選ぶなら堅牢なイメージのチョークストライプなんてオススメです。シャツはホワイトかブルーでネクタイはネイビーベースのものを選んでおけば間違いない。あとは靴は定番の黒のストレートチップで…。時計はスポーティなブレスタイプもいいけど、あえて革ベルトの「グランドセイコー エレガンスコレクション」SBGA293 なんていいんじゃないかな。うん! 時計もファッションも、いつまでも色褪せることのない“ベーシック”はやっぱりかっこいいですね。

世界最高級の腕時計を作り出す決意から誕生したグランドセイコー。日本のプロダクトならではの信頼性抜群の性能にトレンドに左右されないベーシックなデザインはまさに間違いのない一本です。

時計「グランドセイコー エレガンスコレクション」SBGA293

新世代の機構と呼ばれる「スプリングドライブ」搭載モデル。歪みのない鏡面を生み出すためのケースのザラツ研磨に加えて、針やインデックスには多面ダイヤカットを取り入れるなど、グランドセイコーならではの繊細なディテールが光ります。ボックス型の風防やクロコダイルのレザーストラップでクラシカルな表情が生まれました。[スプリングドライブ、SSケース、クロコダイルストラップ、ケース径40.2㎜]¥570,000(セイコーウオッチ お客様相談室 TEL 0120-302-617)

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カジュアルスタイルにもハマるブレスタイプ。
「グランドセイコー ヘリテージコレクション」SBGV221
伝統的なスタイルを今に受け継ぐ「ヘリテージコレクション」。薄型のクオーツモデルがスーツの袖口にもなじみよく、すっきりとした手元を作ります。王道のスタイルを現代の需要に合わせて、サイズアップ。大きくしたケースに伴い、ダイヤルサイズも広げることで視認性も向上。[クオーツ、SSケース、ケース径40㎜]¥260,000(セイコーウオッチ お客様相談室 TEL 0120-302-617)

Profile

イラスト/綿谷寛
79年に雑誌「ポパイ」でデビュー。メンズファッションに造詣が深く、正統的ファッションイラストを描く。またコミカルなイラストも人気で雑誌「begin」など連載多数。ファッション業界では画伯の名前で知られ、ユーモアなキャラクターでファンも多い。著書に『STYLE 男のファッションはボクが描いてきた 1979-2018』など。

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