T&S様
披露宴会場名
アマデトワール
挙式日
2020年10月17日(土)
挙式スタイル
人前式
招待人数
80名
ピンクや水色、ラベンダーなどの色が好きで、結婚式でも使いたくって。淡い色味に合う世界観を持った式場を探していました。私が当初持っていたイメージはそれだけだったのですが、プランナーさんと準備を進める中で“GRACE OF TEARS=涙の恵み”というコンセプトが出てきました。私たちが初めて出会った日も、初めてデートをした日も、実は雨で。大事な日に必ず雨が降ることから、“雨”をテーマにしてはとご提案いただきました。一般的に良い印象だけではない雨ですが、恵みをもたらしてくれたり、生命の源でもあったりと、ポジティブな意味合いもあるとプランナーさんに気づかせていただきました。また、今の自分たちがあるのは周りの方々の存在あってこそ。みなさんにしっかり感謝を伝える結婚式にしたいという思いから、“感動の涙があふれる結婚式”にしよう、とコンセプトが決まりました。
ペーパー類に傘のイラストを入れたり、高砂の装花は水が滴るようなイメージにしたり。アイテムは雨や水のイメージで統一しました。特に印象的だったのは、カラードレスに合わせた傘のブーケです。装花担当の方と何度も打合せをして、作っていただきました。
元々は教会式で行うつもりでした。でもコンセプトに沿って考えたとき、ゲストの方々に結婚の承認をいただくほうが私たちらしいんじゃないかと思ったんです。
感謝を伝えるというテーマから、当日はファミリーミートのタイミングで両親へ手紙を渡しました。ゲスト全員にも手紙を書き、それぞれの座席に置きました。
挙式は、新郎が彼の母親に手紙を読み上げるサプライズからスタート。手紙と一緒に渡したのは、彼が幼い頃に撮影された母子で手をつないだ写真です。「成長した今日は、僕が手を引いて歩きます」と、ふたり一緒にバージンロードを歩く演出へと続きました。私は、父と母と三人で手をつないで入場。両家の親たちがとても喜んでくれたので、やって良かったなと思います。
アフターセレモニーではブーケトスをしたのですが、受け取ったのはなんと私の弟。幼馴染に付き添って前に出ていたため思わずキャッチしたようで、みなさん「あの人は誰?」というリアクションに。司会の方から「新婦の弟さんです」と説明していただいて笑いに変換できましたが、私も両親も、あ然としてしまいました(苦笑)。
私たちを引き合わせてくれた友人カップルに、挙式のときに宣誓をお願いするつもりでいたのですが、諸事情から難しくなってしまって。到着した後に、改めて披露宴で宣誓をしていただいて、パーティを始めました。他にもファーストバイトや、私が所属していたダンス部の仲間が踊ってくれる余興も取り入れました。
私たちは、ふたりともおじいちゃんおばあちゃんに特にかわいがってもらったので、中座のエスコート役にはどちらも祖父母を指名しました。サプライズだったのでとても驚いていましたが、「ありがとう」と言ってくれて……。ご自身のおじいちゃんおばあちゃんに思いを馳せたゲストもいらしたようで、涙される方も多かったように思います。
装花担当の方と打合せをして作った傘のブーケも大好評でした! ゲストの反応もとても大きかったです。自分の好きな人たちが、これほどたくさん集まる機会はそうないので、披露宴は楽しくて時間がすぎるのがあっという間でしたね。ゲストの方も、傘のブーケや傘で作ったオブジェの前で撮影されていて、楽しそうに過ごしてくださっていました。その姿を見ているだけで幸せでしたね。
祖父母が来やすいよう、アクセスが便利な場所が良いというのも条件でした。見学で数軒回ったのですが、すべてが気に入る式場はなかなか見つからず……。「ステキなところを見つけた」という母のすすめでこちらに伺い、ふたりとも即座に“ここだ!”と。一番感動したのはチャペルです。入った瞬間に自分たちの挙式シーンがイメージできたことが大きいですね。
案内してくださったスタッフの方に、色味のことなど挙式の大まかなイメージをお伝えしました。それを受けて「こんなことも、あんなこともできますよ」と具体的なご提案をいただけたので、私たちのイメージもどんどんふくらんでいきました。最初のヒアリングの際も私たちの思いを丁寧に聞いてくださり、「絶対に良い結婚式にしたいので、私も本気でやります!」とおっしゃってくださって。そのお言葉がうれしくて、私たちのモチベーションも上がりました。スタッフさんの熱意も理由のひとつといえますね。
試食をさせていただいたんですが、お料理がとてもおいしくて! ふたりともお肉が好きなので、メインを牛肉にランクアップしてこだわりました。私はあまりお酒が飲めないので、ノンアルコールドリンクの種類を増やしていただきました。ゲストの様子を見ているとノンアルコールカクテルを頼んでいる方も多く、「めっちゃおいしかった!」と言ってくれた友人もいて、うれしかったですね。
他に印象に残っていることでいえば、素晴らしいエンディングムービーを作っていただいたことです。そこで使ったBGMは、プランナーさんが何曲も聴いて見つけてきてくださったものなんです。「抑揚のあるパーティなので、メリハリのあるこの曲が合うと思います」と提案してくださって。私たちは知らなかった曲なのですが本当にピッタリで、エンディングムービーを観て涙するゲストもいらしたほどです。本当に良いものを作っていただけたと思います。
やはりプランナーさんの力が大きかったと思います。最初に私が持っていたイメージは使いたい色だけだったのに、“雨”のテーマにつなげてくださるとは想定外でした。ふたりらしさをうまく見つけて、具体的なイメージにしてくださったことに感謝しています。
プランナーさん以外のスタッフさんも、印象が良かったです。私たちがどんな結婚式をやるのかちゃんと把握してくださっていて。訪れる度に「傘のブーケのおふたりですね!」などと気さくに声をかけてくださいました。みなさんが気にかけてくださっていると感じ、安心できましたね。そのおかげで準備も楽しかったですし、想像していた以上の結婚式にすることができました。
そして、結婚式当日もやはり雨でした。掲げたコンセプトをしっかり完成できたかなと思います(笑)。