旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトン(元:旧軽井沢ホテル) の先輩カップルレポート詳細情報

少人数ウエディングで「家族と大事な時間を過ごす結婚式にしたい」と思っていました。披露宴では家族と席が離れることもあるかと思い、会場にひとつだけ長テーブルをしつらえたのもそのためです。高砂はもうけず、テーブル中央に新郎新婦の席を作って、その正面に両親、その隣に兄弟という並びにしました。ごく近い距離で会話や食事をできたことが、とてもよかったですね。
大きな演出は入れませんでしたが、“少人数ならでは”ということで「クレールストーリア」を行いました。新郎新婦が持つ火種を、隣の方のキャンドルに次々と灯していき、みんなで一斉にフタをかぶせると、手書きのメッセージが浮かぶという演出です。軽井沢という遠方まで来ていただいたことへの感謝や、これからもよろしくねというメッセージを届けられたかなと思います。
ゲストに呼んだのは、親族と、親しい友人たちのみ。実は私、照れくささもあって（笑）、兄たちとはしばらく話をしていなかったのです。でも、このメッセージを通して、感謝を届けられたらいいなと……。結果、派手な演出ではないものの、兄や友人たちの反応もとてもよくて、すごくうれしかったですね。

式の予定を夏にしていたので、新郎と「涼しいところがいいね」と話していました。私は以前に一度軽井沢に来たことがあって、それがとても楽しかったんですね。また国内リゾートにあこがれていたこともあり、最終的に軽井沢となりました。もともとは結婚式を大々的にやるつもりはなくて、ゲストも少人数でと考えていたので、旅行がてら来ていただければいいなと。会場の候補もいくつかありましたが、写真で見たチャペル前のお庭がとても綺麗で、強く印象に残ったのがこちらでした。
でも実際に現地を見たのは、結婚式の前日なんですよ（笑）。それまで打ち合わせはすべて、自宅近くの「旧軽井沢KIKYO, キュリオコレクション by ヒルトン」のウエディングサロンでしていました。プランナーさんが親身になって相談に乗ってくださったので、不安はありませんでしたね。緑に囲まれた会場に合わせて、屋内も緑いっぱいのナチュラルな雰囲気にしたいとフラワーデコレーターの方に伝えると、それもすぐにイメージをつかんでくださって。結婚式の準備は大変という話を耳にしたこともありましたが、意外なほどスムーズでした。

はい、できました！　たとえばウエディングドレスを選ぶ時は、両家の親と一緒にサロンへ行ったのですが、最初にプランナーさんが勧めてくださったドレスを、私の母がとても気に入って。カラードレスは、試着して私が気に入ったグレイッシュなブルーのものにすんなり決まりました。
お料理に関しては、ゲストに美味しいものを召し上がってほしかったので、思いきってグレードアップすることに。軽井沢にはこだわりある料理を出すお店も多いですし、せっかくなので地元で採れたおいしい食材を使ったメニューをと思ったんです（笑）。こちらのお料理の評判は、会場を選んだ決め手のひとつにもなったので、当日まで楽しみでしたね。私も披露宴の途中で、少しずつですがいただくことができました！　どれも厳選された食材を使っていることがわかる、とても美味しいお料理でしたよ。盛りつけが美しいので、ゲストのみなさんも写真をたくさん撮っていましたね。

チャペルでは、ゲストの方々を近くに感じられる距離感が心地よかったです。母とのベールダウンや、父と歩くバージンロードも感動的でした。兄妹の中で私が唯一の娘なので、両親にとっても初めてのことばかりでしたが、お互い言葉にはしないものの、深く心に感じるところがありました。大好きな友人たちが盛り上げてくれたこともあり、涙というよりは笑顔・笑顔の結婚式になりましたね。ハープの生演奏や聖歌隊の歌声もチャペルに響いて、友人たちも「神聖な雰囲気ですごくよかった」と言ってくれました。
挙式後は、お庭に出てフラワーシャワーと写真撮影を。お庭はまさに私がイメージしていた通りで、緑の木漏れ日が美しく、とっても気持ち良くて……。お天気に恵まれたことも幸運でした。

本当に大切な方々との会食というイメージでしたので、あとやったことといえば、ケーキ入刀とファーストバイトくらいでしょうか。ただ全体的に単調だと、「ゲストの方々を退屈させてしまうのでは？」という心配もあり、新郎新婦がお色直しをする間は、プロフィールムービーを流してもらったんです。観ていただいている間、私たちは裏に控えていたのですが、みなさんの笑い声が聞こえてきたので、どうやら楽しんでいただけたようです。
そして私が感動したのは、“新郎新婦紹介”です。司会の方が、新郎新婦の母たちに文面を作ってもらうよう、提案してくださったんですよ。司会の方が読み上げるまで私たちは内容を知らなかったこともあり、母たちがそんな風に思っていてくれたのかと、改めて気づかされることもありました。

はい。当日はたまたま台風が通過した後だったものの、蒸し暑さはなくて、カラリとした心地よい気候でした。披露宴は午後早めにお開きとなったので、ゲストもその後お買い物や観光に行ったりして、思い思いにのんびり楽しんでもらえたようです。軽井沢を訪れるのは今回が初めてという方も少なくなかったのですが、「本当に楽しかった。ありがとう」とみなさん言ってくださって。私たちも、家族と大事な時間を過ごすのが、結婚式に一番望んでいたことだったので、それはすごくうれしい言葉でしたね。
もちろん、新郎新婦の私たちもゆっくり過ごすことができました。宿泊したお部屋は披露宴会場の隣で移動もスムーズでしたし、メイクなどの準備も落ち着いてできました。少人数ウエディングとはいえ、たくさんのスタッフさんが動いてくださり、本当に安心しておまかせすることができたので、とても満足しています。