新郎の実家は長野県で、新婦の実家が滋賀県、現在ふたりは仕事の関係で神戸に住んでいるという状況なので、最初はどちらで行うか開催場所の悩みから始まりました。
軽井沢は関西人でも知らない人はいない有名な場所ですが、距離もあるのでなかなか訪れる機会がない場所です。そこで、折角だから神戸の親戚にちょっとした旅行気分で軽井沢を楽しんでもらおうということに決まりました。
その中で、どうせ軽井沢で挙げるのだから、神戸や都会にはない軽井沢らしい会場を選ぼうということになりました。
軽井沢のことを調べるうちに、キリスト教の宣教師が開拓したとても歴史のある街ということが分かってきました。ふたりの中で軽井沢らしい会場とは、キリスト教の本物のチャペルで、歴史的なクラシカルホテルであるということに辿り着きました。
そんなイメージにぴったり合ったのがホテル音羽ノ森でした。
会場を決定してからコロナが始まりました。
刻一刻と状況が変わる中で、直前まで本当に実施して良いのか迷いました。
私たちのせいで感染者は絶対に出してはならないという気持ちと、ここまで準備してきたのだから最後までやりたいという気持ちがせめぎあう中で、収束が見えず途方に暮れる日々が続きました。
当初は友人も招待してみんなで軽井沢の1泊2日を楽しむ予定だったので、招待状も用意していました。直前まで出席したいと言ってくれていた友人もいましたが、密を回避するために残念でしたが欠席となりました。
延期や中止も考えなかった訳ではありませんが、両親の為に挙げたいという気持ちが強かったので、ここまで進めてきてこのタイミングを逃してしまうと、両親に花嫁姿を見せることができなくなってしまいそうなので、最終的には親戚のみの少人数で開催することを決意しました。
遠方であることに加え外出自粛が重なり、下見に訪問してからコロナ前に1度打ち合わせに訪れたきりで当日を迎えることになりました。
プランナーさんとは、メールやZoom等のオンラインにて打ち合わせを進めてきました。
資料の作成や送付はメールにて、装花や会場コーディネート等の打ち合わせはオンラインといった感じです。事前にメールでイメージを伝えると、オンラインでの打ち合わせ時には写真やイラストを用意しておいてくれたので、支障なくスムーズに進められました。
また、ドレス選びは神戸にあるショップを何店舗か紹介してもらえたので、近隣で沢山試着ができて、お気に入りの1着に出会うことができました。
ヘアメイクリハーサルや挙式のオリエンテーションは前日に設定してもらったので、問題なく安心して当日を迎えることができました。
コロナ感染拡大が進む中で、ホテルより詳細な感染対策を示してくれたので、できることできないことの確認がしやすかったです。
パーティー会場のレイアウトについて、ホテルのガイドラインで最低1mの距離を確保しなければならないことと、ゲスト同士がおしゃべりがしやすい並びを考えて配席をするのは苦労しました。
また、パーティーの進行でゲスト同士が話しやすい雰囲気つくるために、テーブルインタビューを入れたかったのですが、マイクを使い回すことが感染対策的に難しく悩みましたが、ホテル側でマイクを多く用意してその都度アルコール消毒することで実現することができました。
当日は緊張で家族の表情を見る余裕はありませんでしたが、後日写真を見て予想以上にみんなの笑顔が多かったので、後から嬉しさがこみ上げてきました。
当初のイメージとは変わってしまったことも多かったけど、世の中がコロナで暗いムードの中、わたしたちを含めてみんなが幸せそうに楽しんで過ごしてくれていたので、こんな時だからこそ挙げて良かったと感じました。
もちろん安心して過ごせたのは、ホテルスタッフの方々がコロナ対策を万全にしてサポートしてくれたおかげです。本当にありがとうございました。
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