結婚式二次会で使える! チェキのキレイな撮り方を調べてみた

おやくだち ピックアップ 結婚式2次会

結婚式の二次会でよく使うアイテムといえば、「チェキ」などのポラロイドカメラ!

ゲストひとりひとりの写真がその場でもらえるのは、新郎新婦にとってもうれしいものです。

チェキでの撮影は幹事が行うことが多いと思いますが、たまに撮影が劇的に下手な人がいませんか? 「現像された写真を見たら、足しか映っていなかった」という話も聞いたことがあります。

そうした撮影センスがなさすぎる人たちでも、キレイにチェキが撮れるようになる方法を調べてみました。

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今回使うのは「instax mini 8」というカメラです。チェキにも種類はいろいろあって、機能も値段もピンキリなのですが、今回は結婚式の二次会会場によく置いてありそうなモデルを買いました。

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撮影に協力いただいたのは、モデルの瀬戸かほさん(左)と、カメラマンの安藤きをくさん(右)です。

■近距離撮影では、「被写体より少し右側」を撮るように心掛けよう!

まずは撮ってみなければ始まらないということで、さっそく適当な距離で一枚撮ってみます。

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安藤さん「撮りまーす」

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うっすらと浮き出てくる感じが、ポラロイドカメラの醍醐味。1~2分待ったところ......

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現像されました! 記念すべき一枚目。

これはこれで味がありますが、顔が途中で切れているし、ピントもボケてしまっていますね......。

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安藤さん「チェキのファインダーの位置は、レンズの位置よりかなり右上に付いているから、現像された写真は、ファインダーから見えている画よりちょっと左に寄って撮れてしまうみたいですね......。これを意識しないと、キレイに撮るには難しいみたいです」

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上から見てみると、確かにファインダーとレンズは全然違う位置に付いていることがわかります。これがそのまま視差になるようです。

安藤さん「ファインダーとレンズの位置の視差は、近くのものを撮るときほど影響を受けやすいです。近くのものを撮るときは、意識して被写体の右側にカメラを向ける必要があるようです

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ファインダーとレンズの視差を調整しつつ、再撮影です。

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先ほどより距離を取ることでピンボケも解消し、顔を写真の中心に納めることができました!

■ファインダーから見える画よりも近づいて撮影することを心掛けよう!

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安藤さん「一眼レフのファインダーは光学式なんですけど、チェキは実像式なんですね。ファインダーを覗くと、感覚が違いすぎて戸惑います......。

あと、チェキの場合、現像された写真は、ファインダーから覗いた画よりも、少し遠くから撮ったように見えます。ファインダーの構図に近づけたければ、撮影するときは被写体にちょっと近づくことを意識して撮らなきゃいけないですね」

肉眼で見るときの被写体の大きさに対し、ファインダーを通して見える被写体の大きさの比率を「ファインダー倍率」と言いますが、今回使用しているinstax mini 8は、倍率が0.37倍。ファインダーから覗く画と実物の距離感のギャップは、実際に自分が被写体に近づくことで埋める必要があります。

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安藤さん「ただ、仕様を確認したところ、このチェキは焦点距離が60センチ以上らしいので、被写体との距離を60センチ以上離さないと、ピンボケしてしまいます」

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1枚目の写真がピンボケ気味なのは、60センチより近くで撮ったからだったんですね。

安藤さん「ファインダーから見える画よりも気持ち近づきたいのですが、でも60センチより手前には入っちゃダメ。キレイに撮るためには、この距離感が大切だと思います。ただ、60センチより手前がピンボケすることを配慮に入れたら、面白い写真も撮れると思いますよ

ピンボケを利用した撮影方法、ということでしょうか......?

■「前ボケ」を利用した撮影をしてみよう!

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安藤さん「被写体は60センチより後ろになるようにして、その手前に物を置くと、『前ボケ』という現象が起きるはずです」

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手前に構えた花束がボケて、後ろに映る被写体にピントが合った写真が撮れました!

安藤さん「フラッシュは必ずたかれてしまうので、手前のものほど白とび(色が白くなってしまう現象)しやすくなりますが、それを利用しても面白い写真になると思います」

このテクニックが使えれば、「手前にワイングラスを置いて、後ろにゲストが映る」といった、結婚式の二次会でも使えそうなオシャレ写真も増えそうですよね!

■シャッタースピードの早さを活かして、ジャンプ撮影も!

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安藤さん「チェキはシャッターボタンを押してから実際に撮影されるまでの時間は多少かかりますが、シャッタースピード自体はかなり早いですね。シャッタースピードが早いと、動きに強い写真が撮れるので、たとえばジャンプ中の撮影をしても、くっきり映るはずです」

実際に瀬戸さんにジャンプしてもらったところを、チェキで撮影してもらいました。

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1枚目は失敗。まだ飛ぶ前の姿が撮れてしまいました。

シャッターボタンを押してから0.5~1秒後を目安に飛ぶと、うまく撮れそうです。

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今度はうまく撮影できました!

シャッタースピードが早いので、ほとんどブレずに撮れていますね。

■好みの距離感を覚えよう!

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安藤さん「このチェキはズーム機能がないので、距離感がいちばん大切ですね。最短60センチで、そこからバストアップを撮るのか、全身を撮るのかを決めるのがいいと思います。実際にいくつかの距離で撮影してみましょう」

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足元にメジャーを置きながら撮影します。まずは最短の60センチ。

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バストアップのオーソドックスな写真が撮れました。

安藤さん「60センチあればファインダーとレンズの視差はほとんど気にしなくて大丈夫なので、正面から構えて撮れば誰でもキレイに撮れそうです。ただ、これ以上近づくとピンボケしてきたり、左にズレて映る可能性がでてきますね」

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続いて、100センチまで離れて撮影してみます。

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今度は腰の下あたりまで映りました。

2~3人で一緒に映るなら、これくらいの距離がちょうど良さそうですね!

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最後に、140センチまで後ろに下がって撮ります。

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ヒザ上近くまで映りました。

詰めれば5人くらいは映ることができそうですね!

これらを参考に、会場の雰囲気を見つつ、撮影距離を決めてもらえればと思います。

■まとめ

以上で撮影は終了しました!

まとめると、チェキの撮影の際、以下の3つのポイントを覚えればキレイに撮れそうです。

1.シャッターとファインダーの位置が違うので、近距離撮影では「被写体より少し右側」を撮るように心掛ける

2.ファインダーから見える画よりも近づいて撮影することを心掛ける

3.好みの距離感を覚えて撮影する

また、チェキの特性を利用して、以下の撮影も楽しめることがわかりました。

・60センチ以内がピンボケするのを利用して「前ボケ」撮影

・シャッタースピードの早さを活かして、ジャンプ中の撮影

新郎新婦にとっては、一生に一度の結婚式。

二次会も最後まで楽しむために、ぜひ参考にしてみてくださいね!

■結婚式の二次会の準備に困ったら!


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