なんで男女平等じゃないの? 婚姻適齢が今のようになったワケ【ケニアの情報あり】

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私は30歳を過ぎているにも関わらず、「彼女いない」「金がない」「ケニア人の親戚がいる」の「3K」を誇っておりまして涙しているのですが、長年疑問に思っていることがひとつあります。

結婚できる年齢って、なぜ男女で異なっているのでしょうか?

現代の日本では、民法第731条「婚姻適齢(こんいんてきれい)」により、男性は18歳、女性は16歳になるまでは婚姻できないものとされています。(さらに20歳未満の婚姻の場合には、親の同意書が必要)

(婚姻適齢)

第731条 男は、18歳に、女は、16歳にならなければ、婚姻をすることができない。

(参考)民法・第4編

(未成年者の婚姻についての父母の同意)
第737条 

1 未成年の子が婚姻をするには、父母の同意を得なければならない。
2 父母の一方が同意しないときは、他の一方の同意だけで足りる。父母の一方が知れないとき、死亡したとき、又はその意思を表示することができないときも、同様とする。

(参考)民法・第4編

「男女の平等」を声高に叫ぶ、現在の風潮を考えたら性別関係なく同じ年齢で結婚できる方が自然だと思いませんか? 

そんな感じなので今回は、婚姻適齢の変遷について調べてみることにしました。

海外では先進国を中心に年齢を揃えている国も

日本国内では「男18-女16歳ルール」が適応されていますが、海外ではどうなのでしょうか?

法務省がリリースしている『諸外国における成年年齢等の調査結果』によると、アメリカは

21歳で男女揃えているところが多い

州によって18-25歳の間もある

場合によっては婚姻適齢の規制がない州もある

らしいです。この統一のなさが、さすが自由の国って感じ。

また、イギリス・イタリア・ドイツなどの欧州先進国は男女ともに16で年齢差はナシ*1そのほかフランス、スペイン、オランダなども18で揃えられています。

このように婚姻適齢を男女揃えている国はわりとあるようですし、「男女平等」の観点から男女差を撤廃する方向に進んできていることが推察できます。

(参考)主要国の各種法定年齢 国立国会図書館調査及び立法考査局(2008年)

ちなみにこの話を親戚のケニア人にしたところ、「婚姻適齢はよく分からないけど、ケニアには120人と結婚した人がいるよ」と言っていました。

知らんがな。

日本の婚姻適齢はいつから男18歳-女16歳なのか

男女同じ婚姻適齢にしている国もある中で、日本はいつから男18-16と規定しているのでしょうか? 調べてみると変遷は以下の通りでした。

8世紀ごろ:男15歳、女13歳

      ↓

1871(明治4)年:男17歳、女15歳(2歳引き上げ)

      ↓

1947(昭和22)年:男18歳、女16歳(1歳引き上げ)

平安時代に制定されたあとの空白が気になるところ。調べてみると情報の地域差が顕著で江戸時代に至っても一般的な規定は存在しなかったとのことでした。

明治時代以降は

フランスの影響を受けて婚姻適齢を18歳-女15と制定しようと試みる」→「民法の草案段階で律令とフランス民の折衷案を採用し17歳-女14となる」→「さらに医学的な調査を経て17歳-女15に落ち着く」

という、あっちゃこっちゃ感があり、最終的に1947年ごろ18歳-女16に引き上げられました。

(参考)主要国の各種法定年齢 国立国会図書館調査及び立法考査局(2008年)

つまり現在の婚姻適齢は1947年に制定されて以来、何も変わることなく今に至るというわけなんですね。

ちなみにこの話を親戚のケニア人にしたところ、「ケニアで120人と結婚した人は、106人の息子と104人の娘がいるよ」と言っていました。

カマキリかな?

どうして差をつけているの?

そもそも、なんで男女で婚姻適齢の差をつけているのでしょうかね。外務省のホームページを舐めまわしていたところ、「国内法における最低法定年齢」に関する記述がありました。

婚姻は、社会の基礎的単位である家族を新たに形成する行為であるから、ある程度の成熟に達していない者には認めるべきでなく、それゆえ、法律は,婚姻に必要な成熟に達していないおそれのある若年者の婚姻を一律に禁止している。しかし、男女の間には、肉体的・精神的側面において、婚姻に必要な成熟に達する年齢に差異がある。婚姻適齢の差異は、このような男女の肉体的・精神的側面の差異に対応したものであって、合理性があるから、条約第2条には抵触しない。

(参考)外務省ホームページ

つまり男性よりも女性のほうが心身ともに早く成熟するし、それに合わせたほうが合理的だから、男女の婚姻適齢に差を付けているのだと思われます。また、結婚するには一定の経済力も必要なので、稼ぎ頭である男性の婚姻適齢を引き上げたという狙いも理解できます。

ただ、上記規定も結局のところ1947年に定められたものを踏襲しているに過ぎません。現代社会の生活様式や結婚に対する考え方などを鑑みて、今後「男女平等」になる可能性は十分にあり得ると結論づけます。

と、いう話を親戚のケニア人に話したところ、「ケニアで120人と結婚した人は、すべての妻に平等に一軒家をプレゼントしていたらしいよ」と言っていました。

やっぱり平等が一番だよね。

まとめ:ケニアで120人と結婚した人すげぇ!!

と、いうわけで諸々と調べてきたわけですが、ざっくりまとめると、

  • 海外では先進国を中心に婚姻適齢を男女揃えている国もある
  • 国際的な流れは「男女平等」の観点を鑑み揃えていく方向に
  • 日本は1947年から男18歳-女16歳の法律で成り立っている
  • 日本の婚姻適齢に男女差がある理由は、女性の方が早く婚姻適齢期を迎えることと、男性が経済力を持つまで待つ狙いがあったこと
  • ケニアで120人と結婚した人はマジですごい

こんな感じでしょうか。

現行の法律が今後どのように変化していくかはわかりませんが、「男女の平等」という考え方が広がっている昨今、婚姻適齢においてもその差を埋めるべきなのは必然なのかもしれませんね。

てゆーか、 ケニアで120人と結婚した人がすごすぎて思考がそっちに引っ張られています。

ちなみにケニアは結婚の最低年齢こそ男女とも18歳と平等なのですが、男性の重婚はOKでも女性の重婚はNGだとか。全然、平等じゃないやんけ。

そんなたわ言を、しがない「1K」のアパートから声高に叫んで本記事締めさせていただきます。

こちらからは以上です。

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*1:※ただし裁判所の許可が必要などの補則はあり