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欧米の結婚式・結婚準備 ウエディングスタイル辞典

ふたりの選択が未来につながる♡ SDGsに貢献できるサステナブルな結婚式アイデア6選

SDGsウエディング

最近、耳にする機会も多くなった「SDGs」や「サステナブル」というワード。日々の生活の中でも、これらのことを意識して過ごしている方も多いと思いますが、実は結婚式でも取り入れることができるアイデアがあるんです。 未来を生きるふたりの結婚式に、ぜひ取り入れてみてくださいね。


「SDGs」とは?

「SDGs」とは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称で、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のこと。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」をキーワードに、さまざまな側面から目標を達成することが求められています。
今回は、そんなSDGsに貢献できる、サステナブルな結婚式のアイデアをシェアします。
※各見出しの横の番号は、17のゴールのうち、貢献できると思われる項目を示したものです

1.ペーパーレスで資源を守る(12、13、15)

招待状や席次表、プロフィールブック、そして引出物を入れる紙袋など、結婚式ではさまざまな場面でペーパーアイテムが使われています。たとえば、招待状は今じわじわと利用者が増えている「web招待状」にしてみてもいいかもしれません。Web招待状であれば、ペーパーレスが実現できるのはもちろんのこと、日時の変更などがあった際も簡単にゲストに伝えることができます。
また、引出物をいれる袋は持ち帰った後も使えるエコバッグにするなど、少しの工夫で資源を守ることにつながります。最近はコットンやジュートなど、さまざまな素材のエコバッグを紙袋の代わりにしている結婚式も多く見受けられます。
席札なども、最近はプチギフトも兼ねて名入れしたキーホルダーや靴ベラ、コースターなど、ゲストが持ち帰ってその後も使うことができるアイテムを取り入れている例もあります。
アイテムすべてをペーパーレスにしなくても、少しでも取り入れることで資源を守ることができるので、一度考えてみてはいかがでしょうか。

2.コース料理でフードロス削減(2、14)

SDGsと同じく、最近よく耳にするようになった「フードロス」(食品廃棄)。世界では年間約13億トン、日本でも1年間に約612万トン(2017年度推計値/農林水産省)が廃棄されているという現実があります。
結婚式の場では、フードロスが多くなりがちなビュッフェをやめてコース料理にする、コース料理の場合もゲストによって量の増減に対応できるかを会場に確認するなど、少しでもフードロスがでないよう、配慮してみてはいかがでしょうか?

3.料理は地産地消・地元の食材を使う(7、9、12、13、14、15)

料理の食材などに地元のものを使用する「地産地消」。これがなぜSDGsにつながるのでしょうか。実は地産地消には、下記のようなさまざまなメリットがあるんです。

・フードマイレージ(輸送コスト・エネルギー)の削減
・海洋資源や陸の資源の保護
・地域の生産者の活性化

地元でとれた食材は鮮度も良いので、それだけでもゲストへのおもてなしになるはず。


4.引出物やプチギフトには環境や人権に配慮したものを贈る(1、8、9、10、12、16)

フェアトレード認証をうけたものやオーガニック素材のものなど、商品の背景もクリアで、自分たちが納得できるもの、未来を思ってセレクトしたものを引出物としてゲストに贈るのはいかがでしょうか?
フェアトレード商品として種類が多いものは、コーヒーやチョコレート、オーガニックコットンなどのテキスタイル類、コスメなどがあります。ストーリーのあるギフトを贈ることで、ゲストにもSDGsを考えてもらうきっかけになるかもしれません。

5.セカンドハンド(お譲り)を積極的に活用する(12、13、15)

最近、SNSでよく見かけるのが「#お譲り」「#お譲りします」というワード。これはドレスや小物など、カップルが購入したものをこれから結婚式を行う予定のカップルに譲るためのハッシュタグなんです。ふたりにとっての晴れ舞台、せっかくなら新しいものを身に着けたい!という気持ちの一方、使う回数が決して多くないものでもあるし……と迷っている方も多いのではないでしょうか? 自分が納得出来たなら、環境に負荷をかけない「#お譲り」でお気に入りのアイテムを探してみてもよいかもしれません。
また、昔自分の親が来ていた結婚衣装をリメイクして着る、といったアイデアも。「サムシングフォー」のひとつ、「サムシングオールド(古いものを身に着ける)」にもなり、時を超えてつながる家族の絆を感じられる演出のひとつになりそう。

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6.装花を工夫する(12、13、15)

結婚式の会場コーディネートに欠かせない装花。お見送りの際にゲストにプレゼントとして持ち帰ってもらうことも多いですが、会場が大きくなればなるほど装花のボリュームも増え、すべてをゲストに持ち帰ってもらうのはなかなか難しくなりますよね。
たとえば、生花ではなくドライフラワーを使ったコーディネートにすることで、ゲストが持ち帰った後も長く楽しむことができたり、また、装飾自体を丸太やキャンドルなど、リユースできるものを使うのもひとつのアイデア。フレッシュさがほしい場合は植物の鉢植えなどを置き、そのまま鉢植えはゲストに持ち帰ってもらえればエコフレンドリー。


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サステナブルな取り組みをしている結婚式場

フードロス削減や伝統文化を守る活動、緑化計画など、SDGs・サステナブルな取り組みへのアプローチはさまざま。
ここでは、サステナブルな社会に貢献するために取り組んでいる結婚式場をご紹介します。

八芳園



▼日本の婚礼文化と家族の絆をつなぐ新しい披露宴のカタチ
「日本の婚礼文化を大切にしたい」という思いから、「親への手紙」に焦点をあてた新たなコンセプトの披露宴「KOTONOHA」を2018年9月にスタート。そこで採用しているのが、以前から婚礼家具をつくっていた福岡県大川市の家具職人の手による手紙専用の木箱「手紙箱」。
絆が続くようにとの思いで作られた継ぎ目のない木箱と、京都宇治の組紐職人がくみ上げた手づくりの組紐をあしらった「手紙箱」は感謝の気持ちがこもった大切な手紙を保管するのにピッタリです。



帝国ホテル 東京



▼「TABLE FOR TWO」参画メニューを考案
「帝国ホテル 東京」では、世界規模で起きている食の不均衡を解消し、開発途上国と先進国双方の人々の健康を同時に改善することをミッションにした日本発の取り組み「TABLE FOR TWO」参画メニューを考案。1食につき20円が開発途上国の子どもたちの給食に寄付され、披露宴のゲストと同じ数の給食を子どもたちに贈ることができます。

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The Okura Tokyo (オークラ東京)



▼敷地面積の半分に相当する緑地は前撮りにも最適
ウエディングの前撮りなどで使用されることの多い公園緑地は敷地面積の半分に相当する広さで、「第40階緑の都市賞」にて国土交通大臣賞を受賞。都心でありながら自然の豊かさを感じられる場所となっています。  

まとめ

SDGsやサステナブルな社会に貢献するためのアイデアをいくつか紹介しましたが、あまり難しく、大げさに考える必要はありません。これからの地球・未来のために、ふたりにとってもゲストにとっても、「心地よい」ものを選ぶことが大切です。
結婚式準備中のふたりは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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