親に結婚を反対されたらどうする? 親の同意を得ないまま結婚した後に起きる5つのこと
2022/12/31 更新
結婚が決まって幸せな日々から一転、親に結婚の報告をしたところ反対されてしまった、また説得を試みたが、すぐに承諾してもらえず説得に疲れてしまったというカップルもいるよう。しかし、できることなら親の同意を得た上で、結婚は進めたいですよね。そこで親に反対されたときどう対応すればよいのか、そのまま結婚を押し切ってもよいのかなど、具体例でご紹介します。
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親に結婚を反対されたらどうする? 対処法5選

認めてもらえるまで会いに行く
「パートナーとの年齢差があり、相手は私の10歳年下で社会人になったばかり。お付き合いをしていることは親に伝えていたもののあまりよく思っていなかったらしく、結婚の挨拶にいったときも大学生のように見え頼りなく感じてしまったようで、結婚を反対されました。そこから、パートナーと一緒に挨拶に何度も行き、将来の計画をきちんと考えていることなどを必死に伝えたところ、印象も変わったようで、結婚を認めてくれました。」
最初の印象が悪くても、何度か会って話をするうちに信頼してもらえることは多いよう。親も、人柄を理解し、安心した上で、結婚を認めたいと考えているようです。将来の計画を具体的に伝える
「パートナーも私もそれほど収入が多くない上、相手は転職回数も多く……親には金銭面が不安といわれ結婚を反対されました。貯金もあまりしていなかったため、親も不安に思ったようです。そこから、ふたりの将来の計画を考え、どんな仕事をするか、どのくらい貯金をするかなど具体的に考えました。真剣さが伝わったようで、親も『ふたりでがんばりなさい』と背中を押してくれました」
子どもが結婚するにあたって、相手の金銭面を不安に思う親は多いもの。具体的な計画を伝えることで、説得力が増します。反対していない親や家族を味方につける
「結婚に反対しているのは父だけでした。国際結婚を考えていたので、文化や価値観の違い、将来どこに住むのかを心配していたようです。母や兄弟は相手が誠実でステキな人だとわかって応援してくれていたので、父に対して相手のステキなところをさりげなく伝えてもらうようにしました。家族の助けもあってか、次第に相手のよさを理解してくれたようで、最後は『安心して結婚を応援できる』と認めてくれました」
本来は、結婚を認めてもらうまで話をするのが理想ではあるものの、ふたりだけで説得しようとしてもなかなか首を縦に振ってもらえないこともあります。そんなときは、結婚に反対していない方の親や家族に協力をお願いしてみましょう。本人が説得するよりもうまくいく場合があります。親心を煽って、結婚してからの幸せを想像させる
「親とはとても仲がよく、小さな頃はふたりでよくお出かけもしていました。今でも旅行にいくほどです。親は結婚に反対しているものの、『あなたが幸せな家族を持つのが私たちの幸せ』とよく言っていました。なので、将来の幸せな姿を想像してもらうように『結婚式でバージンロードを歩きたいな』『子どもが生まれたらたくさん遊んでほしいな』と言ったところ、親がしみじみとした表情に。子どもの幸せな姿がリアルに伝わったのか、結婚を認めてくれました。」
子どもの結婚はうれしい反面、寂しいと感じる親がほとんど。家族で過ごす時間が少なくなってしまうことで、結婚に反対してしまう親もいるようです。相手が自分にとってどれだけ大切な人であるかを伝える
「パートナーと出会ってから、自分の性格や周りの環境も変わり、人生がすごく明るくなりました。親は、パートナーのことを少し頼りなく、性格的にも合わないと思っているようですが、今の自分がいるのもパートナーがいてくれたからです。そんな素直な思いを親に伝え続けたら、相手への印象も少し変わり、結婚を許してもらえました。」
結婚する相手が、必ずしも親の好みと合うとはかぎりません。そんなときは、自分の人生にパートナーが不可欠であることを熱心に伝えることが大切。親も子どもの幸せを一番に考えているはずです。
親の同意が得られないまま結婚するとどうなる? 結婚を押し切ったその後のエピソード5選

孫の誕生をきっかけに認めてくれた
「パートナーの職が正社員ではなかったため、親からずっと結婚を反対されていました。私が正社員なのでふたりで支え合っていければ問題ないことを伝えましたが認めてもらえず、親の説得にも疲れてしまい反対を押し切って結婚しました。しばらくして、パートナーとの間に子どもができたため、1年ぶりに連絡をしたところ、予定日や性別についての会話が増え、最終的には認めてもらえました。」
親にとって孫の誕生というのは特別なもの。子どもを授かった以上は応援するしかない、と思う親も多いようです。親のサポートを受けながら子育てができる環境はふたりにとっても心強く、孫をきっかけに親子関係がよくなることもあります。パートナーとの問題をひとりで抱え込んでしまうように
「パートナーは今まで一人暮らししたことがなく、家事についてはほぼやったことが無かったそう。一方、私は一人暮らし歴が長かったので、『家事の負担が大きくなるのでは?』と親に反対されていましたが、大好きだったので結婚しました。その後結婚して1年ほど経ちますが、親の予想通り家事分担でパートナーへの不満が溜まってきてしまいました。ただ親の反対を押し切って結婚したため、親にもパートナーの愚痴を言えず辛いです。」
親に心配されていたことが、結婚後に的中してしまったパターン。親の言いなりになる必要はありませんが、親からのアドバイスは子どもの性格をよく知っているからこそ。親が反対する理由に対してふたりなりの解決策を用意しておくと、結婚生活が始まってもスムーズにいきそうです。認めてくれてはいないが連絡は取り続け、ついに雪解け間近に
「私とパートナーの年齢差が理由で、相手の親に結婚を認めてもらえていませんでした。会いたくないと言われてしまっていたため、毎年パートナーの親の誕生日と父の日・母の日に贈り物とお手紙を送っていました。2年ほど続けたところ、ついに『来年のお正月はふたりで来なさい』と連絡がきました。正式に認めてくれたわけではありませんが、根気強く気持ちを伝え続けてよかったと思います。」
結婚に反対していた親も、ふたりの細やかな心配りや楽しく結婚生活を送っている様子に、結婚を認めてくれたケース。相手からの返事がなくても、結婚後もあきらめずに連絡を取り続けることで、親にも真剣な気持ちが伝わります。パートナーとぎこちなくなってしまった
「実家が事業をやっておりそれなりに裕福な環境で育ちましたが、パートナーは一般的な家庭で育ったため、私の親は大反対。親の反対を押し切って結婚し、その後も熱心に親を一緒に説得してくれていたパートナーでしたが、いつまでも認めてくれない私の親の態度にパートナーも疲れてしまい『もう会いたくない』と言われてしまいました。パートナーの親は私にとてもよくしてくれるので、申し訳ない気持ちもあります。最近は自分の親の話もしづらくなってしまい、なんだかパートナーともぎこちないです。」
相手の家柄がつり合っていないことから、結婚を反対されることは珍しくありません。しかし、結婚後も反対され続けると、結婚だけでなく人間性までも否定されているようで、気持ちも落ち込んでしまいます。焦って説得させるよりも、いつか認めてもらうことをゴールにした方がいいのかもしれません。結婚式を機に認めてくれた
「パートナーには前妻との間に5歳になる子どもがおり、元々シングルファザーだったため、結婚を機に私は継母になることに。それを知ったうちの親は大反対でした。子どもも私に懐いてくれていましたし、パートナーと新たな家庭を築きたかったため、親の同意は得られないまま入籍。その後親とは1年ほど疎遠になりましたが、ファミリーウエディングをすることになり思い切って親も招待したところ、参加したいと言ってもらえ、結婚を許してもらえました。」
結婚式に招待し、参加してくれたことを機に氷塊した、というケース。一度疎遠になってしまった親子関係を修復させるには、ピッタリのタイミングですね。子どもの幸せな瞬間には立会いたいと思う親は少なくありません。
親が結婚に反対するケースとは?

相手の性格や態度が気に入らないケース
結婚の挨拶をしに来たものの、服装がきちんとしていなかったり、真剣みが伝わらない態度だったりすると、本当に結婚したいのか親が疑問を感じてしまいます。
収入面の不安があるケース
収入で幸せが決まるわけではありませんが、結婚するにあたって相手の収入を気にする親は多いもの。特に、借金をしてしまっている場合は、結婚よりも先に金銭面を立て直してほしいと思う親も。
年齢差が大きいケース
あまりにも年齢が離れていると、ふたりの価値観が大きくずれて上手くやっていけないのではないか、また将来安定して暮らせるかどうかを心配する場合もあります。
家庭環境の違うケース
相手と育ってきた環境があまりにも違う場合、金銭感覚や生活環境の違いから、結婚してから苦労するのではないかと心配して反対されることがあります。また相手が再婚の場合や、すでにお子さんがいる場合など、相手の過去に対して親が不安を感じてしまうことも。
交際期間が短いケース
交際期間が短すぎる場合、親としては勢いで結婚しようとしているのではないか、相手を理解しないまま結婚して、すぐに別れてしまうのではないかと心配になることも多いでしょう。
親がどうしても結婚を認めてくれないときは?

また、反対されてしまったからといって親子の縁を切ると勢いで言ってしまわないように注意を。親にとっては、子どもを大切に思うからこそ結婚に反対している場合がほとんど。お互いに本気で親子の縁を断ちたいと思っているわけではないはずです。結婚を反対されて、思わず強い口調になってしまう気持ちも十分わかりますが、落ち着いた状況で自分の意志の強さを伝えるほうが効果的です。
親が結婚を反対するのは子どもに幸せになってほしいから。まずは話し合いで解決を!
はじめは結婚を反対されているカップルでも、話し合いをきっかけに結婚を認めてもらえることはよくあること。反対する理由や心配している点に対して、解決策を伝えて親を安心させることが大切です。結婚を認めてもらっていない場合も、紹介した解決策を参考に少しずつ歩み寄ってみては?関連記事

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